2012年2月アーカイブ

「テトラポット」北九州公演、お陰様で無事千秋楽を迎えました。
ご来場頂いた皆さま、そして応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました!

北九州から生まれたこの作品を多くの方にご覧頂く事が出来、そして日々沢山の感想もお寄せ頂き
キャスト・スタッフ一同大変嬉しく思っています。本当にありがとうございました。

では、北九州公演千秋楽の感想を幾つかお届けします!


◎息をつかせないほどの演出の数々、繰り返される行動、それら全てがまるで観ている側を深い海の底までつれていくようでした。

◎いまお腹の中に子がいて、死んだ母はガンジス川に撒いたので、あー「ので」ではなくて、いろんなところが満ちました。
素晴らしかったです。どうもありがとうございました。

◎私から遠く遠くなっていく震災のこと。これからどう考えていけばいいのか分からないけれど、
言葉だけでない文字だけではない、何かを必死でとらえたい、と思いました。

◎柴さんの作品に興味があったのと、北九州芸術劇場プロデュース公演はいつも良品だと思うので来ました。
起きてしまったことは仕方ない。これからどうするのか...正にその通りだと思いました。私たちももっと考えなければ。

◎10年ぶりの観劇で、ステージを見ただけでワクワクしました。言葉のリズム、空間を行き来するストーリー、
頭で理解しようとしても分からない芝居の空間に久々に引き込まれた。疲労感もありつつ充実した感覚に最後なりました。
震災の事が重なり、心にズシンときました。

◎不思議な世界観でした。役者一人一人が本気で全力で演じている姿がとても印象的で感動しました。


そして今週金曜日から3日間、東京公演が開幕します。

最後まで精一杯走り抜きますので、引き続きご声援を宜しくお願い致します!

東京公演ご来場予定の皆さま、劇場でお待ちしております!

テトラポット感想レポート

「テトラポット」本日昼夜2公演、無事終了いたしました。
ご来場頂いた皆さま、誠にありがとうございました!

本日は土曜日という事で、昨日に続き本当にたくさんの方にご来場頂き
終演後のロビーも大変温かい空気に包まれていました。

キャスト、スタッフ一同本当に嬉しく思っております。
ありがとうございました。

では、たった今届いたばかりの感想を幾つかご紹介させて頂きます!


◎時間を行ったり戻ったりするのがとてもおもしろかったです。舞台の上だけでなく下まで使っていてすごかったです。
今こうして字を書いていることすらめちゃくちゃな奇跡なんだなと思えました。
 
◎終始一貫した雰囲気で通したのはすごいです。観る側にもそれなりの「覚悟」が必要な作品だと思いました。
 
◎今まで演劇はほとんど観てこず、もったいなかったと思います。今回の「テトラポット」は印象がすごく変わっていて、
暗転、光、音、声、どんどんひきこまれました。学生の時に柴さんの作品に出会っていれば、きっと演劇の世界を
目指してしまったと思います。きっと。

◎九州に住んでいると3月11日のできごとは本当に遠く感じます。けれども今日こんなふうに芝居をとおして、
あの日のできごとを思いおこさせられると思ってもみませんでした。
音楽とくり返しとに乗せて、かわいたリズムで重苦しくて壮大な物語を体感できた気がします。


いよいよ北九州公演は明日千秋楽となります。
13時開演、1時間前より当日券も若干枚数販売致します。

ワークショップも含め約半年以上の月日を経て創り上げられた
「テトラポット」の集大成を、ぜひ多くの方に観て頂けたらと思います。

ご来場、心よりお待ちしております!

テトラポット感想レポート

「テトラポット」本日お昼の公演も無事終了いたしました!
ご来場頂いた皆さま、誠にありがとうございました。

では早速、届いたばかりの感想を幾つかお届けしたいと思います。

◎何だかわからないまま引きこまれ、なぜだかわからないけど涙が流れる。またみたい。何度でもみたい。
「くりかえす波のように」とは、このことかも。

◎舞台にしかけがいっぱいでどこからだれが出てくるのか常にドキドキしてました。最初の語りの部分も、仕かけが
たくさんあって面白かったです。孤独の「生」をとるか、みんなと一緒の「死」を選ぶか...。むずかしい。

◎「ここ」って「海」ってどこなのでしょう?時間軸がずれ、戻り、重なって、進んで、あの人たちは、三太くんは、一体
どこにいたのでしょうか。最後のオーケストラ?はうっとりしました。音楽と時間って密接につながっている気がします。

毎日たくさんの感想をお寄せ頂き、本当にありがとうございます。
夜公演の感想もお楽しみに!

