月1ダンス部2008

北九州芸術劇場 学芸ブログ

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2009年04月05日 14:36

ダンス作品って何だろう?~アンケート

ダンス作品って何だろう?一緒に踊りながら考えてみよう。
2009年3月22日(日)発表会終了後のアンケート

今回は3月22日(日)の最後に参加者全員から書いて頂いた29名のアンケートを、写真と共に掲載したいと思います。

※写真は3月22日(日)発表会前までの練習風景です。写真とアンケートは別々のものとなります。また、アンケート中にありました個人名などは省略させていただきました。ご了承ください。


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◆今さらですが、最初から(1月7日)から参加したかったなと思います。私は振りとか流れが比較的頭に、体に入りにくい方で作品自体を楽しめないこともあるのですが、今回は振りに振り回されることなく楽しめました。昨日会った人に、偶然腹式呼吸のことを教えてもらって、どうにかしていきしたら、少しあわてずにすみました。あと同じ班だった人たち、私が参加できなかった時間のことを分かりやすく、そしてそのことで私の気持ちが落ち込まないように、温かく会話してくださって、そのことで緊張せずに作品を楽しめた一種の要因だった気がします。あと、じゅんじゅんさんの目を見て、直球で言ってくださるアドバイスがとてもこちらに響いてきて頭で感覚で理解しやすかったです。あと、まだまだ視野が狭く、いつまでたっても体を作れない自分を思い知らせれました。だから、どうするを実行できる自分になりたいと強く思いました。

◆大変楽しかったです。講師がバラエティーに富んでいて少しずついろいろ楽しめて良かったです。でも、どの講師ももっと深く学んでみたい!という欲求が出てきました。参加者とのコミュニケーションも楽しかったです。

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◆今、じゅんじゅんのワークしか参加してないけど、今度ある他の方のも参加したいと思います。でもじゅんじゅん来てほしい!今日もむっちゃ良かったです!また、長編の作品もしてみたいです。

◆まだまだこんなにダンスをやりたい人がいるんだと、1年半ぶりに芸術劇場の企画に参加させてもらって、嬉しかった。月1ダンス部を通じて、もっとダンス人口が北九で増えて発展していくと良いですね。他の振付家さんんのWSには参加してませんが、ダンス事業がもっと盛んになるのを応援してます。

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◆前回の2月28日、3月1日から参加をし、今回の3回に参加をしました。僕は普段1人での活動がメインなので前2回時に行った「スキマを探す」の内容で満足した感がありました。スキマなりコンタクトなり、相手を感じ伝わる情報、伝えられる情報に喜びを見つけた気がします。でも、今3回は更に空間の使い方や質感のとらえ方の「質」に驚きました新加入のメンバー(僕も新顔かもしれませんが・・・)によってプレッシャーを感じ、良い刺激になったと思っています。またどこかで会えたらいいな、と思っています。みなさんありがとう。温かい時間でした。

◆机を使った(備え付けではない)ものを作るのは初めて?だったので面白かったです。九州のダンス事情を見ることが出来て、色んな人と会えて良かったです。

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◆ダンスに関する知識も技術もゼロの状態の私が、この企画に参加することによって、まぜ自分のことを知れたのが大きな収穫でした。次にやりたい事や自分に足りないもので高めていきたいものが少しだけでも明確になることで、次に進めるんだなぁと。そしてコミュニケーションをとる手段がまず体!というのが当たり前の環境ってスバラシイ。こうやってWSも、見せる(表情)前提で作品を作れることはとても幸せでした。本当にありがとうございました!!

◆東京の方と知り合えて自分の知らない世界に触れられたみたいで嬉しかった。人や物に対する接し方が変わりました。

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◆北九州のみなさまの人柄がとてもとても素敵で楽しかった。ありがとうございました。

◆7月から月1に参加してきていろんな体験ができました。体ってこんな風にすればこういう風に動くんだなぁと思いました。月1に参加しなければ出会わなかった方もたくさんいて、すごく充実した日々でした。楽しかったです。また参加したいです。こういうのを企画してくれて、ありがとうございました。

◆時間が許せばまた参加したいです。次は「おやじクラス」でとりあえず来月からのにも参加します。

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◆今回参加して、ダンス作りの楽しさと難しさの両方を味わうことができました。コンテンポラリーダンスがどういうものか、正直よくわからなかったのですが、このワークショップに参加してこんなに様々な表現を内包できるものであることを知りました。また機会があれば参加したいと思います。

◆具体的な到達点が設定されていたのが良かった。専門家の指導を受ける機会が他にないので貴重な経験でした。ありがとうございました。

◆いろんな方と出会えて良かった。楽しかったです。3日間でどんなものが出来るか不安もちょっとあったけど、やれば出来るもんだ~と思いました。グループごとに違ったものが出来て面白かったです。今回のようなワークショップの時間、形は参加しやすいので良いです。

