いよいよ明日から上演、女性の眼と句で綴る演劇「風、騒グ。」。今回はその中から鵜飼秋子さん・内山ナオミさん・内田ゆみさんのさかな公団の3人にインタビューを実施!ゆる~くて赤裸々な(!?)女子トークをしていただきました!せっかくなので、稽古風景の写真と合わせて皆さんにお届けしますー!(※以下:(鵜)=鵜飼 (ナ)=内山 (ゆ)=内田 (広)=広報スタッフ)
▼Q.内田ゆみさんが本公演8年ぶりですが経緯を教えてください。
(鵜) ゆみちゃんが連絡をくれたんですよ。某劇団公演に出ようと思うって。じゃあゆみちゃんの中でお芝居ができる余裕が生活の中で生まれたのかなって思って。結局某劇団公演は流れちゃったんですけど。
(広)え!!
(鵜)結果的に「風、騒グ。」が8年ぶりの舞台復帰になって、やったーっていう。よし !いまだみたいな。ちょうどタイミングっていうね。笑
(ゆ)やっぱりお芝居好きだし。結婚もお仕事も忙しくて離れていたけど、少し生活が落ち着いたからやってみようかなと。タイミングよね。なんか声がかかったので出てもいいのかな~って。扉を再び開けてみました。(笑)
▼Q.皆さんからみて若手の役者はどうですか?
(鵜)いや~もうみんないい子ですよ(笑)。若い人がいないと「演劇とは」っていう話をすることがないから新鮮。話して自分の認識が深まることは結構あります。思ってはいたけど、伝えなきゃって思った瞬間にちゃんとよく考えるみたいな。言わないと伝わらないから、何が分かりにくいか伝わりにくいか、自分の舞台作りについてよく考えるようになってるので、自分にとってもいい経験だなと思います。
(ナ)運動指導とかWSとかやってると、自分ができてないと言えないからちゃんとするようになりました。サボりがちな発声とかね(笑) 真面目に取り組むのでありがたい。
(鵜)それとともに「あー私もそういう年になったんだなー」ってしみじみ感じます。
(ナ)まだまだですよ~鵜飼さんは。
(鵜)そうかな~(笑)自分に何ができるんだろうとか考えることあるもん、私。
(ナ)その年齢の頃、私そんなこと考えてなかったよ。
(鵜)本当~?
(ゆ)まだまだだ大丈夫ですよ。人のために考えなくてもいいですよ~。
▼そもそもなんで3人でさかな公団やってるんですか?
(鵜)「う」がつくから。
(広)え!!
(鵜)だから他の人は入れない。
(ゆ)頭に「う」がつかないと入れない。
(ナ)それ以外の制約がないもん。
(鵜)ただ募集してないですけどね。笑 もともと私が一緒にやってくださいってお願いしたの。
(広)何でですか
(ナ)うがつくから?(笑)
(鵜)やっぱり自分の描こうとしている作品や世界観をよくわかってくれそうだと思ったんでしょうね。
▼鵜飼さんから見て、内田さんと内山さんはどういう印象ですか?
(鵜)人間的に真逆。全ての価値観において。
(広)そんな二人は衝突しないんですか?
(鵜)私がね間を取り持つの。私がいなかったら2人とも仲良くなってないと思う。(笑)
(ナ)お互い嫌いじゃないのよ。(笑)
(鵜)(ゆみさんは)ゆっくり(内山さんは)せっかち。(ゆみさんは) 大雑把 (内山さんは) きっちり。でその間を私が「まあまあまあ」って取り持つ。(笑)
(ゆ)3人とも不器用な部分があって、わかるなーっていうのが長年やっててわかってくる。
(ナ)上手じゃないけれどもこんな気持ちが根っこにあってっていうのがわかってる。だから最初の頃よりやりやすくなってる気がする。
(鵜)3人とも芝居をやる上で大事にしているものがおんなじなんですよ。「ここはこだわりたいね」とか芝居するなら「ここはちゃんとやらないかんやろ」とか、共演者に対しての配慮とか、チームワークでやることの大切さとか人間関係の中で何を大切にするかが一緒なんだと思う。自分についての興味だけじゃなくて、他人のこともどれだけ考えられるかとかね。
(ゆ)血液型もばらばらだよね~。
(鵜)あ!でも皆火星人なんだよね!
(ナ)だからいい時と悪い時のバイオリズムが一緒!!笑
▼Q.鵜飼さんの作品についてどんな風に感じますか?
(ナ)一番好感を持ってるのは、自分が分からないことは書かない。背伸びして、無理やり分かった風をして書いてない。そこが好きかな。観たこともない戦争のこととか、分からない老人の気持ちとかじゃなくて、自分の中で観て消化できたことだけを書いている。そこがいいなーと思ってつきあっている。
(ゆ)ファンタジックな、乙女チックな気持ちがいつもあるのかな。女性的というか。かといって演出は真逆というか、ファンタジーな台本をぶち壊すぐらいの方法をもってくるんだけれども、出来上がった作品はやっぱりすごくファンタジーだなって思う。ファンジアー(!?)だなーって
(鵜)ねー言うことが全然違うでしょ。(笑)
(インタビューその2に続く。。。)