テトラポット感想レポート

「テトラポット」昨日の公演&アフタートークも無事終了いたしました。

金曜日の夜という事もあり当日券含め多くの方にご来場頂き
キャスト・スタッフ一同大変嬉しく思っております。

ご来場頂いた皆さま、誠にありがとうございました!

では昨日の公演アンケートより幾つか感想をご紹介したいと思います。

◎僕もテトラポーダの一人です。海に還る進化又は退化を生きている間に経験はできませんが、今生きていることの
大切さはかなさを考えて生きていきます。生かされていることをしっかり受け止め目をそらさず生きていきます。

◎初めて演劇を観ました。自分も作品の中にいるように感じ、すごく引き込まれました。とっても好きな世界が
目の前に広がっていた1時間45分。笑いもあり、涙もあり、心に残りました。すてきな時間をありがとうございます!!

◎ボレロが頭の中ぐーるぐるです。いやーよかった。これからは海の見方が変わると思います。
原初的なテーマを切り刻み、ストレートに伝える。人間賛歌だなぁ。関係のはじまりとおわりの場所。僕もいつか帰るんですよね。

◎最初はどういう話かと思ったが、次第に魅入られるように引き込まれてしまいました。わが星に相通ずるテーマも感じ、
この繰り返し感こそが柴さんの伝えられたいことなのかなとも思いました。芸術劇場のプロデュースセンスも感じさせる作品でした。

いよいよ北九州公演は残すところあと3回。

本日は13時開演/18時開演の2回公演で、
当日券も各回1時間前より若干枚数販売しております。

柴幸男が創り出した新たな世界を体感しに、是非ご来場ください!

テトラポット感想レポート

「テトラポット」本日昼夜2公演無事終了いたしました。
ご来場頂いた皆さま、誠にありがとうございました!

では、たった今お寄せ頂いたばかりの感想を
ひとつご紹介したいと思います!

◎正反合一、相反併存、反復転換、理非曲長、天地左右、前進停滞、沈殿上昇、
ありとあらゆる想像が自分でできました。

いよいよ公演も折り返しです。

観る程に色々な発見がある「テトラポット」。
まだご覧になられていない方は勿論、一度観てくださった方も
ぜひ今一度観て頂けると嬉しいです。

明日は19時開演、アフタートークもあります。
当日券は開演1時間前より販売いたしますので、ぜひご来場お待ちしております!

テトラポット感想レポート

「テトラポット」初日、2日目無事終了いたしました。
ご来場頂いた皆さま、誠にありがとうございました!

今回も沢山の感想をお寄せ頂きましたので
幾つかご紹介させて頂きます。

◎冒頭、登場・退場の仕掛けがすごくてかなり驚きました。映像的でした。
海と3.11からのイメージの広げ方が素晴らしかったと思います。

◎私は下関の人間なのですが、すべての言葉に聞き馴染みがあって良かった。
いろいろ行ったり戻ったりしていたからかもしれないけどたった105分しか
たってなかったのかと思った。また最初からしっかりみてみたい。
 
◎まず「演出」の面白さに拍手。作者の才気を感じる。舞台美術もいい。僕は昔いた
若松をなぜか思い出しました。ボレロがとても印象的だし効果的でした。
とにかく熱のはいった舞台で拍手、拍手。
 
◎何だか今何とも言えない気持ちです。色んな感情が揺れてます。ただ「面白い」とか
「感動した」とかではなくて心の奥から感じる何かがあって涙があふれてきました。
柴さんの演出は人をひきこむ力がすごいです。いっぱい色んな人に見て欲しいです。


本日は夜公演もございますので
19時開演、1時間前より当日券を販売いたします。

ぜひご来場ください!

テトラポット感想レポート

「テトラポット」プレビュー公演無事終了いたしました。

お陰様でたくさんの方にご来場頂き、誠にありがとうございました。

では本日届いたばかりの感想を幾つかご紹介したいと思います!