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◆創作を通じて思ったのは、1つの動きで何を伝えたいかを考え、そのためにはどんな見せ方細かな動作をしていくのか、合わせていくか、ということの重要さだった。限りある日程だったので、制限ある中でそれをどこまで高められるか。今回はなかなかうまくいっていたのではないかと思えたので、充実した3日間だった。これから発展していくためのヒント(コミュニケーション、間の取り方、タイミングの合わせ方など)も得られる価値ある3日間だった。

◆グループワークはとても楽しかったです。なんとなくできたそれぞれのグループで、色々なカラーがあり、作品の一つひとつも個性が出て大変面白かった。創作作業でみんなの意見を交えながらどんどん変化していく振付。いろいろ試しながらみんなで作っていけました。その中でハッとするようなことが起こったり、笑えることが起こったり、本当に楽しかったです。自分でもダンス教室の子供たちと作品をこのようなグループワークを試してみたいと思いました。ありがとうございました。

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◆このようなワークショップを企画・製作していただき、ありがとうございました。コンテンポラリーダンスに触れる機会が出来て良かったです。最初に振付のアイデア2回目に構成(作品)作り3回目にお客さんに発表する形という段階で進めていただけるのは、本当に良かったです。勉強になりました。今後して欲しいこと、お客さんの視点視覚でどのように舞台が見えているかを考えるワーク。立ち位置とかモノの位置とか映像を見るのも良いかと。

◆作品をつくる、ということを通して何ができるか、ということを実際にいろいろ見られて大変勉強になりました。丁寧にフィードバクすることとそれを作品に生かすという流れが見えたことも満足です。

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◆人と人(身体と身体)との関わり方がとても勉強になりました。発表会に一般の方々が入ったので良かったです。身内仲間だけだったらあそこまで気持ちを入れ込んで練習しなかったかも。劇場のみなさんありがとうございました。じゅんじゅんさんありがとうございました。

◆今回は作品を創るということで、ハードルが高いからやめようかと思いましたが、勇気を出してきました。途中は体力的にもきつくてやめれば良かったという考えも少しは頭をよぎりましたが、こうして作品を無事発表出来て、参加して良かったなと思いました。ダンスと縁もなく、ずっと生きて来てこうしてダンストの接点を作っていただき、初心者でも入りやすいワークショップを作っていただき、良かったです。

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◆お疲れ様でした。短期間(時間)でイイ作品がたくさんできて良かったです。月1ダンスはいつも楽しみですね。どんどん発展させていってください!!じゅんじゅんさんが来期ないのはとても残念です。

◆東京から突然やって来て嵐のように参加させていただきました。すごく勉強になりました。普段のリハーサルでも体や言葉の感覚やボキャブラリーを共有するのは難しいなぁ・・・と日々痛感しますが、それでもやはり長い時間一緒に作業しているメンバーとはやりとりの土壌は出来てくるものです。そういう中で今回のように「何を共有できているのか」すらわからない人たちの作業はものすごくチャレンジでしたし、発見がたくさんある3日間でした。もっとがんばらないとなーと思います!ありがとうございました!

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◆今まで(9月から参加の前まで)多くのことに少しだけ、なんとなく後ろ向きな姿勢があったのですが、このワークショップに参加することをきっかけに"挑戦してみるっきゃない!"と前向きになれた気がします。そういう意味ではこの半年間で自分の中に変化が生まれました。体をもっときたえること、気持ちを鍛えること。動ける体をつくること。これからの課題です。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

◆半分くらいしか参加できず残念でしたが、楽しく参加でき途中からでも作品作りに加われて良かったです。当日までまとまらなくて不安でしたが、じゅんじゅんさんやチームのみんなのおかげでうまくまとまり、良かったです。他の作品も素晴らしくて感動しました。ありがとうございました。すごく緊張する私が珍しく緊張せず固まって10秒数える役に、唯一緊張しました。それ程集中できて楽しめて良かったです。また参加したいです。

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◆月1は少ない気がしていましたがぎゅぎゅっと絞られた気がして、毎回筋肉痛。週1回ではバテていたかも。この作った作品をきっちり仕上げてもっと詳しく作品の構造を客観的に知りたいと思いました。1月からのワークショップで、体もずいぶんと動くようになりました!バンザイ!!パターン、ピースも増えて、今回のことを踏まえて演劇とダンスの関係を考えてみたいと思います。ありがとうございました。

◆1月に初めて来た時は、全くの初心者が、僕以外にはいなかったので最初は不安がたくさんありましたがじゅんじゅんや参加者の方々が良い方ばかりだったので上手くうちとけることができたと思います。また、次も受けてみたいワークショップに今回のような作品を仕上げるようなワークショップがあったらいいと思いました。大きい作品ではなくちょっとした作品でも。

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◆WS前は初めて会った人たちとの共同作業に少々不安を感じていましたが心配無用でした。一緒のグループになった人とは積極的に意見やアイデアを言い合うことが出来て良い時間を共有できたと思います。が、他のグループとはほとんど交流がなかったのでそれは少し残念でした。

