シアターラボ2010(H21年度)

北九州芸術劇場 学芸ブログ

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2010年01月12日 23:11

劇団員のレポート開始します!

2010年1月10日(日) 俳優講座二回目

劇団員レポートの最初は私、制作と俳優をさせていただくことになりました山口から始めたいと思います。

実は当日の写真を撮るのを忘れていたので、下の写真は前回の講座の一間から。
休憩でやれやれという感じで寛いでいる劇団員たちです。
この時点で顔合わせが二回目だったのに、仲良く談笑したりしてます。

0107thealabo2010.jpg

そして、この写真の次の講座が日曜日の14時からあったのですが、
前回よりも一層仲良くなっていて、室内に笑い声が響いていました。

最初は参加者の中にマジシャン(!)がいて、皆で盛り上がりながらその技を観賞しました。
講師の山田さんと局長の泊さんが紐を使ったマジックに挑戦!
まったく出来ない二人は????なんて顔をして真剣に何度もチャレンジしていました。

次に柔軟とか発声とかしたんですが、
上半身の力を抜いてぶらぶらするというリラックス体操をしました。
ペアを組んで深呼吸をします。
下半身は肩幅に広げてしっかり立っているんだけど、上半身の力をだらーんと抜いてしまいます。
その時に上半身がだらりと折り曲がった状態に。
で、相手が手首や腰とかを揺さぶってより力が抜けるように手助けします。
これがなかなか気持ちが良くて、最後にゆっくりと上半身を起こすのですが、少し仮眠でも取ったみたいなリラックス感と爽快感がありました。
でも、前にぐらりと倒れそうになって危険なので、
自分が相手を揺さぶっている時は慎重に倒れないように配慮しながらやりました。

その後は局長から劇団名を決めようという話があり、
次の日の講座の時に何かキーワードでもいいから考えてくるようにという宿題が出ました。
そうです。私たちの劇団にはまだ名前もない状態なんです。
これから劇団名を決めて、3月末に行われる公演のシナリオも決めないといけません。

ということで、いくつか候補になっているシナリオの中の一つを本読みすることに。
今回は映画や舞台にもなったちょっとコメディタッチの作品です。
このシナリオも、もちろん他の候補のシナリオも私たち劇団員がそれぞれ、これやったらいいんじゃない? ということで持ち寄ったものなんです。
本当に自分たちの手で作り上げていくプロジェクトなんですね。

コメディだったので途中で笑いなど起こりながら本読みが終了。
その後はこの作品を上演するかどうかに当たっての感想を一人ずつ述べていきました。
皆の意見が完全一致するわけではないですが、私が聞いた限りの印象では、どうやらコメディ好きが多いなと。
確かに読んでて面白かったです。

今回の講座を受けた感想は、
発声がまったくダメだったということでしょうか。
随分芝居から遠ざかっていて発声とかしていなかった為、声の出し方を忘れていました。
あと、芝居をする時の悪い癖が出ていたところでしょうか。
やっぱりしばらくしていなかったら、前は気を付けていた悪い癖がひょいっと顔を出すようです。

そんな事を実感出来ただけでも、このシアラボに参加した意味はあると思いました。

講師プロフィール


演出家:山田 恵理香
演出家 空間再生事業劇団GIGA所属。1973年生。韓国公演をはじめ各地の演劇祭参加など年2~3作品を演出。利賀演出家コンクール2005にて優秀演出家賞を受賞。翌2006年サム・シェパード作「埋められた子供」を演出し、静岡と福岡にて上演。朝日新聞「回顧2006九州・西中国・沖縄」の特集記事に舞台部門のベスト作品として掲載される。その後、福岡市文化芸術振興財団主催事業の演出を始め、劇団作品以外のプロデュース公演の演出も手がけている。

舞台技術講座:有門正太郎
1975年生まれ。北九州市出身。飛ぶ劇場で役者として活動すると同時に舞台スタッフ(演出部、演出助手、舞台監督)としても活躍。また、富良野塾16期生として、2000年~2005年の富良野塾全国ツアーに役者兼スタッフとして参加。2005年、自らのプロジェクト「有門正太郎プレゼンツ」を立ち上げ、作・演出も担当。東筑紫学園高等学校 演劇コース非常勤講師を経て2008年4月より、北九州芸術劇場舞台機構係に配属。

音響講座:杉山 聡
1973年生まれ。東京都出身。専門学校を卒業後、20歳で音響会社(株)ステージオフィスに入社。以降9年間、国内外を問わず、「燐光群」や「伊藤キム+輝く未来」をはじめ演劇やコンテンポラリー・ダンスなど数多くの舞台に音響スタッフとして携わる。2003年4月より北九州市芸術文化振興財団職員として北九州芸術劇場音響係に配属。

照明講座:大久保 望
1973年生まれ。北九州市出身。小倉市民会館照明係として勤務したのち、株式会社九州共立入社。九州厚生年金会館ホール管理を経て2003年4月より北九州市芸術文化振興財団職員として北九州芸術劇場照明係に配属。主に劇場主催公演の担当を行うとともに財団主催「わたしの青い鳥」の照明オペレーターとして2年目より参加。

舞台美術講座:柴田 隆弘
1976年生まれ。兵庫県出身。1997年大阪芸術大学舞台芸術学科舞台美術コース卒業。在学中に南船北馬一団の旗揚げに参加。関西の小劇場を中心に活動中、美術プランから大道具製作まで関わることが多い。主な美術担当劇団、「スクエア」「劇団八時半」「飛ぶ劇場」「劇団世界一団」など。日本舞台美術家協会会員,第28回伊藤熹朔賞新人賞受賞。

局長:泊 篤志
北九州芸術劇場の学芸ディレクターとして、シアターラボ企画を立ち上げ、ラボ初年度は演出も務める。劇作家・「飛ぶ劇場」代表。