 

◎凄いお芝居にまた出会えました。観られて良かった。
柴幸男はどこまで昇華し続けるのだろうか?笑い、そして泣けてきた。そして、生きようと思った。

◎福岡に住んでいると2時46分と言われても最初はピンとこなかった。
こんな作品とは思っていなかったが北九州だったからこそ、つくることができたと思う。
大石氏名演。最後の20分は鳥肌が立った。

◎執拗にいくのか、気持ちよく推進するのか。僕はいずれにせよもう少し酔いたかった。
できれば気持ち悪くなるまで酔いたかった。
明日以降、こうでなくてはならないという美しさにたくさんの人が出会えるといいなと思います。がんばって下さい。

 

様々な感想をお寄せ頂き、本当にありがとうございます。

明日は19時開演、1時間前より当日券を販売いたします。

ぜひ劇場でお待ちしております!

明日プレビュー公演開幕!!

いよいよ明日より北九州芸術劇場プロデュース「テトラポット」開幕いたします!!

オーディション、ワークショップを経てお稽古開始となり
長かったような、あっという間だったようなこの数ヶ月間。

このブログではワークショップや12名のキャストの紹介を通じて
作品を創っていく過程をお伝えしてきました。

お陰様で明日20日(月)プレビュー公演、25日(土)13:00、26日(日)の公演は
前売予定枚数を終了しましたが、平日夜公演のチケットはまだお席があります。
ブログを通じて見守っていただいた作品がどんな舞台になるのか、ぜひ劇場でご覧ください。
劇場でお待ちしております!!

集合写真.jpgのサムネール画像

 

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                                               撮影:木寺一路

★「テトラポット」公演情報はこちらから
http://www.kitakyushu-performingartscenter.or.jp/event/2011/0221tetrapod.html

稽古場レポート

皆さまこんにちは、広報です。

「テトラポット」開幕までいよいよあと3日!!
舞台に立つ訳でもないのに、既に1週間以上前から
手に汗握るような緊張感に包まれている私です(笑)。

衣装合わせや舞台美術など、公演に向けて万事着々と進行。
先日はテレビカメラの取材も入りました!
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【J:COM北九州】
テレビ放映終了。2月20日(月)よりインターネット放映あり。
http://www.myjcom.jp/tv/channel/kitakyushu/society/news55.html
※作業の進行により若干放映開始日が前後する恐れがあります。

稽古場も次第に慌ただしくなってきていて
皆さんの演技も更に更に、熱がこもります。
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物語の中心を担う四兄弟の息もピッタリ!
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製作発表の際にキャストさんが「早くこの作品を皆さんにお見せしたい」と
言われていましたが、私自身もお稽古が始まって約1ヶ月強、
演劇の醍醐味である「熱」を日々肌で感じながら
「早く幕が開いてこの作品を一人でも多くの方々に観てほしい」
という思いが日増しに強くなりました。

柴さんの新しい挑戦、キャストの皆さんの思い、そして演劇の持つ力を
ぜひ劇場に体感しに来てください!!
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お待ちしております!!

★「テトラポット」公演情報はこちらから
http://www.kitakyushu-performingartscenter.or.jp/event/2011/0221tetrapod.html

作・演出 柴幸男さんインタビュー[後編]

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■今回は柴さんのお芝居では珍しく(笑)キャスト一人ひとりにきちんと役名があり、人を描きたいという
事でしたが、どのような人物像を描かれるんでしょうか?

役者さんが凄く面白く見えたらいいなと思っています。
僕の中にそんなに人のパターンとかがある訳ではないし、過去の作品でもあえて人に個性や中身は持たせず
、登場人物だけ単体で見たら漫画みたいというか、切り絵みたいにペラペラな感じなんですけど(笑)。
そこに役者さんが絡んでくると本物に見えるというか、役のキャラクター性がまた変わってくるなというの
を今回やりながら思って。

そういう意味で今回役者さんを凄く頼っているし、役者さんの魅力と役のキャラクターを混ぜ合わせなけれ
ばダメだなっていうのがあるので、人を描くというか、役者さんを描かなければというのは凄く思ってますね。

■始めの人物設定の段階から、役者さんをかなり想定されていたという事でしょうか?

