2013年01月17日 14:21
舞台講座
2013/01/10-11
シアターデモ2013は劇団名も『ショーデン隊』に決まり、
少しずつ団結力も高まってきています。
今月は、講座を受けて、舞台のあれこれを学びます。
担当セクションに関わらず、全員が全ての講座を受けます。
最初は舞台講座。
講師は、劇場舞台機構係 杉山力。
今日のメニューはこんな感じ。
・舞台用語説明
・尺貫法
・図面作成
上手(かみて)、下手(しもて)、リノリウム、パンチ、香盤表、たたく、タッパなどなど...
舞台で使う聞きなれない用語を教えてもらいました。
続いて、尺貫法。
一寸、一尺、一間という昔ながらの単位の知識が舞台では必須。
ほとんど知っている人はいませんでした。
普段使う事がないからでしょうか。
一寸=30.3mm
「まず、つまずくのはココ!なんで3?って思うよね」
と講師の杉山さん。
一間=6尺=1818mm
「ココが第二のつまずきポイント!なんで6?10尺じゃないの?」
舞台を組んだり、客席をつくる時に使う道具達。
[奥]箱馬、木足
平台[3尺×6尺×0.4尺]
これを使って図面作成。
1/100のスケールで平面図、断面図に落としていきます。
黙々と。
「図面を作成することで、実際の舞台、客席がイメージしやすく、
見えにくい席などが具体化できるので、
カフェなど劇場空間ではない場所で公演を行う時も、
実際に会場を計測してぜひ図面作成してほしい。」
と杉山さん。
今はメートル法に親しんでいますが、
これを機に尺貫法を極めてほしいです!
翌日の二日目の講座では、実際に図面通り平台を組みます。
まずは、客席を組んで置く場所を決め、印を付けます。
印をつけることを"ばみる"と言います。
平台を釘で接合。
続いて、つなげた平台に木足を付けます。
慣れない"なぐり"(カナヅチ)を使っての釘打ちは大変。
息を合わせて、声掛けをして
一番上段にくる平台をみんなでひっくり返します。
4段つくって完成!
実際にイスを置いて、客席からの見え方を確認。
頑張って組んだ客席の平台を元に戻して、舞台講座は無事に終了。
「尺貫法や実際に舞台を組んだりと学んだことがないことばかりで新鮮だった」
「今まで舞台に立ったことあるけど、当たり前に雛段があり、誰かが作ってくれてると思わなかった」
「舞台を作るにはたくさんの人の力が必要だとわかった」
といった今回の講座の感想が聞かれました。
舞台の裏側をちょっとだけ体感出来たようです。
どんな客席になるかはまだ決まっていませんが、
なにもない稽古場を演劇会場にするべくいろいろな試行錯誤が必要になると思います!
次回は音響講座です☆