北九州芸術劇場 学芸ブログ

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2008年05月26日 10:00

シアラボ08レポート 5月26日(月) 古賀陽子

H2O流星えんじん『無邪鬼』
3公演無事終了しました。

みなさまのお陰で、

3公演ともほぼ満席になりました。

ご来場いただいたみなさま。

本当にありがとうございました。

全公演終了後局長の泊さんが、

本番を迎えて物語が繋がった。

と仰っていました。
これは、私どもの未熟さではあるんですが

お客様の暖かい目と、生の反応がそうさせたのではないかと思います。


5月25日をもちまして

H2O流星えんじんは解散しました。


公演後、講師のみなさまから頂いた言葉の中に

これからラボ生達がここで学び、感じたことで今後何をしていくのか楽しみにしていると。

直接でなくても、風の噂でもあの子があんなことしてるよ。

と聞こえてくるのがうれしいと。

この『無邪鬼』という台本は
大人になりきれない子に親のような愛情を注ぎ、

願いを叶える「職人」という存在があります。

私達もこの公演で

私達だけでは成しえないたくさんの事を叶えていただき、

惜しみない愛情を注いでいただきました。

そして
この台本と、経験も性格もバラバラの私達をまとめ

愛してくれた演出の池田さん。

いろんな方法で私達に伝えてくれました。

なかなか私達が理解できず

もどかしいことだらけだったと思います。

でも最後まで見放さず、愛して下さいました。


私たちはあの空き地からそれぞれの日々に帰っていきます。


あの暖かい場所から巣立ち、これから何をしてくのか。

舞台を見てくださったみなさま。

今この文章を読んでくださっている方。

どうか

私達をいつかどこかで何かのひょうしに見かけることがあれば

「あー、やってるんだな」ってほくそえんでやってください。


H2O流星えんじん

2008年05月25日 10:01

シアラボ08レポート 5月25日本番2日目 古賀陽子

『無邪鬼』本番の最終日です。

舞台上に長い尻尾が現れます。
オープニング

オープニング2
色とりどりのカキワリを持って

無邪鬼たちが現れました。

魔法でタバコが現れる
ヨロズが願えばどんなことだって魔法でかなっちゃいます。


職人たち
でもその魔法を作っているのは目に見えない職人たち。

変身!
職人の手によって

大人たちも無邪鬼や牛に変えられてしまいます。

IMG_1671.jpg
演出の池田さんも出演しました。

観にきてくださった方に
昔、魔法が使えていたあのころを思い出してもらえたかな?

2008年05月24日 10:00

シアラボ08レポート 5月24日(土)本番1日目 古賀陽子

『無邪鬼』初日に
作者の横内さんが来てくださいました!

左、横内さん。右、局長泊さん。
初日乾杯にも参加していただきました。

初日乾杯
楽屋で初日乾杯しましたー。

左、ラボ生北神さん。右、照明講師乳原さん。
乳原さんありがとうございます♪

2008年05月23日 10:02

シアラボ08レポート 5月21日(水)稽古 能美沙織

本番まであと三日!みんな、役者としてもスタッフとしてもエンジン全開です。
だけどここにきて、不安や焦りが出てきます。

そんなとき思い出すのが劇中の牛のうたです。まるで今の私たちのことを歌って
いるかのよう、と池田さん。

今はまだ先が見えないけれど…

本番がより良いものになるよう、みんなでがんばっていきます!

残り時間は少ないけれど、まだまだ変われる!

最後の最後まで、流星のごとく駆け抜けます。

2008年05月23日 10:01

シアラボ08レポート 5月23日稽古(金) 能美沙織

いよいよ、明日から本番です。
今日は最後の追い込み。みんなの気合いも頂点に達しています。

小劇場空間に「魔法」がかかりつつあります。

当日券もありますので、ぜひご来場くださいね。
熱いえんじんがフル稼働する様子を、お楽しみに!

2008年05月23日 10:00

シアラボ08レポート 5月23日(金)稽古場すきまレポート 古賀陽子

上、ラボ生松尾さん。下、ラボ生高野さん
↑稽古場でストレッチできるのも後2日間。

歌の練習中
↑劇中にちょっと歌うところがあります。

一人が歌うと自然にみんな歌いだして

なんか集まってきて

こんな状態になりました。

ラボ生平林君
↑彼は舞台美術担当です。

でもこれが衣装なのです。

どーゆーことでしょ~?

劇団きららの宗さん
↑メイクを手伝ってもらいました。

あー
稽古日誌にも書いてますが

明日本番です。

みなさまに劇場でお会いできることを
H2O流星えんじん一同

心よりお待ちしております。


2008年05月22日 10:00

シアラボ08レポート 5月21日稽古場すきまレポート15 古賀陽子

左、ラボ生松尾さん。右、ラボ生高野さん
↑シアラボ稽古後に今日の反省や改善点を話すためにリバーウォークのスタバにみんなで行ってます。

話すだけでは飽き足らず、

外で動きまでやっちゃいました。

高野さんの手
↑いきなりですが、高野さんの手です。

毎日舞台の製作の為にペンキを使うのでなかなか取れません。

マネキュアみたい!

働き者の、きれいな手じゃ~

土管の中から顔を出す局長
↑アフタートークの並びを考えているところです。

全然そう見えないけど。

演出の池田さんが『土管の中から話したらいいんじゃない』

と言ったのでやってみました~

えー

却下ですな。

演出助手の市原さん
↑代役をしている市原さんです。

この日は場当たりをしていたんですが、

役者が1人これなかったので市原さんが代役をしました。

しかし代役であるはずの市原さんが一番目立つ結果に・・・。
役者陣もっとがんばろー

2008年05月21日 10:07

シアラボ08レポート 5月16日(金)稽古 大畑佳子

稽古場にて組まれた舞台で行う最後の稽古。
えっ、もう仕込みですか??

