2006年03月15日

公演アンケートより

シアターラボ2006公演アンケートより、お客様の感想を掲載いたします。

-------------------------------------------

今回初めて観て、やはり若い男女とも、それぞれの生き方や違ったものがいくつかあるのだなと思いました。仕事をしたくない、または学校に行きたくないなどなど「ムダにしたい」というストーリーがたくさんあり、自分自身もいい作品に出会えてよいと思います。(30代・男性)

-------------------------------------------

二作品とも各々の世界があって、色んな感情を呼びおこされました。役者さんがリアルで、皆さんハマッテて、これはロングランありだと強く思います。2日間だけなんてもったいない!!
どちらにも、この言葉書き留めたいっ、というものが沢山散らばっていて、もう1回観たいです。あと、舞台と音楽がとても合っていて、すごくセンスを感じました。(女性)

-------------------------------------------

熊本で「IRON」に出ていた役者さんが出演していたので興味があって来ました。部屋の細部がよかったです。リアルでした。寺田剛史さんは「IRON」での龍退治の舞がとても印象深く、今回のもやもやした絶望のあるニートっぷりは新たな面を見せてもらいました。(20代・男性)

-------------------------------------------

「ドライブ・シート」は、20代最後の身として、20代の閉塞に共感するところがありました。ラストシーン、20代の苦悩とその中から生まれた答えは、10代の絶望には届かないのかな、作者の方はそう考えているのかなと、そんな感想を持ちました。「Re:Reset」は、現実味と虚構の中で、引き込まれていく力を感じました。「流されやすい性格」の主人公が、みんなと一緒にスイッチを押す、その緊張と脱力の先の感情の爆発が印象的でした。(20代・男性)

-------------------------------------------

これにて、更新を終了いたします。
シアターラボ2006に関わったみなさま、お客様、どうもありがとうございました。

Posted at 12:42

2006年02月28日

公演パンフレットより

ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
公演パンフレットの内容を一部転載いたします。

「ドライブ・シート」

他の人はどんなふうに考えているんだろう?私って変なのかな?そう思い始めてぐるぐる書いてみました。ちょっとずつ、いろんな人の目や耳や手に触れて身体に溶け込んで、私の欲しかった応えが返ってきています。なんて不思議で幸せな感触でしょうか!これからも私の疑問が尽きない限りこのカタチでみなさんに問いかけさせていただきたいと考えています。こんな拙い作品を舞台にしてくださった皆々様、感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。

藤尾加代子

《cast》
 明美: 飯野智子
 ポチ: 斉藤太志
 将:  寺田剛史 (飛ぶ劇場)
 真由美:菊元美 (horamiriダンス研究所)

「Re:Reset」

戯曲講座の最初の〆切を前に、空腹でピザ屋のチラシを眺めていました。子どもの頃、マヨネーズが嫌いだったことを思い出します。たわいのない記憶の中にとりとめもない風景。そういったものの積み重ねで今の自分がある気がします。リセットボタンなんてどこにもないけど、でも、もし本当にあったら連打したい気分の時もけっこうあったわけで、その理由が今思えばかなりバカバカしい事だったりするんだけど、何とか遠回りしつつ生きてきたら、こんな素敵な形で僕の記憶と妄想を綴った脚本が舞台になりました。この舞台を共有してくれているすべての人に、ありがとう。

高山力造

《cast》
 一樹: 椎木樹人 (万能グローブ ガラパゴスダイナモス)
 修平: 加賀田浩二 (飛ぶ劇場)
 真 : 橋本茜 (飛ぶ劇場)
 梓 : 米倉沙衣子 (空想童子)
 加奈恵:門司智美 (飛ぶ劇場)
 康太: 山下智義 (アナロジーナ×アナロジカン)

新しい出会いにはいつもドキドキする。新しい戯曲、初めて出会う役者たち、スタッフ、劇場、そして観客 ― 芝居創りは出会いの楽しみに満ちている。戯曲を書くという作業はもしかしたら孤独な作業かもしれないが、それをもとに多くの人が様々な価値観を持ちながらも、作品を少しでもオモシロイものにしようと努力したり、工夫したり、楽しんだり、苦しんだりして初日の幕が上がる。その過程の中で戯曲は揉まれたり、愛撫されたり、陵辱されたり(?)するので、時には書いた本人の思惑を離れていくこともあるかもしれないが、小説と違ってそこが戯曲の面白いところだと思ってもらいたい。もちろん、私たち現場の作り手は、一人の作家の想像力&創造力の結晶を愛している。戯曲は私たちの稽古という名の愛情交流行為の源だ。今回は若い作家の書いた瑞々しくちょっぴり甘いこの二作品と出会った。この二つの作品に、参加してくれているメンバーに出会ったことを感謝したい。それから、今日ここに足を運んでくださった方に「ありがとう!」この出会いの喜びが有るから芝居はなかなかやめられない。

