北九州芸術劇場 学芸ブログ

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2007年12月21日 10:00

シアラボ08レポート セミランドスケープ日誌
まつおヒトミ

戯曲講座リーディング ゲネより
<戯曲講座リーディング ゲネより>

あっという間の一週間だった。
リーディング公演が始まって終わるまでの一週間のこと。

月曜日、配役決めのために役を替わりながら台本を一通り読み、火曜日からスタート。
第2場から順に読んでいき最後まで読み終わったのが金曜日。

土曜日午前中のゲネプロで、初めて最初から最後まで止めずに通して、15時にはリーディング本番スタート。

そして、16時半には私たちのリーディング『セミランドスケープ』は終了した。


今回、短い期間でリーディングを作り上げていくのに常に言われたのが『目的』

言い方とか、動きだとか技術とかは考えず、何のために自分がこの場所にいるのか、目的は何なのか、その台詞を言う目的は何?ということを考えることだ。

演じるのでなく、その登場人物として生きるということなのだと私は解釈してる。自分が出来てたかとかは別だけどね。


リーディングって観るのも初めてだったんだけどいろいろあるんだなぁって勉強になった。

脚本にもよるんだろうけど、私たちは立ち稽古のようなリーディング。
立ったり座ったり、ぬいぐるみを扱ったりお茶を飲んだり、ト書きで書かれている動きは実際に役者が行う。

対して『へそひも』では全員が常に舞台上に座っていてト書きを全員が読んでいた。

久しぶりにお芝居をする私には、立ち稽古のような『セミランドスケープ』はちょうど良いリハビリになったかな。


今回のリーディングの稽古で他にも確認できたことがある。

それは意外に近い北九州を実感したことだ。

月曜日、17時半に仕事が終わり、18時8分には小倉駅に到着。

福岡天神の会社を出てから北九州芸術劇場の稽古場に着くまで約40分。

これは記録でしょう!

福岡から北九州に通うことが少し不安だったけど、なんだ近いじゃん!

これから半年、楽しく顔晴(ガンバ)ります!のでよろしくお願いします。
以上、今回の日誌は高村紗季役の“ひとみん”こと、まつおヒトミでした。

戯曲講座リーディング ゲネより
<戯曲講座リーディング ゲネより>

講師プロフィール

俳優講座/演出
池田美樹(いけだ みき)

1963年生まれ、熊本市出身。劇団きらら代表。劇作家、演出家。 1985年、劇団旗揚げ以降TV・ラジオ・司会・イベント演出など多方面で活動中。2004年には上海国際小劇場演劇祭に招聘される。2005年、第40回「熊本県文化懇話会新人賞」受賞。現在は演劇を使ったワークショップ活動も展開。熊本大学非常勤講師、RKK学苑「アナウンス講座」講師など。ものつくりのときの信条は「美しいのに愛嬌もあり」。
照明講座
乳原一美(ちちはら かずよし)

東京都出身。1980年(株)アートステージライティンググループに入社、舞台照明家・沢田祐二氏に師事。1986年劇団四季に移籍、照明部課長。拠点公演・全国公演・海外公演をはじめ、全国各地のキャッツシアターや福岡シティ劇場・四季劇場等の舞台照明設備を設計。2000年四季を退団。2003年より「北九州芸術劇場」技術課照明係長。
舞台美術講座
柴田隆弘(しばた たかひろ)

1976年生まれ。兵庫県出身。1997年大阪芸術大学舞台芸術学科舞台美術コース卒業。在学中に南船北馬一団の旗揚げに参加。関西の小劇場を中心に活動中、美術プランから大道具製作まで関わることが多い。主な美術担当劇団、「スクエア」「劇団八時半」「飛ぶ劇場」「劇団世界一団」など。日本舞台美術家協会会員,第28回伊藤熹朔賞新人賞受賞。
音響講座
杉山 聡(すぎやま さとし)

1973年生まれ。東京都出身。専門学校を卒業後、20歳で音響会社(株)ステージオフィスに入社。以降9年間、国内外を問わず、「燐光群」や「伊藤キム+輝く未来」をはじめ演劇やコンテンポラリー・ダンスなど数多くの舞台に音響スタッフとして携わる。2003年4月より北九州芸術文化振興財団職員として北九州芸術劇場 音響係に配属。