月1ダンス部2008

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2009年04月15日 12:05

2008年度「月1ダンス部」を振り返って

お久しぶりです!新緑が眩しくて美しい季節になりましたね。
今回は、これからの「月1」の紹介ではなく、2008年度「月1」の担当だった私の感想をお届けします。

2008年7月5日から2009年3月22日までの25回。なんとか休むことなく、参加して、見学して、撮影して、レポートして。大変だなと思う時もありましたが、思い返すと「楽しかった!」の一言に尽きます。

「月1」の担当になるまで、私はダンスを見たことがなく、もちろんやったこともなく。はっきり言って、全く興味なしでした。(申し訳ありません・・。)しかも「コンテンポラリー・ダンス」ですよ。全く聞いたことのない言葉から始まり、担当に決まった時は不安しかなく、必死にアートライブラリー(リバーウォーク5F)でダンス系の本を借りて読んでいました。が、いまいち分からない・・。

けれど、「月1」の初日を飾って下さった乗越たかおさんの、めっちゃ楽しいトークと秘蔵映像によって、「ダンスってけっこう楽しいかも」という思いになり、中村恩恵さんの素敵な踊りと雰囲気に、「ダンスってすごい、体だけで人に物を伝えられるのだ」に変わり、坂本公成さん&森裕子さんの楽しくて驚くことばかりのワークショップでは、「身体の感覚の発見と、人との関わり」を感じ、じゅんじゅんさんのダンスへの情熱と厳しくも的確なアドバイスは、「グループワークの無限の可能性と、観客へ"見せる"ということの難しさ」を知ることができました。

9ヶ月で25回。回数にしてみるとそんなにないのかな?と思うかもしれませんが、私にしてみると濃密&濃厚で、ダンスという今まで全く知らなかった分野と、自分の知らなかった体の感覚を"気付く"ことができた、第一歩だったと思います。そしてなにより、「月1」に参加して頂いた方達と、一緒にワークショップを行い、お話し出来たこと。それは「月1」の担当にならなければ決して会うことのない方ばかりだったと思います。

「コンテンポラリー・ダンス」という聞きなれない言葉も、今ではサラサラと使えるようになりましたが、「コンテンポラリーって何?」って聞かれると、実は今でも「??」な部分が多くてまだまだ掴めていません。日々新しい作品が出来ているのと同じように、ダンスも日々進化しているのだと思います。
そして、ダンスを全く知らなかった私自身の感覚が日々変わってきたように、このブログを見て少しでもダンスに興味を持たれる方がいたら、本当に嬉しいです。

何事も「やってみなくちゃ分からない!」という言葉通り、「月1ダンス部」も参加してみなければ分からないことばかりです。ダンスという分野から遠いところにいた私でも参加できたのだから大丈夫!
素敵な発見と出会いがあると思います!ぜひ参加してみて下さい。

さぁ、今回で私の書くブログも最後になります。2008年度で「月1ダンス部」の担当を卒業してしまいましたが、見学にはこれからも行かせてもらいますので、その時はぜひ声を掛けて下さい。
拙い文章に今までお付き合い頂き、本当にありがとうございました。


「月1ダンス部」のブログはこれからも新しい担当者に引き継がれて行きます。
お楽しみに!


2008年度「月1ダンス部」広報担当:鬼木

講師プロフィール


乗越たかお
作家・ヤサぐれ舞踏評論家。海外でも翻訳され、ベストセラーとなった「コンテンポラリー・ダンス徹底ガイドHYPER」(作品社刊)は多くの大学でも採用され、世界最高のダンス・ライブラリ、NYリンカーンセンターをはじめ、パリのCentre National de la Danse(CND)にも収蔵されている。他に「ダンシング・オールライフ~中川三郎物語」「ドメイン~熊川哲也120日間のバトル」(ともに集英社)、「アリス~ブロードウェイを魅了した天才ダンサー川畑文子物語」(講談社)など著書多数。06年にニューヨークのジャパン・ソサエティからの招聘を受けて滞米研究。07年イタリアのダンス・フェスティバル『ジャポネ・ダンツァ』の日本側ディレクターを務める。現在は月刊「シアターガイド」、月刊「DDD」などで連載中。

中村恩恵
横浜生まれ。舞踊家。1991年から現代の舞踊界のリーダー的なカンパニー、ネザーランドダンスシアターで主要ダンサーとして踊ったのち、オランダをベースにフリーの舞踊家として活動。近年では自らの舞踊活動のかたわら、キリアン作品のコーチとしてパリオペラ座をはじめ、世界中のバレエカンパニーやバレエスクールで作品指導にあたる。07年、横浜に舞踊活動の拠点として、Dance Sangaを設立。

坂本公成
福岡県出身。大学で美学と人類学を学ぶ。’90年にMonochrome Circus結成。音楽家の野村誠や、山下残など複数のアーティストと活動を共にする。’96年「ダンスの出前」で有名な「収穫祭シリーズ」を開始。フランス、ドイツ、リトアニア、韓国、などでの、劇場、美術展から福祉施設、学校など、上演は国内外300回を越える。舞台作品でも、’00年の「リヨン・ビエンナーレ」で紹介されるなど、17ヵ国27都市で作品を上演。Monochrome Circusは昨年度から京都の老舗小劇場『アトリエ劇研』のフランチャイズ・カンパニーとして新たな活動を開始。一方、2008年で13周年を迎える「京都国際ダンスワークショップフェスティバル」のプログラム・ディレクター。京都芸術センター主催『Coaching Project』プロデューサーなどダンサー目線に立ったprojectから多くの若手ダンサーを育てている。

森裕子
日本一小さいコンテンポラリーダンサー。が、その小ささを感じさせない大きな空間と透明感のある動きが魅力。’93年にMATOMA France-Japonに参加以降、アヴィニヨン演劇祭など海外の大きな舞台に立ち続ける。’96年よりMonochrome Circusに参加。以降同カンパニーで振付・ダンスに活躍する。コンタクト・インプロヴィゼーションの指導者としても全国各地、海外でも活躍している。

じゅんじゅん
学生時代よりマイムをを始める。その後コンテンポラリーダンスでの活動も開始。ソロ作品を発表するほか、岩淵多喜子、伊藤キムらのダンス公演にも多数出演。パフォーマンスシアター水と油を創設メンバー。水と油のメンバーとして、結成の1995年から一時休止の2006年3月までに国内22都市海外9ヶ国22都市で公演を行う。生まれ持っての空間を捉える才能と、独自の身体の動きでダンスファンのみならず多くの観客を魅了してきている。2007年、横浜ダンスコレクションR横浜ソロ×デュオ<Competition>+にて『審査員賞』受賞。その他、世田谷パブリックシアター野村萬斎演出の『国盗人』やNHKドラマ『トップセールス』におけるダンスシーン振付・出演など演劇やテレビ等の分野にも活動の場をひろげる。ダンスラボ2007「迷路のつくりかた」(2007年9月北九州芸術劇場 企画・製作)振付・演出。