そうですね。登場人物の設定を描くうえでも、そこにどう役者さんの色が乗っかってくるかというのは相当
考えました。東京にいる時は、チラシの顔写真を切って机にそれを並べて見ながら書いてたんですよ(笑)。

今回稽古前にワークショップをやったのも凄く良かったし、尚且つ稽古開始直後に「これは違う」と思った
ら台本の設定を変えたりもしてその人に合うように、その人が面白くなるようにしました。

今までは途中でお話や役の設定を変えるっていう事はしなかったんですけど、今回は"人を描く"というの
があったので、役者さんが面白い感じになるのであれば、その人にあわせて設定を逆転しちゃったりしても
いいかなと思って。

■台詞の中には方言も入ってきていますよね?

方言は凄く助かりますね。
書いてる段階で標準語だと成立しないな、このままやるとダメだなって思っていたものを役者さんに言って
みて貰うと、方言になるといけるっていう台詞がかなりあるんですよ。方言があるお陰で突っ込んで話を作
れるし、今回僕にとっては方言がなかったらキツかったですね。

普段人が喋らないような言葉と方言がくっつくと、不思議な感じがして面白いんです。"詩"みたいな事な
んですけど、標準語で言うと気取ってる感じになるのが、方言にまぶされると単語としては違和感があるん
だけどなぜかグッとくる、っていう不思議な感覚があって。

市民劇や地元の愛知でお芝居を作った時に多少方言を使ったりはしましたけど、それでも今回みたいな活か
し方というか、方言を利用したりはしていなかったですね。

■柴さんは過去のお芝居では殆ど"音楽"を用いられていませんが、「わが星」ではラップ、そして「テト
ラポット」ではボレロを用いられています。音楽に対しての考え方の変化はあったのでしょうか?

人(=役者)が料理の具材だとすると、そこにありものの曲を加えるのはケチャップとか調味料をかけてる
感じで、うまく合えばいいんだけど合わないと完全に分離するというか、そうじゃなくしたいなというのは
ずっと思っていて。ままごとの「わが星」では曲をかなり分解して芝居に組みこみながら料理しました。

その後、リーディングの「わが星」の時は□□□(クチロロ)の三浦さんが現場にずっと一緒に居てくださ
って、僕がままごとの「わが星」でやってた分解よりもさらに細かく分解して、ほとんど材料と同義になる
というか、料理を作ってる最中からちょっとずつ入っていくから分離は出来ない、みたいな感じが凄く面白
かったんです。こんな事が出来るんだったら、もうちょっとやってみたいなと思ったんですよね。

■なぜ「ボレロ」だったんでしょうか?

もともと"繰り返し"の音楽が欲しいなっていうのは決まっていて、ロンド形式とかカノンとかボレロとか、
要は変奏曲を探していたんですけど、最終的にボレロを選んだのはボレロは楽器が増えていく事で曲自体が
展開していくっていう構造を持っていて、メロディーは二個しかなくて全然変わらないんだけど、何が変わ
るかといったらスピードと音量と、楽器の数・種類が変わるだけなんです。それが凄く面白いなって思った
からです。

これからも色んな作品を作ると思うんですけど音楽は長くかかる研究テーマというか、これまで僕は音楽を
やった事もなかったし出来る事も少ないので、挑戦し甲斐がありますね。

*************************

2回に分けてお送りした柴さんのインタビュー、いかがでしたでしょうか?
「テトラポット」という作品のこと、そして作家・演出家としての柴さんのこれまでとこれから、
色々な発見がありました。

公演まであと5日。
今回のお話からそれぞれに想像を膨らませながら、開幕を楽しみにして頂けたらと思います。

柴さん、お忙しい中ご協力ありがとうございました!

★「テトラポット」公演情報はこちらから
http://www.kitakyushu-performingartscenter.or.jp/event/2011/0221tetrapod.html

作・演出 柴幸男さんインタビュー[前編]

いよいよ「テトラポット」開幕まであと6日!
お稽古も大詰めに入ってきました。

本日と明日は、2日間に渡って柴幸男さんのスペシャルインタビューをお送りします!
現在のお稽古の事なども交えつつ、様々な角度から「テトラポット」の魅力についてお話頂きました。

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■北九州に来て約1ヶ月、まちには慣れてきましたか?

そうですね。始めの方は旦過市場で野菜を買って、ご飯を作って食べたりもしてたんですよ。
今はちょっと忙しくなってきちゃったので出来ていませんが(笑)。

■柴さんが北九州で好きな場所、はありますか?

