今年で晴れて20回。北九州国際音楽祭への関心は、喜ばしいことに例年以上に高い。 北九州市から内外の檜舞台に羽ばたいた俊英、才媛と音楽祭ゆかりのトップアーティストが勢ぞろいした響ホールでのガラ・コンサート、それに西日本工業倶楽部でのアリス・紗良・オットのピアノ・リサイタルは早々に完売。 名門パリ管弦楽団と中国の鬼才ピアニスト、ラン・ランによるフィナーレ公演への声援も熱い。 ラン・ランが今秋の日本ツアーでベートーヴェンのピアノ協奏曲 第4番を弾くのは北九州国際音楽祭の公演だけです。 いっぽうパリ管弦楽団十八番の幻想交響曲を心待ちにしている人も、数知れないでしょう。 芸術の秋を迎え、どうもパリ管のチケットは最終争奪戦の様相を呈してきました。