えっ、もう劇場入りってヤツですか??

早い早い、早いよ~~~。



昼に一度、夜に一度、通し(流し)稽古。

24日土曜日は2回公演なので、

この程度でへばってなんかいられない。

まして、まだまだ登山の途中なのだ。

てっぺんはまだ遠いのだ。

うんとこしょっと。

よっこらしょっと。

みんなで登るんだ。



ちょっと太陽がのぞいたかと思うと、雨が降ったり突風吹いたりですけど・・・。



『無邪鬼』という戯曲を、

私達の手で、よちよち歩きから立派な成人へと変身させたいのです。

グレることなく、真っ直ぐに。

そのためには、わたしたちが真っ直ぐあらねば。

もっと深いまなざしで、全てを見たい、ですね。


2008年05月21日 10:05

シアラボ08レポート 5月17日(土)稽古 矢野有美

5月17日。ついに来ました仕込み初日。
10時から仕込み開始。

音響チームは仕込み図面をもとに、まずは機材搬入。

スピーカーにアンプにケーブル、マイク等…私達の公演において音の演出に関わるモノ。

これからよろしくお願いします(敬意)。

機材を搬入しているうちに照明チームが照明機材を吊すバトンを降ろしてライトをたくさん吊っていました。

音響チームもスピーカーを吊ってケーブルを這わせる。

照明との連携プレーを発揮☆続いて午後に予定していたアンプ仕込みまで行ないました。

午前中は順調に仕込みが進んで、午後から舞台美術チームが舞台をつくりあげている間、音響チームはミキサー仮仕込み。
ミキサー表を見ながら、オペレーターが設定しているところを見ていたんですが、………よくわかんない!?

実際のスピーカーでどの音をどんな場所で聞こえるようにしたいかを設定していたのではないかと思います。

そして、夕方に照明と音響の吊り機材の高さを決め、客席が出て、ミキサー本仕込み。

ミキサーに何十本ものケーブルを接続し、ちゃんと繋がっているか、スピーカー・ラインチェック。

講師の杉山さんから、ケーブルを接続する際に教わった、納得のひとこと。

「見た目が美しくないと美しい音は出ない」

ノイズの発生が少なくなることにも繋がりはあるけど、

やっぱりきれいにしている方が気持ちいい。

これを教わってから、

音響チームの仕込みのコンセプトは「美しく」かつ、

バラシやすくを目標に行われました。

そしてなんとか初日終了。
スタッフ決めた時からずっと楽しみにしてたので、終始笑顔で、終始ワクワクと

ドキドキを持って作業をしました。

これからどんな舞台になっていくか、どんな舞台にするか。楽しみですo(-)o

2008年05月21日 10:03

シアラボ08レポート 5月18日(日)稽古 松尾ひとみ

小屋入り二日目。
前日同様に舞台、照明、音響の3つの班に分かれて昨日の続きです。

舞台班の私は前日の舞台設置でいろんなところが、筋肉痛。

だけど、仕込みも勉強なので、スチールデッキの立て方やパンチの引き方など、
何にもない劇場をどのようにして舞台に造り上げて行くかを丁寧に教えていただき、学びが沢山でした。


夕方からは1ヶ月間ずっと稽古でお世話になった稽古場で最後の通し。

舞台も音響もない中、役者だけでどこまで伝わるものができていたのか。


ただ、私の役は職人の一人なので、仕込みで感じた講師の先生を始め

多くの支えてくださっている関係者の方々の想いがオーバートラップして、

演じながらちょっと泣きそうになっていたのでした。


仕込みに入って更に増したこの気持ちを、役に生かし本番を迎えたいと思います。


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講師プロフィール

俳優講座/演出
池田美樹(いけだ みき)

1963年生まれ、熊本市出身。劇団きらら代表。劇作家、演出家。 1985年、劇団旗揚げ以降TV・ラジオ・司会・イベント演出など多方面で活動中。2004年には上海国際小劇場演劇祭に招聘される。2005年、第40回「熊本県文化懇話会新人賞」受賞。現在は演劇を使ったワークショップ活動も展開。熊本大学非常勤講師、RKK学苑「アナウンス講座」講師など。ものつくりのときの信条は「美しいのに愛嬌もあり」。
照明講座
乳原一美(ちちはら かずよし)

東京都出身。1980年(株)アートステージライティンググループに入社、舞台照明家・沢田祐二氏に師事。1986年劇団四季に移籍、照明部課長。拠点公演・全国公演・海外公演をはじめ、全国各地のキャッツシアターや福岡シティ劇場・四季劇場等の舞台照明設備を設計。2000年四季を退団。2003年より「北九州芸術劇場」技術課照明係長。
舞台美術講座
柴田隆弘(しばた たかひろ)

1976年生まれ。兵庫県出身。1997年大阪芸術大学舞台芸術学科舞台美術コース卒業。在学中に南船北馬一団の旗揚げに参加。関西の小劇場を中心に活動中、美術プランから大道具製作まで関わることが多い。主な美術担当劇団、「スクエア」「劇団八時半」「飛ぶ劇場」「劇団世界一団」など。日本舞台美術家協会会員,第28回伊藤熹朔賞新人賞受賞。
音響講座
杉山 聡(すぎやま さとし)

1973年生まれ。東京都出身。専門学校を卒業後、20歳で音響会社(株)ステージオフィスに入社。以降9年間、国内外を問わず、「燐光群」や「伊藤キム+輝く未来」をはじめ演劇やコンテンポラリー・ダンスなど数多くの舞台に音響スタッフとして携わる。2003年4月より北九州芸術文化振興財団職員として北九州芸術劇場 音響係に配属。