◆じゅんじゅんさんのワークショップに初めて参加しましたが、約3か月にわたってという継続的なもので良かったと思いました。毎回の反省、それを次回に活かそうとこちらの気持ちも継続的でした。ワークショップは想像以上の内容で、頭で意識しての動きと無意識での動きとの狭間を体験したことが貴重な経験でした。それを、気持ちいいものと思う反面ちょっとビックリ、えー怖いと思う感情を強く感じました。とりあえず、学生の頃からダンス、バレエなど感傷はたまにしてましたが、実際に動いてみるのはとても楽しいものだと思い、ちょっととりあえずバレエのレッスンでも受けて体の声を聴けるようにしてみます。

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◆だいぶ昔(10年くらい前)、バレエを習っていました。でも、かなりへたくそでレッスンも厳しく、振付を覚える能力が自分にはないんだろうと一人で決めつけていました。今回マイムの先生、生徒さんたちと一緒に習う機会があったことで、振付に意味やストーリー、流れを探すことを知り、それがあったおかげで、振りがスムーズに頭に入りました。バレエと比べるととても有機的で温かいなぁと思いました。じゅんじゅんのブログを少し見たのだけど「自分は、人に教えるのはうまくない」と書いてあり、いや自分は今まで習った先生の教え方の中で、誰よりも入っていけたし、自分みたいな人がまた踊れて、良かったです。なんかうまく言えないのですが、感謝しています。先生もお元気で。

講師プロフィール


乗越たかお
作家・ヤサぐれ舞踏評論家。海外でも翻訳され、ベストセラーとなった「コンテンポラリー・ダンス徹底ガイドHYPER」(作品社刊)は多くの大学でも採用され、世界最高のダンス・ライブラリ、NYリンカーンセンターをはじめ、パリのCentre National de la Danse(CND)にも収蔵されている。他に「ダンシング・オールライフ~中川三郎物語」「ドメイン~熊川哲也120日間のバトル」(ともに集英社)、「アリス~ブロードウェイを魅了した天才ダンサー川畑文子物語」(講談社)など著書多数。06年にニューヨークのジャパン・ソサエティからの招聘を受けて滞米研究。07年イタリアのダンス・フェスティバル『ジャポネ・ダンツァ』の日本側ディレクターを務める。現在は月刊「シアターガイド」、月刊「DDD」などで連載中。

中村恩恵
横浜生まれ。舞踊家。1991年から現代の舞踊界のリーダー的なカンパニー、ネザーランドダンスシアターで主要ダンサーとして踊ったのち、オランダをベースにフリーの舞踊家として活動。近年では自らの舞踊活動のかたわら、キリアン作品のコーチとしてパリオペラ座をはじめ、世界中のバレエカンパニーやバレエスクールで作品指導にあたる。07年、横浜に舞踊活動の拠点として、Dance Sangaを設立。

坂本公成
福岡県出身。大学で美学と人類学を学ぶ。’90年にMonochrome Circus結成。音楽家の野村誠や、山下残など複数のアーティストと活動を共にする。’96年「ダンスの出前」で有名な「収穫祭シリーズ」を開始。フランス、ドイツ、リトアニア、韓国、などでの、劇場、美術展から福祉施設、学校など、上演は国内外300回を越える。舞台作品でも、’00年の「リヨン・ビエンナーレ」で紹介されるなど、17ヵ国27都市で作品を上演。Monochrome Circusは昨年度から京都の老舗小劇場『アトリエ劇研』のフランチャイズ・カンパニーとして新たな活動を開始。一方、2008年で13周年を迎える「京都国際ダンスワークショップフェスティバル」のプログラム・ディレクター。京都芸術センター主催『Coaching Project』プロデューサーなどダンサー目線に立ったprojectから多くの若手ダンサーを育てている。

森裕子
日本一小さいコンテンポラリーダンサー。が、その小ささを感じさせない大きな空間と透明感のある動きが魅力。’93年にMATOMA France-Japonに参加以降、アヴィニヨン演劇祭など海外の大きな舞台に立ち続ける。’96年よりMonochrome Circusに参加。以降同カンパニーで振付・ダンスに活躍する。コンタクト・インプロヴィゼーションの指導者としても全国各地、海外でも活躍している。

じゅんじゅん
学生時代よりマイムをを始める。その後コンテンポラリーダンスでの活動も開始。ソロ作品を発表するほか、岩淵多喜子、伊藤キムらのダンス公演にも多数出演。パフォーマンスシアター水と油を創設メンバー。水と油のメンバーとして、結成の1995年から一時休止の2006年3月までに国内22都市海外9ヶ国22都市で公演を行う。生まれ持っての空間を捉える才能と、独自の身体の動きでダンスファンのみならず多くの観客を魅了してきている。2007年、横浜ダンスコレクションR横浜ソロ×デュオ<Competition>+にて『審査員賞』受賞。その他、世田谷パブリックシアター野村萬斎演出の『国盗人』やNHKドラマ『トップセールス』におけるダンスシーン振付・出演など演劇やテレビ等の分野にも活動の場をひろげる。ダンスラボ2007「迷路のつくりかた」(2007年9月北九州芸術劇場 企画・製作)振付・演出。