僕はやっぱり川が凄く好きで、稽古に来る時はTOTOの工場の方から勝山公園あたりまで川沿いを自転車で走
って来るんですけど、それが凄く気持ちいいです。

■昔から川がお好きなんですか?

実家が川の傍だからっていうのもあると思うんですけど、以前、東京の多摩川沿いを走る電車の中でお芝居
をやる企画があって。その時に実際に多摩川沿いを歩いてみて、川が出てくる話を書いたんです。そこから
だんだん自分にとって川とか水とかの近くに住むことが気持ちいいし、快適なんだなって事を思い始めまし
た。多摩川の駅にも小さな古墳があったんですが、昔は水道とかも整備されてないし、もともと人って水の
近くにしか住めないんですよね。

北九州は、リバーウォークと紫川があるだけで相当僕の中でポイントが高いんですよ(笑)。

■「テトラポット」も水=海が舞台になっていて、製作発表の際には3.11との関連性についても語ってくだ
さいましたが、柴さんは3.11をどのように体験されたのでしょうか?

僕は地震自体をリアルタイムで感知はしていないんです。
ちょうどその時岐阜県で市民劇を創っていて、岐阜も結構揺れて周りは皆気づいたらしいんですけど、僕は
一切分かっていなくて。それでふつうに稽古をしていたら、終わった頃にはテレビの映像とかが凄い事にな
ってた...という感じで。

でもその後だんだん情報も入ってきて、自分も東京に帰ってから、例えば"モノがない"とかいう事は凄く
あったんですよね。あと停電の問題とか。そういう間接的な被災と、直接的な地震の被害の映像とが、なか
なか自分の中で折り合いがつかなかったんです。映像としては見るけど自分の目の前にそれはないし、凄く
断絶しているというか、どこでその状況が起こっているのか?っていうのがあって。

それでどうしようかなと思っている時にちょうどバスの便数が増えてきたので、実際にいわきに行って以前
お世話になった方に会ったり、映像で見ていたものにかなり近い被害の状態を見たりしました。そのあたり
の事がぐちゃぐちゃに混ざりながら、結論が出る訳ではないけれど、今回の作品にも出てきちゃったという
感じですね。

■柴さんはこれまでの作品でも誕生と消滅、生と死―について描かれる事が多かったですが、3.11以降
何か死生観に対する変化や、作品への影響はありましたか?

何かが生まれて何かがなくなる―ことさら死を取り扱おうって事はなくても、突き詰めるとこれまで死ぬ話
しかやってこなかったんですけど(笑)、今回はいつもと反転してると思うんですよね。

「わが星」の感想で凄く面白かったのが「よし!じゃあ死のう!」みたいな感想があって。それは死ぬのが
怖くないというか、死をどうやって受け入れるかっていう事だと思うんですね。もともと「わが星」では、
人が死ぬ事じゃなくて、自分が死んで消える事への肯定っていう事をやっていたので。

今回の「テトラポット」でも、一個一個の死が大きな意味を持たずシュッと死んでたりするんですけど、今
までは死ぬ事で終わっていた話が、今回はもう一度生き直すというか、生きる方へともう一回押し出される
人の話になっている。今までは死を受け入れたり、落ち着かせたりしている人の話を書いてましたけど、今
回はまだ死んでない人、生きなきゃいけない人達の方を書こうとしてるんですよね。

最初は同じつもりで書き始めてたんですけど、後々だんだん出来上がってくると、今まで書いてきた傾向や
作品と反転しているな、と思いました。

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【後編に続く】

「テトラポット」メディア露出情報

【テレビ】
2月14日(火)18:55、20:55、21:55、23:55リピート放送
J:COM九州「ニュース55北九州」
※お稽古の様子と柴幸男さんインタビューが紹介されます

【ラジオ】
2月19日(日)20:30~cross fm「北九魂」 
出演:柴幸男さん

2月20日(月)11:00~cross fm「green life」 
出演:劇場広報

【WEBインタビュー関係】※サイト名クリックで各サイトへ移動します。

Fukuokaナビ
シアタービュー フクオカ
リバーウォーク北九州「オリバログ」

ぜひチェックしてくださいね!

