シアターコラボ2010(H22年度)

北九州芸術劇場 学芸ブログ

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2010年12月11日 18:38

制作講座◎

12月7日は、制作講座です。
今回ラボ史上初めて、外部から講師の方をお迎えして
制作講座を開講しました!
(今までは泊局長が行っていたのです。)

講師は、北村功治さん。
飛ぶ劇場の制作を務めたり、地域の劇団向けに制作講座を行ったりしています。
 
186㎝・100㎏というかなり大柄な北村さん。


制作とは、舞台の上での仕事以外です。

北村 「どんな仕事があると思いますか?」


みなさんに挙げてもらいました。
 
ザッとこんな感じ。

北村 「全部"制作"のお仕事です。」


制作の仕事はかなり幅が広く、
旅公演では、移動方法や宿泊場所の手配などもしなければなりません。

お弁当の手配なども行うのですが、
小さな劇団にはお金がありません。
そこで、北村さんは"炊き出し"をされるそうです。
劇団員に米だけ持ってこさせて、おかずを料理します。
お弁当を買うよりかなり経費が浮くんだそうですよ!


そして、実際に担当した公演の制作に仕事を時系列で解説。

 

【公演制作の流れ】
1年~1年半/公演企画
半年~1年前/キャスト・スタッフ交渉
1年前/劇場契約
1年前/予算管理
半年前/宣伝計画
3ヶ月前/票券管理
2~3ヶ月前/稽古立会
半年前~直前/劇場・スタッフ打合せ
本番当日/本番運営
公演終了後/精算及び決算


制作について、一通り教わったところで、
チケットを売るために重要な実践です。


「撃弾・超人気族の「町人貴族」のチケットを買ってもらう時に
 友達や家族、知り合いに来てもらうための宣伝文句を70~100字以内で
 考えましょう!」


宣伝文句考え中。

そして、一人一人が考え抜いた宣伝文句を発表しました。
オリジナリティ溢れるかなりうまい宣伝文句がたくさんありました。
ちょっとだけご紹介します。

 

なこちゃん
「リーディング演目『町人貴族』を引っ下げ素人集団撃弾超人気族がゆく!
 身内もびっくりあの人のあんな姿で、大胆不敵にあなたのはらわたよじります。
 十八人がしぼり合ったエッセンスの集大成「鍋」のなかへようこそ。」

マリリン
「町人貴族...ー
皆様ご存知、モリエールの戯曲である。
今回はそれをリーディング形式でお届けするため演劇を愛する18名の老若男女その名も"撃弾(鍋)超人気族"が立ち上がった。個性輝くキャストによる愉快な時をぜひ会場にて満喫していただきたい。」

 

北村 「作品のストーリーとかが入ってなくても、面白さが伝わればOK
        みんな優秀!!」


と絶賛でした。
目指せ、チケット両日完売!!

最後に、
「一つの作品には、たくさんの人が携わっているんだ、と思って
 作品づくりをしてください」


いよいよ、次回から稽古が開始します!
稽古の様子もアップするのでお楽しみに☆

 

 


おまけ♪
 
泊局長が代表の飛ぶ劇場の制作をしていた北村さん。
泊「お金の管理にすごく厳しかった!安いホテルを探すのうまい!」

 

講師プロフィール


演出家:後藤 香
1967年、大分県佐伯市生まれ。劇作家・演出家・役者。1990年、座”K2T3結成、座長を務める。同劇団のほぼ全ての作品に出演、演出・脚本を手掛け、外部作品にも多く携わる。2008年からフリーに。大野城市まどかぴあ こどもミュージカル演出、男女共同参画推進センターアミカス 劇団アミカス講師など、子どもや演劇初心者に芝居の楽しさを伝える活動に積極的に取組む。現在、春日市ふれあい文化センター ジュニアドラマセミナー講師、九州ビジュアルアーツ非常勤講師を務める。

舞台技術講座:有門正太郎
1975年生まれ。北九州市出身。飛ぶ劇場で役者として活動すると同時に舞台スタッフ(演出部、演出助手、舞台監督)としても活躍。また、富良野塾16期生として、'00年~'05年の富良野塾全国ツアーに役者兼スタッフとして参加。'05年、自らのプロジェクト「有門正太郎プレゼンツ」を立ち上げ、作・演出も担当。東筑紫学園高等学校 演劇コース非常勤講師を経て2008年4月より、北九州芸術劇場舞台機構係に配属。

音響講座:杉山 聡
1973年生まれ。東京都出身。専門学校を卒業後、20歳で音響会社(株)ステージオフィスに入社。以降9年間、国内外を問わず、「燐光群」や「伊藤キム+輝く未来」をはじめ演劇やコンテンポラリー・ダンスなど数多くの舞台に音響スタッフとして携わる。2003年4月より北九州芸術文化振興財団職員として北九州芸術劇場音響係に配属。

照明講座:大久保 望
1973年生まれ。北九州市出身。小倉市民会館照明係として勤務したのち、株式会社九州共立入社。九州厚生年金会館ホール管理を経て2003年4月より北九州芸術文化振興財団職員として北九州芸術劇場照明係に配属。主に劇場主催公演の担当を行うとともに財団主催「わたしの青い鳥」の照明オペレーターとして2年目より参加。

制作講座:北村 功治
1972年生まれ。佐賀県出身。1994年に北九州市を活動基盤とする劇団「飛ぶ劇場」に入団。以降、役者として10数年活動した後、2005年ごろから劇団の運営などに関わりながら、自身の創作ユニット「北中」を立ち上げ活動を行なう。2006年に飛ぶ劇場の専任制作を勤め、2008年に飛ぶ劇場を退団。退団後は、引き続き飛ぶ劇場の公演制作や劇団二番目の庭のプロデューサーを担当する傍ら、地域の劇団向けの制作講座の講師や北九州演劇フェスティバルの事務局員を勤めている。身長:186cm・体重:100kgの小劇場界最大級の制作者である。

局長:泊 篤志
北九州芸術劇場の学芸ディレクターとして、シアターラボ企画を立ち上げ、ラボ初年度は演出も務める。劇作家・「飛ぶ劇場」代表。