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2011年01月04日 12:19

美活動~ダンスで磨く、ココロとカラダ

「美活動(びかつどう)~ダンスで磨くココロとカラダ」/進行:山田うん
2010年12月23日(木・祝) @稽古場およびイリス北九州

 

ダンサー・振付家の山田うんさんを進行役に迎えて、
「美活動(びかつどう)~ダンスで磨くココロとカラダ」を
実施いたしました。

今回の対象は、月1ダンス部"初"の20~30代女子限定。
うれしい事に定員を大幅に上回るお申し込みをいただきました!!
ありがとうございました。

ですが、会場の広さなどの都合により、参加いただける人数が限られており、
断腸の思いで抽選を実施。
そして、22名の方々にご参加いただくことになりました。

「月1ダンス部をもっと知ってほしい」という思いから、
これまで出会いの少なかった20~30代女子にしぼり、
"美"をテーマに、ワークショップを企画。
対象世代が読者層でもあるアヴァンティさんにも募集のご協力をいただき、
多くの月1ダンス部初参加の方々と出会うことができました!

 

今回の進行役:山田うんさん(ダンサー・振付家)
 
うんさんは、国内外でダンス公演、ダンスライブなどの活動をしながら、
子どもから年配の方まで、さまざまな世代に合わせた親しみやすいワークショップを
全国各地で展開しています。

 

それでは早速、
ダンスワークショップ&トーク[うんさんお手製おにぎり付☆]の様子を
ご紹介します!!


まずはダンスのワークショップ!

足裏のマッサージからはじめます。
 
もみもみ。


 
筋を伸ばして。


カラダを動かすのが久しぶりという方がいましたので、
「無理のないよう、出来る範囲でがんばりましょう」
と、うんさん。


続いて、胴体を使って歩きます。
 
お腹を使って前へ、後ろへ。
 
背中を使って前へ、後ろへ。

 

 
次は、お尻を使って歩きます。
 
わっせわっせ。

 
小刻みに動かしてお尻で回転。

足首をつかんで歩く。
 
うんさん「股の間から世界を見て!!」(笑)

今度は、手を前に突き出して、
 
パ~ンチ!
 
キ~ック!

みなさん、ストレスが溜まっているのでしょうか?
かなりキレがありました(笑)。

 

 

そして、普段伸ばさないトコロを伸ばしました。
 
うんさん「指の間を思いっきり広げて"超パー"をつくって!」(笑)
 
脇の筋肉を伸ばします。


うんさん
「側筋を伸ばして!
普段使わないので筋肉痛になっても大丈夫!!」


ちょっと参加者のみなさんが慣れたところで、
お互いに"ハイタッチ"。
 
「イェーイ!!」

 


今度は、太極拳自由形。
太極拳風に踊ります。
 
二人組で太極拳デュエット。
 
「はーっ!!」


次は、ダンス自由形。
5人組でバラードの曲にあわせて。

ララララー
 
自由にダンス♪
 
手を取り合って。

 

 

最後は、振り付きのダンスを踊ります。
 
窓吹きのイメージで。
 
拭いて。

 拭いて。
 
下まで行ったら、拭いてないところを拭きながら上へ。
 
拭いた後は、ワイパー。

大きくワイパー。
 
ウィーン、ウィーン。

後は自由に。
 
うんさん「自由に踊って!」


踊り終わって、呼吸を整えます。
 
大の字に寝て、リラックス。


あっという間の1時間。
これでダンスワークショップはおしまいです。

 

今回のワークショップは「美活動」という事で、
ダンスで気持ちのよい汗をかいた後には
うんさんによる素敵トーク!
稽古場からリバーウォーク5Fにあるイリス北九州に移動します。

 

 
着替え終わって、みなさんで移動中。


トーク会場のイリス北九州に到着。
うんさんお手製のおにぎりが振る舞われました。
 

朝一からうんさんが作って下さった特製おにぎりと
小倉城内にある『糠蔵』さんのぬか漬け付き。
 
お米は宮城県産ひとめぼれ。

 

 
「おいしい!!」

 

