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劇場あれこれ2012年09月14日

今日の劇場 2012.09.14

【山海塾リヨンレポート①】広報のいわは、北九州で1月に上演する山海塾の新作の世界初演に立ち合うため、フランスのリヨンに来ています。北九州芸術劇場が共同プロデュースを行っている山海塾の新作。初演開幕までの流れを、リヨンの様子を合わせてリポートします。


【山海塾リヨンレポート②】今回の作品は、北九州芸術劇場×リヨン・ダンス・ビエンナーレ×パリ市立劇場×山海塾nの4者による共同プロデュース。世界初演となるリヨン・ダンス・ビエンナーレは、2年に一度、リヨンで開かれるダンスのフェスです。
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【山海塾リヨンレポート③】こちらは初演の前日に行われた山海塾・天児牛大氏の会見の様子。フランス国内外からプレス関係者が集まり、新作のコンセプトや着想、舞踏の概念などについて質問がありました。
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【山海塾リヨンレポート④】そしてこちらが山海塾の新作が上演される、リヨンのオペラ座。ビエンナーレのメイン会場で、山海塾の作品がトップバッターをかざります。
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【山海塾リヨンレポート⑤】これまで山海塾の新作は、フランス国内ではパリでしか観る事ができませんでした。それが今回リヨンで創作・初演ということで、リヨンの方々はとてもエキサイトしていました。もちろんチケットはすでに全公演ソールドアウト!
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【山海塾リヨンレポート⑥】見づらいですが...リヨン・ダンス・ビエンナーレに参加する蒼々たる面々。今回のビエンナーレには「リヨンで第一線の作品を創る」「多様な作品の上演=観客を創る」「市民が創る」という3つの切り口があります。
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【山海塾リヨンレポート⑦】山海塾は、この中の「作品を創る」というカテゴリーで招聘されており、世界の第一線で活躍するカンパニーとして、リヨンで新作の滞在製作を行っています。日本でも知られているヤン・ファーブルやイリ・キリアンの新作も、ビエンナーレで上演されます。


【山海塾リヨンレポート⑧】リヨンのオペラ劇場は、フランスの国立劇場で、外観はオリジナルの状態を残したまま、内部は大幅に改装されています。床から天井までオール真っ黒なので、写真が撮りにくく...こちらは元々の建物の様子をうかがえるホワイエです。
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【山海塾リヨンレポート⑨】いよいよ初演間近...ということでオペラ座の周りにも観客の方々が集まってきました。昼間はストリートダンスの練習をする若者がたくさんいて、伝統と新しい勢いとが共存する、とても魅力的な空間です。
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【山海塾リヨンレポート⑩】そしてこちらが待望の新作のタイトル(フランス語版)です。UMUSUNA: Memoires de'avant l'Histoire(Memoiresの最初のeにアクサン)。
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【山海塾リヨンレポート⑪】UMUSUNAは「生まれた場所」といった意味を持つ言葉。会見で天児さんは、この概念を拡張する事で、特定の場所ではなく、私たちが生まれた場所としての地球、今現在の世界といった解釈もできるのではないか、とおっしゃっていました。


【山海塾リヨンレポート⑫】リヨンのオペラ座は、オペラ専用劇場なだけあって、すばらしい音響。座席は舞台を取り囲むかのような形で7階まであります。観客の皆さんからの「ブラボー」という声が上から降り注いでくるかのようで、とても感動的でした。


【山海塾リヨンレポート⑬】新作の詳細は、これから少しずつお知らせしていきたいと思います。北九州での新作・日本初演は2013年1月26日・27日です。チケットなどの詳細は9月20日ごろ、劇場HPで公開しますので、もうしばらくお待ちください!


【山海塾リヨンレポート・おまけ】リヨン・ダンス・ビエンナーレの山海塾のページはこちらです。http://www.biennaledeladanse.com/fr/edition-2012/spectacles/umusuna-memoires-avant-histoire,11.html ... ページ内に天児さんへの短い質問があります。「あなたにとって最初のダンスの記憶は何ですか?」「夏の盆踊り」。天児さんらしいシンプルな回答です(笑)。