なおチケットの方は、2月26日(日)は前売予定枚数を終了しました。
その他も残り少なくなってきている回がありますので
ぜひお早めにお買い求めください!

★「テトラポット」公演情報はこちらから
http://www.kitakyushu-performingartscenter.or.jp/event/2011/0221tetrapod.html

オレンジ色のジャージを身にまとい、いつでもおしとやかな女性。と言ったら。


そう、荒巻百合さんですね。
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ここではそんな、ステキなゆり様のご紹介をさせていただきます!


まず、ゆり様のエアバレーボールでの戦闘能力をご紹介します。


ゆり、ゆりさん
Lv.☆
性格:おしとやか
特性:オレンジ
持ち物:赤い水筒

HP:121 
攻撃:80 
防御:71 
特攻:177
特防:125
素早さ:155


井戸端アタック
男性陣からもどこに行くかわからない...と恐れられている最強アタック

あーいレシーブ
ボールに吸い付くようにとりにいく不思議なレシーブ

にらみつける
この攻撃は男子をひるませ、女子の協調性を高めるというダブル効果がある

クールサーブ
「いくよー」の一言とともにはなたれるサーブは百発百中


女性陣に、「交代しようか。」
という優しい一言を言ってくださるゆりさんは女性陣には欠かせない存在です。


次に普段のゆり様をご紹介します。たくさん箇条書きしていこうと思います。

ゆり様はよくバナナを食べています。そして、おにぎりも食べています。

ゆり様は念入りにストレッチをしています。よくアキレス腱を伸ばしています。

ゆり様はオシャレさんです。不思議なチャックのついたパンツをはいていました。そして、かわいい帽子をかぶっています。

ゆり様は太っ腹です。生姜黒糖やバームクーヘンといったありがたいものをケイタリング置き場に差し入れしてくれます。

ゆりさんは映画好きです。フランス映画やドイツ映画に詳しいようで、今度オススメ映画のリストをくれるそうです。

ゆり様は、風邪には葛根湯だそうです。

ゆり様はオレンジのジャージ上に緑色のジャージ下、黄色のレッグオーマーと柑橘系の色が好きなようです。メガネもオレンジです。

ゆり様のジャージはアディダスが多いです。アウトレットに行くといいそうです。

ゆり様に恋愛話をするといろいろ教えてくれます。

ゆり様の方言はなんだか特別な気がします。さすが、ゆり様。

ゆり様は、鎌倉五郎の半月といううさぎの描かれているクリームが入ったお菓子が好きなそうです。

ゆり様の好きな技はチキンウイングフェイスロックだそうです。

そう、ゆりさんはおしとやかな上にプロレスに詳しいのです。

プロレスの雑誌にプロレスガールとして載ったとかのらないとか...
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おしとやかで活発的
なんと魅力的な女性なんでしょう。

そんなゆり様の役はとってもおもしろいです。私はいつもそでで笑ってしまいます笑


そんな魅力的で謎おおきゆりさんをぜひ、観にきて下さい☆

私は毎日、ゆり様に会ってもっとゆり様の本性を暴いていこうと思います。

では、この辺でよねづでした。


ゆり様
ベストショット
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「イェ~イ」

女優 米津知美

こんにちは!藤井俊輔です。よろしくお願いします!

♪♪♪~今日の「北九州芸術劇場熱大陸」は、
役者「米津知美」さんです。♪♪♪~

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彼女が生まれたのは静岡県静岡市、
高校は浜松市で、行きは1時間、帰りは2時間で通学していたと言う。
なんとも不思議な、、あの、あれだ、、通学だ。

米津さんは音大に通ってます。

1月某日

そこには、人一倍声をだして、元気な米津さんがエアバレーをしていた。

(ここでエンドロール)♪♪♪~
とても負けず嫌いで、何事にも一生懸命
な米津知美さん。

「北九州芸術劇場熱大陸」は、
これからも彼女の活躍から目が離せないだろう。♪♪♪~

期待のスーパールーキー・フジ!

