声の不思議。

みなさまこんにちは、広報野村です。

前回のお稽古までで、小劇場での稽古が一区切りとなりました。
この後も小劇場は使うのですが、主な稽古の場所は中劇場になります。

そんな小劇場での稽古を振り返って思った事のひとつに「声って不思議だなあ」ということがあります。

"世界で一番小さな楽器"と大森さんが言っていた、声。
稽古でそれぞれのパートで座るときに、初めての人はなるべく前に座るようにと言われました。
声が前に行くので後ろの経験のある人の声が助けてくれる、のだそうです。

最初はそこまではっきり分かるのかな?と思っていたんですよ、実は(申し訳ありません)
ところが、言われた通り前の方でかつ両隣りに経験者の方がいる席に座って歌ってみると。
これがビックリ、アルトパートの「声」がガードしてくれて他のパートの声につられないんですよ!
ソプラノ・メゾソプラノ・男声が全く聞こえないということではありません。
ハーモニーもきちんと聞こえるんですが、なによりアルトパートがはっきりわかって歌いやすい!
一人だと音程が分からなくてさまよってばかりだけど、ちゃんと助けが入るのです。

aoitori_062504.jpg

写真は男声~アルトパートにかけてです。
さらにそれを実感したのが、中盤にあった席替え。
お隣の方がメゾさんというパートの端の席に移動して歌い始めた途端、アルトと同じくらいメゾソプラノのメロディが!!
・・・そこから慣れるまでが大変でした。
先日の稽古の終り頃になると、どうにかこうにか慣れてきて自分の耳がアルトパートに集中出来るようになってきました。
まあ、"出来るようになった""歌えるようになった"といっても、どれも"最初のころと比べると"という注釈が付きますが(汗)

それから去年写真を撮ってるときに思ったんですが、今回も土曜日のお稽古で写真を撮るときに改めて感じた事があります。
歌っているみなさまの前と後ろでは声のひびきが違うんですよ。
後でも素敵だなぁと思って聴きながら撮影しますが、前に回ると声が自分へ向かって飛んでくるようなんです。
とても迫力があり、歌を一人占めしている感じがして贅沢だなあと思ってしまいました。

aoitori_062503.jpg

こちらの写真はメゾソプラノ~ソプラノにかけてです。

aoitori_062502.jpg 

で、こちらもソプラノ。主に小学生チームの方たちが写っていますね。

 "声"は自分が持っていて、普段使っているのに改めて色々気付くとほんと不思議ですね。
そんな"世界で一番小さな楽器"を素敵に演奏できるように、まだまだ頑張りますよ!

『わたしの青い鳥』について

「青い鳥」はメーテルリンク原作の物語。
きこりの子どもチルチルとミチルが幸せの青い鳥を探して旅するファンタジーです。
その「青い鳥」にオリジナルの詩と曲をつけて“合唱を中心としてつづる物語”としたのが合唱物語『わたしの青い鳥』です。
昨年に引き続き、ワークショップの様子を少しですが紹介していきます。
このブログを読めばあなたも“幸せの青い鳥”が見つかるかもしれませんよ!

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