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劇場あれこれ2016年08月12日

【風、騒グ。キャスト紹介①】粟飯原百良さん

女性の眼と句で綴る演劇「風、騒グ。」ただいま絶賛稽古中です。開幕を間近に控え、キャストのみなさんのご紹介をしていきたいと思います。トップバッターは粟飯原さん!それではスタート★


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▼名前・所属劇団を教えて下さい。
粟飯原百良(演劇関係いすと校舎)
                                     
▼劇中で行われる句会での役名(※1)・キャラクターを教えて下さい。
【ももも】透明な人。清純という意味ではなく透明な人。

▼今作は句会に招かれた人々の物語。句会/俳句の「ここが面白い!」を教えて下さい。
十七文字の中に色んな世界や風景や気持ちが詰まってること、自分が思いもつかなんだ情景を人から聞けることです。

▼作品の見どころは
俳句を通して、それぞれ登場人物の背景(?)バックボーンが見えたらいいなと思います。
あと、皆それぞれ個性が強い。    

▼句会では、どうしてその句を選んだか、皆で講評(※2)します。
 劇中の6句であなたが一番気になる俳句を読解して下さい。
【蜩や光うするる川の面】
子どもの頃、おつかいで姉と一緒に近所の寺沢商店というお店によく行ってたんです。おつりでジュースを買って、寄り道して、お互いの話をして、家に帰る。話の内容は今思えばたっすい話でしたが、当時は真剣に悩んだりしとったなぁと。夏から秋は蜩もよく鳴いてました。蜩の鳴き声を聞くと、その当時を思い出すんです。切なくなるんですが、心地よくて、この句を読んだときもその光景が蘇りました。
                                                        
▼では最後に、あなたの今の気分を一句!
阿波踊り 今年は行けれん 残念じゃ

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ほんわか雰囲気、粟飯原さん。
稽古のときも柔らかい不思議な雰囲気の徳島弁にひそかにきゅんきゅんきています。笑
次回は【平嶋さん】に回答頂きます!
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※1.句会では本名ではなく、下の名前や雅号を使用します。
※2.講評に正解はありません。句会では作者の意図を推理するのではなく、
どの句を選んだか「句の奥に広がる世界」を想像・読解し、どのような評をするかが問われます。