ついに回ってきました、キャスト紹介ブログ。
今回は、ワタクシ、ヒガシユキコが藤井俊輔くんを紹介させて頂きます。
藤井くんは、皆から『フジ』と呼ばれてます。
今回の座組の中で最年少です。
はっきり言って若いです。
そしてイケメンです。

それもそのはず。

彼はモデルという別の側面も持っているのです。
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女子に好まれそうな、ちょっとカワイイ要素も入った、なかなか侮れない風貌の若者です。
笑顔がシャイな感じで、とってもキュートです。
稽古前のアップで行われるエアバレーでは、跳んでは打ち、跳んでは打つという身体能力も披露。
気を遣ってくれたり、真面目だったり、時にはやんちゃな一面を見せてくれることもあります。
めっちゃオモロくてイイ子です。
そんなフジですが、大きな舞台は今回初めてだそうです。
フジに、今回の現場の感想をきいてみました。

フジ:稽古場ではいつも探っている感じ。自分の芝居で合っているのかわからず、こわいと思うことも。でもすごく楽しいです!

今回の作品の中で、フジはなかなか重要な役の一つを担っております。
皆さん、ぜひ本物のフジを、『テトラポット』という素敵な作品とともに、会場に観に来てください!
ちなみに下の写真は、リバーウォークのビジョンで流れている『テトラポット』のCMにて、フジが出た瞬間を撮ったものです。
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アタックNO1!ユキコ・ヒガシ

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ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
外は寒いが、稽古場は熱い!!
9日の顔合わせからほぼ毎日、13時から20時のお稽古の中でチームテトラポットの体温は、
ジワジワと上がっております。

私、原岡梨絵子がご紹介するのは、ヒガシユキコさんです。
何故にフルネームがカタカナ?東を「あずま」と間違えられるからと以前話を聞いた気が(笑)
全てカタカナにする潔さ、素敵です。座組では、ヒガシ、ゆきんこと呼ばれています。

ゆきんこには、私が所属する劇団ショーマンシップに2度客演してもらっています。

北九州芸術劇場には、リーディングセッションvol.10『魔法の万年筆』、リーディングセッションvol.15『番町皿屋敷』、リーディングセッションvol.17合唱交響曲『わが星』、プロデュース公演『BEN』、リーディングセッションvol.19『ロング・クリスマス・ディナー』に続き、今回で 6度目の出演で、常連の女優さんなのです。


暖かい深みのある声と、演技に対する真摯さ、ピュアさ。

時々照れたような困ったような恥じらいのある笑顔をします。大人と少女をいったりきたり。
ゆきんこの透明感は10年後も変わらないでしょう。


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最近はまっているもの、トウガラシ梅茶。差し入れに持ってきたら、気に入ってくれてすぐに
購入先を聞かれました。好きになったら一途にはまるのでは。
ちなみに、マイケルジャクソンの生粋のファンです。

そして、最後にお見せしたいのが、この勇姿!
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男女対抗のエアバレーでゆきんこの放つアタックは、男子をなぎ倒し女子を勝利へ導いてくれます。

『テトラポット』では、ゆきんこのどんな一面が見れるでしょうか?
お客さまにナイスアタックを決めてくれると思います。

劇場にてお待ちしております☆

稽古場レポート

皆さまこんにちは、広報です。
先日から随分と寒さが増してきましたが、風邪などひかれていませんか?

テトラポット初日まであと2週間とちょっと。
稽古場は日に日に熱さを増しております!

先日の製作発表のブログで"海の底に沈んだ教室が舞台"という事を
お伝えしたかと思いますが、
"あるもの"の登場で一気に稽古場が教室っぽくなりました。
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そうです、昔懐かしい机と椅子です!
しかしなぜ倒れてしまっているのでしょうか...?答えは公演にて(笑)。

お稽古の方も日々順調に進んでおります!

最初は1つのシーンを繰り返す...という形のお稽古だったのですが、
最近はそのそれぞれのシーンを繋げて行うお稽古が行われているので
舞台のスピード、リズムをより一層感じられるようになりました。
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(写真左)ご自身の出番でない時も、傍らから真剣に見守るキャストさん達。
(写真右)とあるワンシーン。奥から見つめる大石さんの視線が気になります...。

そういえば先日、舞台美術の模型を見ることが出来ました。

A3位の箱の中に本物さながらの模型が造られていました。
皆さんが劇場に足を踏み入れた途端
一気に物語の世界へワープして頂けるのでは?と今から楽しみです。


と、舞台の細かな内容についてはあまりお知らせ出来ないため
ここで少し稽古場のご紹介をしてみたいと思います!

