──数多くある自作の中から、今回、土田さんご自身が「燕のいる駅」を選ばれた理由は?
土田:97年に外部に書き下ろした戯曲なんですが、以来、たくさんの団体に上演してもらえた作品でして、どの舞台も本当に面白かったのですが、自分で演出したのは99年の劇団公演のみだったので、いつか再び自分で演出して「決定版」のような舞台を作りたいと思っていたんです。ただ、さすがに15年前に書いた台本なので、若干古くなった部分もあって、一度きちんと書き直したいという思いもあり、この作品を選びました。
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