演出 松本祐子

「戯曲講座」の結果生まれた優秀作品を上演する、というシアターラボ企画も5年目を迎えました。「ラボ」というだけあって、毎回実験的な試みがされてきました。今回選ばれた「ドライブ・シート」「Re:Reset」の2作品は、リーディングで「どちらが本番で観たいか?」のアンケートで票が完全に二分され、甲乙つけがたくシアターラボ久々の2本立て公演となりました。
北九州芸術劇場では多くの優れた作品を大・中・小の劇場で上演、紹介しています。今後も全国的に評価の高い作品を中心にラインナップを組み立てると同時に、この北九州で活動している人たちの様々な試みにも光を当てて行きたいと考えています。舞台では、観客が作品を育て、作品が観客を育てます。シアターラボは、創造者と観客が育ちあうための一つの実験場です。
北九州から素晴らしいオリジナル作品が誕生する土壌作りの一環として、こうしたラボ(実験)的な試みは今後も続けていこうと思います。本日お集まりの皆様には、ぜひこれからも応援して下さるようこの場を借りてお願い申し上げます。

北九州芸術劇場

《staff》
 演出: 松本祐子
 舞台美術: 渡部愛
 照明: 乳原一美 (北九州芸術劇場)
 音響: 杉山聡 (北九州芸術劇場)
 衣裳: 内山ナオミ (工房MOMO)
 小道具: 山口千琴 (北九州芸術劇場)
 演出助手: 有門正太郎 (飛ぶ劇場)
 照明操作: 高木優香 (北九州芸術劇場)
 音響操作: 大村朋子 (北九州芸術劇場)
 舞台製作進行: 樋田浩昭 (北九州芸術劇場)
 舞台監督: 森田正憲 (F.G.S)
 大道具製作: 有限会社 明和工芸店
 宣伝美術: トミタユキコ (ecADHOC)
 
 制作助手: 浅野かさね (夢の工場)
 制作:宮崎麻子・国好みづき・黒崎あかね・泊篤志・新里康昭 (以上、北九州芸術劇場)

 主催: 財団法人 北九州市芸術文化振興財団
 共催: 北九州市・北九州市教育委員会
 助成: 平成17年文化庁芸術拠点形成事業
 企画・製作: 北九州芸術劇場

Posted at 13:52

2006年02月23日

前売券、お急ぎください!

2月25日(土)14:00開演、26日(日)14:00開演分は前売券での予定枚数を終了いたしました。

前売券は、残すところ、アフタートークのある25日(土)18:30開演の回のみになります。この回でのご観劇をご予定の方はお急ぎください!

ちなみに、各回とも若干枚数ですが当日券(2000円)は、開演1時間前より会場受付にて販売いたします。

Posted at 15:15

2006年02月18日

2月25日はちょっと早起きしてください。

飯野さんの日誌にもありましたテレビの取材ですが、

 2月25日(土) 11:30〜11:45
 RKB(北九州8ch 福岡4chだっけ?)
 原千晶の北九州バナナ

で放送されます。

シアラボの稽古風景とか、劇場の中とか見れますよ。
25日はちょっと早起きしてテレビ見て、ご飯食べて、リビング北九州読んで、劇場にお越しくださいませ。

Posted at 17:16

松本祐子さんのインタビュー

2月25日(土)発行のリビング北九州あの、週に1回、家のポストに入っているちっちゃい新聞です。編集長が小倉ロールケーキ研究会の会長です。)のインタビューコーナーに、シアターラボ2006演出の松本祐子さんが登場します。

25日発行だけど、その2、3日前からお家に届くところもあるそうなので、配布されているお家のみなさんはチェックしてくださいね。

Posted at 14:24

2006年02月06日

アフタートークが決定しました

2月25日(土)18:30開演の回終演後にアフタートークを実施します。(30分程度)

[出演]
松本祐子
はせひろいち(平成17年度戯曲講座講師)
藤尾加代子(「ドライブ・シート」作者)
高山力造(「Re:Reset」作者)
司会:泊篤志

「リーディング公演でああだったアレは、今日のシアラボではこうなっていたけど、どうやったの??」とか、シアラボ本番までのいろいろとか聞けちゃうかも!?です。
ぜひこの機会にご参加ください!

北九州芸術劇場

Posted at 21:49

2006年01月24日

本日より稽古が始まりました

シアターラボ2006の稽古が本日1月24日から始まりました。
出演者のみなさんに稽古日誌を書いてもらい、稽古場の雰囲気をお伝えしていきたいと思います。

ReReset.jpg drvst.jpg
本番は 2月25日(土) 14時開演/18時30分開演、 26日(日) 14時開演 です。

北九州芸術劇場

Posted at 21:18
(c) 2006 KITAKYUSHU PERFORMING ARTS CENTER