まずこちら。
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キャスト紹介リレーで「ケータリングのチョコの消費量が...」なんて一節があったかと思いますが、
稽古場の脇にはこちらのケータリングコーナーがあります。ちなみにこの日は差入れをいただいたの
で、いつもより豪華バージョンです(笑)休憩時間にはここで一息ついたり、これが美味しい~なんて
教えあったりと和気あいあい。
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メディアに紹介された記事なども貼ってあります。皆さんにもこれから様々な場所で目にしたり、
耳にしたりして頂けるかと思いますので、ぜひチェックしてくださいね!

そうそう。稽古場の片隅には、製作発表の際に登場したテトラポットが...。
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正式名称は「テトラぐるみ」。写真では認識しにくいのですが、実は2色あります。公演の際にはどこか
で目にして頂けるかも!?(なかったらゴメンナサイ...)

その他、稽古場の床にはテープが貼ってあったりも。
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【B】は"バトン"のB。バトンとは、劇場の天井にある照明などを吊る棒の事で、公演が行われる小劇場
と稽古場では構造が異なるため「実際はこのあたりから照明があたる」とか、そういった目印になるのです。


ひとつの舞台というのは、本当に色々な人が関わって、色々な想いが寄り添って
出来上がっていくんだな、とそんな事を改めて感じている今日この頃。
そしてもちろん舞台の最終形は、足を運んでくださる皆さまがいてこそ出来上がります!

ぜひ劇場でお待ちしております。

★北九州芸術劇場プロデュース「テトラポット」公演情報はこちらから
http://www.kitakyushu-performingartscenter.or.jp/event/2011/0221tetrapod.html

キャスト紹介。原岡梨絵子さん

寺田さん撮影(原岡さん)<縮小>.jpg 
先週から急に寒くなりましたね。雪も降りましたね。
ほぼ一日中稽古場に居るので、外が寒かろうと暑かろうとどーでもいいです。
さて、キャスト紹介も中盤を過ぎて残す所あと4?5人?ってとこでしょうか。
寺田が紹介させていただく方は、劇団ショーマンシップ所属「原岡梨絵子」さん。

お会いしたのは初めてです。
なので同じ舞台に立つのも初めてです。
原岡さんはみんなにリコさんと呼ばれています。
梨絵子の絵を取って梨子なのでしょうね。
稽古始まりにウォーミングアップを兼ねてエアーバレーたる物をやります。
エアーバレー:(ボールは無し。目に見えないボールを追って男子対女子で汗だくになりながら
バレーボールをし、いつも男子が勝って女子が悔しがったりする遊び。)
で、リコさんは女子の選手兼監督。
監督ですから、女子のリーダーですね。
どうやら背中の骨を痛めているようで少々心配ですが、エアーバレーではピョンピョン
飛び跳ねているので大丈夫なのでしょう。。
女子のリーダー的存在であり、落ち着いた感じもあり、大人の女性といった雰囲気があり。。
からのギャップとでもいいますか、時折、なんか小学生か!、いや園児か!、
首からちっちゃなくまさんのポシェットを下げて出勤して来られます。

くまさん<縮小>.jpg
これには何が入っているのでしょうか??
が入っていますか?小さいやつ。。

先日リコさんからとうがらし梅茶を差し入れで頂きました。
ありがとうございます。

まだまだ半月の稽古でどんな性格の方なのかまでは解りませんが、てか終わっても解らないかもですが、
おそらく、おそらくですが、ハキハキした、白黒はっきりしてる人なんじゃないかなーと思っています。
いつもニコニコしてるので怒ったらこえーだろうなとも思ったり。
白黒はっきりしてて、怒ったらガブっ!!って噛みつかれたりして、まるで海の○○○のような。

北九州芸術劇場プロデュース公演について

2008年よりスタートした【北九州芸術劇場プロデュース公演シリーズ】とは
1.北九州を感じさせる脚本内容
2.第一線の演出家が、一ヶ月以上北九州に滞在して創作
3.出演者は北九州・福岡をはじめ地元の人材を中心にオーディションで選抜
4.スタッフも劇場や地域のメンバー中心の布陣
5.東京公演を実施し、北九州から全国へ良質の演劇を発信
という5つのコンセプトをもとに創られています。

2012年10月

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