シアターラボ2010(H21年度)

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2010年01月17日 23:51

初レポート!!!

2010年1月⒕日(木) 制作講座

本日のレポートは私、俳優・制作をさせて頂きます中川がお届け致します☆

さて、本日の講座はあまり皆様の目に触れる事のない"制作"の講座です。
「制作って一体どんな事してるの?」と思っている方も沢山いると思います。
そんな制作のお仕事を、泊さんから詳しく教えて頂きながら、話し合いをました!!!

0114thealabo2010-1.jpg

↑は今日の講座で私がメモを取ったノートの一部。
気付けば4ページくらい使っていました。

まず始めにイントロダクションの時に教えて頂いた、制作にはどんな仕事があるのかの復習。

  • チケット・ポスター・チラシ・パンフレットの作成
  • スケジュールの管理
  • 企画書の作成
・・・まだまだあります。以外と仕事がたくさんあります。

そしてをする為に皆で決めていかなければいけない事が沢山あります。

先ずは、チラシ。
今回の公演のチラシを作る為に、皆でどんなチラシが良いかを考えました。
皆それぞれの考えがあり、面白いですね。
見た目のデザインだけでなく、紙の質や色使い、大きさ...こだわる所は沢山あります。
実際にメンバーが興味の持ったチラシを持ち寄り、どんな所に惹かれたか、発表もしました。

0114thealabo2010-3.jpg

今回のチラシは私たち制作班が作成するのですが、これは凄く参考になりましたね。

そして、そのチラシを作ったりしていく為に大切になってくるのが、お金。
イヤらしい話になりますが、やっぱり1つの公演を打つ為にはお金が掛かります。
今回の公演で一体どれくらい予算があるのか、皆で計算しました。
そして、どんな事にお金が掛かるのかを考え、どれくらい使えるのか...
ある劇団の収支を例に、これままた計算・・・・

0114thealabo2010-2.jpg

あぁ。頭が痛くなりそう...

っと、予算の計算をするに当たって重要になって来るのが、公演回数とチケット・・・。
そうなんです。実はまだ決まっていないんです。。
皆のスケジュールと、会場を使える時間の事を考え、意見を出し合います。
更に、先日から考えていた「劇団名」...こちらも決めていかなければなりません。
自分達で決めなきゃいけない事が沢山です。
でも、こして皆で話合い「劇団」は1つになっていくんでしょうね。

本日の講座の終わり際に、関西の劇団の方がお見えになりました。
今年で30周年だそうです。す...凄い。30年って...私よりも長く生きている劇団です。
まさかの登場にビックリして、写真を撮るのを忘れていました...残念。。。


今日の講座を受けた感想。
制作は人目に触れる事は少ないけれど、
"皆で作った最高の作品と、お客さんを繋げるための大切なお仕事"だって事を改めて感じました。
...お母さん的な。
家族を守って、家計をやりくりして、掃除や洗濯をしながら家族の成長を楽しみにしている、
心強いお母さんみたい。

今回、制作班で力を合わせて、
皆で作った作品と、たくさんのお客さんを繋げれるように...精一杯頑張ろうと、勝手に心に誓った中川でした。




0114thealabo2010-4.jpg

は本日の休憩時間に撮影した写真。
真剣に考え事をしているメンバーと、対照的な人が数人...(笑)

講師プロフィール


演出家:山田 恵理香
演出家 空間再生事業劇団GIGA所属。1973年生。韓国公演をはじめ各地の演劇祭参加など年2~3作品を演出。利賀演出家コンクール2005にて優秀演出家賞を受賞。翌2006年サム・シェパード作「埋められた子供」を演出し、静岡と福岡にて上演。朝日新聞「回顧2006九州・西中国・沖縄」の特集記事に舞台部門のベスト作品として掲載される。その後、福岡市文化芸術振興財団主催事業の演出を始め、劇団作品以外のプロデュース公演の演出も手がけている。

舞台技術講座:有門正太郎
1975年生まれ。北九州市出身。飛ぶ劇場で役者として活動すると同時に舞台スタッフ(演出部、演出助手、舞台監督)としても活躍。また、富良野塾16期生として、2000年~2005年の富良野塾全国ツアーに役者兼スタッフとして参加。2005年、自らのプロジェクト「有門正太郎プレゼンツ」を立ち上げ、作・演出も担当。東筑紫学園高等学校 演劇コース非常勤講師を経て2008年4月より、北九州芸術劇場舞台機構係に配属。

音響講座:杉山 聡
1973年生まれ。東京都出身。専門学校を卒業後、20歳で音響会社(株)ステージオフィスに入社。以降9年間、国内外を問わず、「燐光群」や「伊藤キム+輝く未来」をはじめ演劇やコンテンポラリー・ダンスなど数多くの舞台に音響スタッフとして携わる。2003年4月より北九州市芸術文化振興財団職員として北九州芸術劇場音響係に配属。

照明講座:大久保 望
1973年生まれ。北九州市出身。小倉市民会館照明係として勤務したのち、株式会社九州共立入社。九州厚生年金会館ホール管理を経て2003年4月より北九州市芸術文化振興財団職員として北九州芸術劇場照明係に配属。主に劇場主催公演の担当を行うとともに財団主催「わたしの青い鳥」の照明オペレーターとして2年目より参加。

舞台美術講座:柴田 隆弘
1976年生まれ。兵庫県出身。1997年大阪芸術大学舞台芸術学科舞台美術コース卒業。在学中に南船北馬一団の旗揚げに参加。関西の小劇場を中心に活動中、美術プランから大道具製作まで関わることが多い。主な美術担当劇団、「スクエア」「劇団八時半」「飛ぶ劇場」「劇団世界一団」など。日本舞台美術家協会会員,第28回伊藤熹朔賞新人賞受賞。

局長:泊 篤志
北九州芸術劇場の学芸ディレクターとして、シアターラボ企画を立ち上げ、ラボ初年度は演出も務める。劇作家・「飛ぶ劇場」代表。