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2008年04月10日 10:00

シアラボ08レポート 舞台美術講座(2)4月8日(月) 篠原美貴

●17:00 <美術班打ち合わせ>
講師の柴田さん、美術班・チーフのたくやん・ゆっこ・ようちゃん、+ちょっとまざってみたよんさんとしの。

以上のメンバーで、昨日一人1枚書いたエレベーション(立面図)をもとに、4枚の平面図を作成。

平面図検討中
●18:30 <講座開始>

4枚の平面図の中から、2枚選んで模型を作ろうということだったが、話し合いの結果、中央の台4種類と背景2種類の模型を作り、組み替えて考えてみようということになる。

●19:00ごろ <模型作成開始>

3班に分かれて作業開始。スチレンボード、カッター、定規などを使い工作の時間。

1/100の平面図から1/30の立体模型を作るためには、まず、寸法の計算が必要。これが、割り切れないと紙に書いて計算。8ミリ、1,3ミリ、4,6ミリ・・・そんな単位でスチレンボードをカットしていく。

「これ切って」「はーい」「あと、これも作るから長さ測って」「これ出来たよー」「じゃ、私くっつける」

作業準備や、分担がとてもスムーズ。あれこれ声かけしあいながらテキパキと進めていく。

が、数人が突然歌い始めたり(クールファイブとか)、親父ギャグが飛び出したり、いろいろな話題が飛び交う。班ごとの作業だけど、ほかの班の話題にも入っていく。

でもちゃんと手も頭もフル回転。柴田さんが、「休憩時間とってないけど各自適当に休みながらやってね」と言われて気がつけば20:20分。休憩なしのノンストップ。楽しい時間はあっという間に過ぎていく。

全員で手分けして模型作成中

●21:00 <片付け開始>
作業が終わった班から片付け開始。ある程度片付け終わり、模型を箱に入れて組み替えてみる。やはり、想像とは印象は異なり、改めて気がつくことが多い。

合計8パターンの舞台美術案が出来上がる。

これを写真に撮り、池田さんの意見も含めて今週の土曜日までに決定。次回は、工具を使って組み立て始める予定。

●21:30ごろ <終了後、片付け掃除、打ち合わせ>
音響班は、杉山さん(何時もの笑顔と何時ものスタイルで講座を見学されていました。)と打ち合わせ。今後のスケジュールや方針などを決めていたらしい。

美術班は、柴田さんと楽屋に移動して具体的な作業計画を立てたらしい。

制作班は、講座前と終了後に宮崎さんと打ち合わせ。面白いブログを作る計画とか、宣伝の打ち合わせをしていたらしい。高津さんも協力している(写真やメディアなど、宣伝のことに詳しい方なのです)・・・何が出来るんだ??

照明班は、自分なりの照明プランやイメージを話し合い。

小道具班は、デザイン画を描かなければならないらしい。

など、以上はあくまで、私が小耳に挟んだ情報ですが、考えること、動くことが急速に増えているのは確かです。それに伴って、さらにさらに、みんなの顔が輝いてきているのは気のせいではないはず!!!様々な化学反応を起こしながら流星は輝きを増し、さらにスピードを上げていきます。

講師プロフィール

俳優講座/演出
池田美樹(いけだ みき)

1963年生まれ、熊本市出身。劇団きらら代表。劇作家、演出家。 1985年、劇団旗揚げ以降TV・ラジオ・司会・イベント演出など多方面で活動中。2004年には上海国際小劇場演劇祭に招聘される。2005年、第40回「熊本県文化懇話会新人賞」受賞。現在は演劇を使ったワークショップ活動も展開。熊本大学非常勤講師、RKK学苑「アナウンス講座」講師など。ものつくりのときの信条は「美しいのに愛嬌もあり」。
照明講座
乳原一美(ちちはら かずよし)

東京都出身。1980年(株)アートステージライティンググループに入社、舞台照明家・沢田祐二氏に師事。1986年劇団四季に移籍、照明部課長。拠点公演・全国公演・海外公演をはじめ、全国各地のキャッツシアターや福岡シティ劇場・四季劇場等の舞台照明設備を設計。2000年四季を退団。2003年より「北九州芸術劇場」技術課照明係長。
舞台美術講座
柴田隆弘(しばた たかひろ)

1976年生まれ。兵庫県出身。1997年大阪芸術大学舞台芸術学科舞台美術コース卒業。在学中に南船北馬一団の旗揚げに参加。関西の小劇場を中心に活動中、美術プランから大道具製作まで関わることが多い。主な美術担当劇団、「スクエア」「劇団八時半」「飛ぶ劇場」「劇団世界一団」など。日本舞台美術家協会会員,第28回伊藤熹朔賞新人賞受賞。
音響講座
杉山 聡(すぎやま さとし)

1973年生まれ。東京都出身。専門学校を卒業後、20歳で音響会社(株)ステージオフィスに入社。以降9年間、国内外を問わず、「燐光群」や「伊藤キム+輝く未来」をはじめ演劇やコンテンポラリー・ダンスなど数多くの舞台に音響スタッフとして携わる。2003年4月より北九州芸術文化振興財団職員として北九州芸術劇場 音響係に配属。