お米と中身の梅干しとおにぎりにつける味噌はうんさんの母方のお郷より取り寄せで、
塩もうんさん御用達の天然塩を使用。
「北九州の郷土料理も」ということで、
糠蔵さんのぬか漬けを添えています。

うんさんプロデュースのおにぎりセットは
大好評で、みなさんペロリと食べていました☆


 
うんさんもモグモグ。

 

美味しいおにぎりでお腹も落ち着いたところで
うんさんによるトークタイム。
 
結婚、仕事、人生について、体験談を交えながらお話していただきました。

「今は、天真爛漫に見えるけど、昔は違った」

という、うんさん。

「友達はいない、いじめ、登校拒否、グレてた
 ここまで来るのに、何度も死んで、何度も生き返った感じ」


◎結婚について
「結婚してます。
 自分にとってよかったのかどうかはわからないけど、
 その時"結婚したい"とお互いに思える人に出会ったから。
 出会って2ヶ月で結婚。
 お互いに過去を全く知らなかったが、
 『それでも、いい。
  先のことだって分からないんだし、
  これから君の過去を発見していけばいい。』
 と、言われ、『ステキ!!』と思って結婚した。」


とても素敵なことを言ってくれるダンナ様で、うらやましいです!!


「結婚は1年更新だったらいいな。(でもよく考えたら1年じゃなくて3年更新だな(笑))
 『そろそろ更新だけど、来年わたしたちどうする?』みたいな(笑)。
 父・母はひとりずつじゃなくていいと思う。
 『2人目のお母さんの方がよかった!』というのがあってもいいと思う。
 いろいろな人に出会う事で、憎しみ合うことは減るんじゃないかな。」


「"新しい生き方"を提案していきたい」という、うんさん。
結婚を更新性にするとは、かなり斬新な発想でおもしろいです。

 

◎ダンス、人生について
「普通にOLをやっていたが、ふと思い立って
 25歳の時に有り金を持ってニューヨークへ。
 いろいろなものをみて、出会って、刺激になったが、
 身近にある大切なものに気づくことも出来た。
 好きな人に好きと言って、好きなものを食べて、好きなことをしていられれば
 長生きはしなくていい。
 踊りはずっと好きでいられる。
 頭やカラダ、全身を使う感じが好き。
 好きなことをやって過ごす時間が少しでも多い人生にしたい。」

 

そして、質疑応答。

Q:なぜニューヨークへ行ったんですか?
「外国語は英語しか話せなかったし、ショーとウォール街を見たくてニューヨークに。
 3ヶ月では変わらなかった。 
 その後は、学習塾を開いて、バイトして生活をした。」


Q:新しいことを始める時に、親しい人と別れて、
  新しい人と出会うことに不安はないですか?
 「あります。
  自信はないので、不安です。
  "生きていればなんとかなる"という変な自信はあるけど(笑)
  いつかは死ぬんだし、死んでしまったらどうしようもないが、
  生きていればなんとかなる。
  人生にいろいろな壁はあるけど、"やりたい!"と思う事を
  やればみんなHAPPYになれると思う。
  雑草のようにたくましく生きていれば、
  "やりたい!"と思う事を反対していた人もいつかはわかってくれる。」


Q:悩んだ時はどうしますか?
「大好きな人が生きている、生きていた、と言う事を考える。
 そう考えることで自分に自信が持てるようになるから。」

 

うんさんのお話に引き込まれているとあっという間に時間がきてしましました。
一人一人ともっとお話がしたいという、うんさんは、
アンケートを記入していただいている時間に、
みなさんのことを聞いていきました。
 


予定時間を過ぎ、別れがたい雰囲気でしたが、
うんさんの一本締めで、終わりを迎えました。


今回は、月1ダンス部との出会いが少なかった20~30代女子の方を
対象に実施いたしましたが、
このワークショップで、ダンサー・振付家である山田うんさんの
溢れる生命力と底知れぬ元気さに触れていただき、
トークでは、山田うんさんという一人の人間としての生の声を聞けて、
とても刺激を受けられていたように思います。

 

 

 

