北九州芸術劇場 学芸ブログ

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2008年02月25日 10:00

シアラボ08レポート 2月21日(木)照明講座(1) 寺下麻美


シアラボ08 レポート

照明講座1日目。 まずは、照明の基礎についての座学。照明といっても、建築・環境・映画・テレビ照明、そして舞台照明と様々な分野があることを最初にお勉強。今まで何気なく見ていた街灯や部屋の明かりもこれからはキラキラして見えそうです☆
=講師の乳原さんを囲んで講義を聞き入る
<講師の乳原さんを囲んで講義を聞き入る>


それから、舞台照明について詳しく教わり、レンズやカラーフィルターなどのことも学びました。レンズは例えば「フラノコンベックススポットライト」と、言うにも覚えるにも大変そうな名前のものばかり。早くちゃんと覚えなきゃです。

休憩を挟んで次は中劇場バックステージツアー。中劇場の照明設備は西日本で最高のレベル!!天井裏から奈落のある地下までの様々な箇所に照明に関するものがあり、照明さんは劇場全体を管理する役割もしているそうです。

でも・・・「公演のアンケートに『照明がよかった』と書かれたら失敗という照明もある」と乳原さん。たくさんの箇所で準備をし、時間をかけて仕込みをしても、決してお客さんに気付かれずに舞台上に自然にふわっと溶け込む照明。照明さんって素敵だなぁ。

いざ、中劇場へ
<いざ、中劇場へ>

講師プロフィール

俳優講座/演出
池田美樹(いけだ みき)

1963年生まれ、熊本市出身。劇団きらら代表。劇作家、演出家。 1985年、劇団旗揚げ以降TV・ラジオ・司会・イベント演出など多方面で活動中。2004年には上海国際小劇場演劇祭に招聘される。2005年、第40回「熊本県文化懇話会新人賞」受賞。現在は演劇を使ったワークショップ活動も展開。熊本大学非常勤講師、RKK学苑「アナウンス講座」講師など。ものつくりのときの信条は「美しいのに愛嬌もあり」。
照明講座
乳原一美(ちちはら かずよし)

東京都出身。1980年(株)アートステージライティンググループに入社、舞台照明家・沢田祐二氏に師事。1986年劇団四季に移籍、照明部課長。拠点公演・全国公演・海外公演をはじめ、全国各地のキャッツシアターや福岡シティ劇場・四季劇場等の舞台照明設備を設計。2000年四季を退団。2003年より「北九州芸術劇場」技術課照明係長。
舞台美術講座
柴田隆弘(しばた たかひろ)

1976年生まれ。兵庫県出身。1997年大阪芸術大学舞台芸術学科舞台美術コース卒業。在学中に南船北馬一団の旗揚げに参加。関西の小劇場を中心に活動中、美術プランから大道具製作まで関わることが多い。主な美術担当劇団、「スクエア」「劇団八時半」「飛ぶ劇場」「劇団世界一団」など。日本舞台美術家協会会員,第28回伊藤熹朔賞新人賞受賞。
音響講座
杉山 聡(すぎやま さとし)

1973年生まれ。東京都出身。専門学校を卒業後、20歳で音響会社(株)ステージオフィスに入社。以降9年間、国内外を問わず、「燐光群」や「伊藤キム+輝く未来」をはじめ演劇やコンテンポラリー・ダンスなど数多くの舞台に音響スタッフとして携わる。2003年4月より北九州芸術文化振興財団職員として北九州芸術劇場 音響係に配属。