福北演劇ネットワーク公演「雨かしら」について
企画概要

第14回北九州演劇祭の市民参加公演として、福北演劇ネットワーク公演を行います。春に福岡市で開催された、見本市形式の演劇フェスティバルと連動した実行体制をとり、北九州市・福岡市・行橋市の劇団と、オーディションで選ばれた市民による合同公演となります。地元の表現者同士の交流、市民との出会いを通じ、更なる北九州演劇界のパワーアップのきっかけ作りを目指します。
演出には、現代演劇の基礎を土台とした作品・演出には定評があり、関西演劇界を牽引する、南河内万歳一座座長・内藤裕敬を迎えます。

                              
「雨かしら」は、1998年、木野花=演出で、戸川純・池田成志・円城寺あや・河野洋一郎・明楽哲典の5名の出演で、東京のスペースゼロで初演されました。さらに2001年、台本を大幅に加筆し、内藤裕敬演出で兵庫県のピッコロ劇団によって上演。両公演ともに大好評を得ました。
当然ながら、内藤裕敬の疾走感と叙情性を併せ持つ世界観を存分に楽しめる一方で、自身の劇団である南河内万歳一座での作品とは違う面をみせる本作。内藤ファンにとって興味深い体験のできる作品であることに間違いありません。

Posted by mt_master at 2006年10月23日

福北演劇ネットワーク公演「雨かしら」について
作・演出プロフィール

内藤裕敬(ないとう・ひろのり)    
南河内万歳一座・座長、俳優。
第2回公演以降、全作品の作・演出を手がける。87年、『唇に聴いてみる』で第2回テアトロ・インキャビン戯曲賞を受賞。その現代演劇の基礎を土台とした作品・演出には定評があり、近年、劇団公演以外の場で、作・演出を手がけることも多い。05年秋には、唐十郎氏が自身の小説を戯曲化した「調教師」(椎名桔平、木野花ら出演)の演出を引き受け、改めて日本演劇界の注目を集めている。北九州芸術劇場では、03年「大砲の家」(作:泊篤志)の演出を手掛け、北九州に滞在して九州の役者とともに作品創作に取り組んだ。また、劇場オープン前から俳優向けのワークショップなども行い、九州の若い演劇人と交流する機会も増えてきている。

Posted by mt_master at 2006年10月23日

福北演劇ネットワーク公演「雨かしら」について
ストーリー

「私たち、脱出できないのかしら、ここから…。」
「奇跡の人」の上演を数日後に控えた、ある劇場の楽屋。そこに集う俳優・スタッフたち。どうやら稽古ははかどっていないらしい。いがみあう俳優たち。それをとりなそうとする演出家。役にあぶれた若手の俳優たちは、愛想ばかりで実のない制作に詰め寄っている。
一方、あるごく普通の日本の家庭。父親は仕事に忙しく、給料を家に入れるだけの存在。母と子供たちだけでわいわいと家庭は営まれている。父親の印象は薄く、その存在は果てしなく危うい。
劇の創作現場とありふれた家庭、このふたつの情景が錯綜しながら展開していく中で、やがてコミュニケーションの成立が難しい、今の日本の閉塞した人間関係が浮き彫りにされていく―

Posted by mt_master at 2006年10月23日

福北演劇ネットワーク公演「雨かしら」について
キャスト/スタッフ

■act (五十音順)                            
井田直美・一ノ宮亜葵・井中歩美・大畑佳子
加賀田浩二・烏山茜・河口玲子・小林英喜
酒瀬川真世・佐藤友美・清水裕子・谷川哲朗
葉山太司・平林拓也・深川幸子

■special act 泊篤志・大塚ムネト

■参加劇団 (五十音順)                            
藍色りすと・いすと校舎・ギャングママMAX
ギンギラ太陽‘S・グレコローマンスタイル・劇団C4
劇団夢の工場・劇団轍・飛ぶ劇場・のこされ劇場≡

■staff                             
作・演出=内藤裕敬(南河内万歳一座)
美術=渡部愛
照明=乳原一美(★)
音楽=中村明子
音響=大谷正幸(★)
衣裳=沖田都(のこされ劇場≡)
小道具=永幡桂子(藍色りすと)・土肥聖子(藍色りすと)
演出助手=鵜飼秋子(飛ぶ劇場)
舞台監督=東孝史(★)
プロダクションマネージャー=樋田浩昭(★)
協力=南河内万歳一座/OnTheRun
宣伝美術=T’sQ’S
制作=田上佐和子(★)・野林紗恵(★)/津村卓(★)
 
★…北九州芸術劇場

Posted by mt_master at 2006年10月23日

福北演劇ネットワーク公演「雨かしら」について
公演日時・チケット料金

■公演日時
 2006年12月15日(金)19:00
      12月16日(土)13:00/18:00
      12月17日(日)13:00

■会場:北九州芸術劇場 小劇場

■料金:全席自由
     前売一般2,000円
     前売学生1,500円
     (当日各300円増)
      ※未就学児はご入場頂けません。(託児有り:有料・要予約)

■チケット取扱:
 北九州芸術劇場プレイガイド(リバーウォーク北九州5階・店頭販売のみ)
 電子チケットぴあ   TEL.0570-02-9999(Pコード:368−171)
 ローソンチケット TEL.0570-084-008(Lコード:86083) 

■お問合せ先:北九州芸術劇場 芸術文化情報センター
           TEL 093−562−2655

Posted by mt_master at 2006年10月23日