2014.02.12 11:11
彼の地の舞台をめぐる旅①
広報の岩本です。
北九州芸術劇場プロデュース「彼の地」には、
北九州の様々な場所が登場します。
作・演出の桑原裕子さんが実際にその場に足を運んで感じたこと、
そこで出会った人を通して感じたこと、
偶然遭遇したちょっとしたエピソードなどが、
作品に盛り込まれています。
では実際どんな場所が出てくるのか...
ここで少しご紹介したいと思います。
今日ご紹介するのはこちら、新日本三大夜景として有名な「皿倉山」です。
北九州市八幡東区にある標高622.2mの山で、
複数の登山ルートが整備されているので、歩いて登る方も多いですが、
北側山麓からはケーブルカーとスロープカ―で山頂まで登ることができます。
北九州に住む人にはおなじみのデートスポットでもあります。
さて、こちらがケーブルカーの出発駅となる帆柱ケーブル山麓駅です。
「山の駅」という感じのレトロな雰囲気にワクワクします。
そこからケーブルカーに乗って「山上駅」へ。
思ったよりも急こう配で、まるで天に向かって上がっていくような感覚。
全面ガラス張りなので、まわりの景色もよく見えます。
冬の感じも良いですが、夏は緑の木々を秋は紅葉を楽しめるそう。
「山上駅」についたら、ここからはスロープカ―に乗り換えて、さらに上を目指します。
昔はスキー場などで見かける「リフト」で山頂まで上がっていたそうですよ。
市街地に向かって座るようになっているので、北九州市内をまさに一望できます。
さぁ、いよいよ山頂!
この日は前日までの温かさが嘘のような真冬日。山頂には薄ら雪も...
スロープカ―の車掌さん曰く、「夜景がきれいなのはやっぱり冬!」だそう。
他の夜景が綺麗な場所と比べ、市街地のそばにある皿倉山からは、街の灯りを本当に間近に見ることができるそうです。
また天気のよい日は、北九州を越え、本州の端っこ・下関も見える皿倉山。
これだけ広い範囲が見渡せる夜景スポットというのも珍しいのだそうですよ。
では、ここで皿倉山の山頂からの風景をご紹介しましょう!
皿倉山から南の方角には、高い山々が連なっています。
そして北側には...北九州らしい工場、そして煙突から立ち上る煙。
「彼の地」に登場する工場も...写っているかな...?
この日はちょっと雲が多かったのですが、遠くに赤い若戸大橋が見えました。
右下に写っているロケットのようなものは「スペースワールド」のアトラクションです。
そして皿倉山から10kmほど離れた、
北九州芸術劇場が入る商業施設リバーウォーク北九州も。
真ん中より少し右手に見える黄色い建物です!
デートスポットでもある皿倉山には、こんなアイテムも...
山頂に南京錠を付けられる場所があります。
幸せなカップルにまじって、「彼女ほしい」という誰かの心の叫びも残っていました...(笑)
帰りは女性の車掌さんでした。
山麓駅と山上駅の丁度中間には、登りと下りのケーブルカーがすれ違う場所が。
山麓駅に到着すると、「彼の地」のポスターを発見!
ありがとうございます!
今回は皿倉山からの昼間の風景をご紹介しましたが、いつか夜景も...
北九州市民が「100億ドルの夜景」と呼ぶ、皿倉山の夜景。
北九州にお越しの際は、ぜひ訪れてみて下さい。
最後に一枚。ケーブルカーの山上駅からスロープカ―乗り場に上がった所のこの事務所。
「彼の地」に登場するあの人が、ガラッとドアを開けてでてきそう...
なんて思ってしまいました。
北九州芸術劇場プロデュース「彼の地」
どうぞご期待下さい!