◇参加者の声◇
 
待鳥さん
「5Fのインフォメーションで、チラシをみて応募しました。
 福岡のワークショップには何度か参加していて、久しぶりに参加できればと。
 おにぎりとか面白そうだと思って。
 ダンスワークショップは、普段しない動きをしておもしろかったです。
 トークは、うんさんが心を開いているから、距離が近く感じたので、
 自分も心を開いて、素直にみなさんと話を聞いて話せました。
 今回参加して、一番は元気をもらえました。
 また明日からがんばろう!と思えました。」


 
柳澤さん
「大学でチラシをみて、かわいいチラシで面白そうだと思って参加しました。
 カラダを動かすことは好きですが、ダンスは初めてです。
 体育も苦手で、人が踊っているように踊れなくて嫌な思いをしたこともあったけど
 恥を覚悟でおもしろそうだと思って来てみました。
 ダンスワークショップは、すごく楽しかったです。
 こうしないといけない、という動きもあまりなくて、カラダをのびのびと動かせて
 とてもよかったです。
 おにぎりもすごくおいしくて、ぬか漬けもお味噌もおいしかった。
 トークも、自由に生きる、ということや恐れずにいろんなことにチャレンジする勇気を
 わたしも、みなさんももらった、と思います。」

 

今回の月1ダンス部で、今年度の"踊ってみる"編は、
すべて無事に終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、ご応募いただいたみなさま、
ありがとうございました。

 

 


おまけ☆
●ワークショップ前日
糠蔵さんへ行ってきました。
 
『糠蔵』の店長の佐藤さんから、糠について聞きました。
北九州の郷土料理ということで、
トークでも少しだけご紹介させていただきました。

●ワークショップ当日
   
 
うんさんのおにぎり作り。

講師プロフィール


百田彩乃
5歳からクラシックバレエを始める。2003年、コンテンポラリーダンスと出会い、以降、井手茂太、砂連尾理+寺田みさこ、山田うん、じゅんじゅん、坂本公成、エマニュエル・ユインなどの作品にダンサーとして参加。2008年10月には「踊りに行くぜ!!vol.9」にて振付・出演作品が全国3か所で上演されるなど旺盛なダンス熱をいかんなく発揮中。月1ダンス部では“部長”として参加者をサポートし、今回「ダンスをつくってみる編」で初めて群舞の振付に挑戦。

山田うん
ダンサー/振付家。器械体操、バレエ、舞踏などを経験し、その後独自のダンススタイルを立ち上げる。1995年渡米。2000年渡仏。2002年ダンスカンパニー「Co.山田うん」を設立し15作品を製作&発表。ユーモアと機知に富んだ作品は老若男女が楽しめる普遍性、芸術性を持ち合わせており、これまでに全国22都市、海外12カ国20都市で公演し好評を博す。また音楽や美術など他ジャンルとのコラボレーションや演劇やオペラの劇中振付でも活躍中。近年ではこれらの舞台活動と並行して目的や対象に合わせた柔軟性の高いかつ丁寧なWSが評判を呼び、全国各地で参加者の笑顔が拡大中! 写真:(C)Shoko_Kashima

小野寺修二
カンパニーデラシネラ主宰、演出家。日本マイム研究所にてマイムを始める。1995年「水と油」を結成。国内外で公演を行い、01年エジンバラフェスティバルフリンジ・ヘラルドエンジェル賞、03年第2回朝日舞台芸術賞寺山修司賞などを受賞。海外9カ国22都市、国内22都市で公演を行う。06年3月活動を休止。同年9月より文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてパリに1年間滞在。帰国後、08年1~2月『空白に落ちた男』(主演:首藤康之)を発表。「カンパニーデラシネラ」を立ち上げ、08年3月『Xのフーガ』(神戸アートビレッジセンター、8月フランス・ポーランドへ巡演)、12月『ある女の家』(シアタートラム)、09年3月『あらかじめ』(青山円形劇場)09年12月『点と線』(川崎アートセンター)などを次々に発表。また振付家として、08年12月『大いなる遺産』(りゅーとぴあ10周年記念ミュージカル)、09年アトリエ・ダンカンプロデュース音楽劇『トリツカレ男』(天王洲銀河劇場)、白井晃演出作品『中国の不思議な役人』(PARCO劇場)に参加するなど、精力的に活動の幅を広げている。 写真:(C)神戸健太郎