2011.11.19 12:50
「第2回目WS」
皆さまこんにちは、広報いちです。
クライマックスシリーズで福岡県民の皆さまがソワソワしていた(...であろう)
11月上旬、「テトラポット」第2回目のワークショップが行われました!
今回は2回目という事もあり、出演者の方々もだいぶ打ち解けた様子でスタート。
しかし和やかな空気は瞬時に一変...。
出だしから何ともハードなプログラムが待っていました!
それは「エアバレーボール」です。
エアギターやエアあやや、は見た事がありますが、エアバレーボール...!?
言葉で説明するよりも見て頂いた方が分かりやすいと思うので、
一部始終を写真でお送りします!
まずは「しまっていこー!!」の構え。
そしてアタック!
レシーブ&ブロック!
そしてまたアタック!!!
2チームに分かれての試合形式で行われていたのですが、
1点入るたびに息があがっている...という位の白熱の攻防で、観ている私もドキドキ。
演出家の柴さんも輪の中に入り、かなり本気でプレーされていました!
(右上の黒いTシャツの方が柴さんです)
通常のスポーツなどでもそうだと思いますが、このエアバレーにおいては
いつも以上の自己PRやコミュニケーションが大切。
「私取ります!」「○○さんお願い!」
と各自がどんどん声を出して、ボールを取ったり、他の人に委ねたり。
最初はうまくコミュニケーションが取れずお見合い状態に...なんて事もありましたが、
次第に、ほんとにそこでボールが動いて見えるかのような自然なゲーム展開が生まれました。
(歓喜の瞬間)
エアバレーでコミュニケーションが取れた後、自己紹介タイムへ。
今回は「一回にひとつの情報のみを伝えて、それを延々繰り返していく」という手法。
始めは普通の自己紹介をしていたのですが、途中で柴さんから「嘘の自己紹介をしてください」という指示が。
とはいえ、あくまで"本当っぽい嘘"というのが前提です。
「蝶々むすびが出来ません」
「昨年おばあちゃんがフランス人と再婚しました」
「昔くじゃくを飼っていました」
「マイケルジャクソンと握手をしました」
...と大小様々な嘘が繰り広げられ、時には柴さんから深く掘り下げられる事も。
その問いかけにもいかにもらしく答え、嘘にリアリティを持たせていく...というのが
役者さんの腕の見せどころですね!
そして今回のワークショップの締めは、前回も行った~16小節のわたし物語~の椅子使用バージョン。
今回は~学生時代の教室~に見立てて物語を展開。
稽古場の空間内をひとつの教室と仮定し、
2011.10.18 15:31
「出演者決定!&第1回目WS」
皆さまこんにちは、広報いちです。
本日から「テトラポット」公演に向け、
演出家の柴さん、そして出演者の方々によるワークショップが開始されました。
ワークショップの模様をご紹介...の前に、先日劇場ツイッターでは配信しましたが
こちらで改めて、出演者のみなさんをご紹介します!(カッコ内は所属劇団)
●荒巻百合さん
●大石将弘さん(ままごと)
●折元沙亜耶さん
●古賀菜々絵さん
●高野由紀子さん(演劇関係いすと校舎)
●多田香織さん(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)
●谷村純一さん
●寺田剛史さん(飛ぶ劇場)
●原岡梨絵子さん(劇団ショーマンシップ)
●ヒガシユキコさん
●藤井俊輔さん(劇団ルアーノデルモーズ)
●米津知実さん(劇団コギト)
(五十音順)
これからこのブログでも続々とお名前が登場すると思いますので
ぜひチェックしてくださいね。
さて、今回の作品「テトラポット」は、
10月~12月にかけて月に1度のワークショップを行った後、
1月から稽古に入ります。
今回は、出演者決定後初めてとなるワークショップになります。
笑い溢れる楽しい時間...でありながら随所に柴さんらしさが見られる、
そんなプログラムでした。
まず始めに、みんなの名前を覚えよう!ということで、
名前を呼ばれた人が鬼になる、その名も「名前おに」を行いました。
...が、いつの間にか「もっと面白くしようぜ!」とオリジナルのルールが付けたされ、
最後はもはや「名前を覚える」という当初の目的はどこへやら...(笑)
いつの間にか、「お菓子争奪!陣地取りゲーム」みたいなことに...
そんなこんなな前半を終え、
後半はウォーミングアップを兼ねて「メリーポピンズ」の振り付けを踊りました。
(この振り付けがなんとも愛らしい!Youtubeでも見られるようですので、気になる方はチェックしてくださいね!)
そして最後は、16小節のリズムに乗せて自分の昔ばなしをしていく、
題して~16小節のわたし物語~。(タイトルは私が勝手につけました...)
これが非常に面白いのです。
話す人を中心に、他の人たちは「その人が育ったまちの建物」となって立ちます。
ある人は駅だったり、ある人はスーパーだったり、ある人は病院だったり。
そして話し手はその建物たちに囲まれながら、
さも自分がそのまちに居るかのようにして、自分の昔ばなしをするのです。
バックでは音楽がかかっていて、16小節流れたら話し手は別の人に交替。
なので、事前に全員分のパターンの立ち位置を覚え、
話し手が変わるごとに周りの人もポジションを移動。
これが延々と繰り返されます。
ひとりの話は16小節ごとに途切れる訳ですが、また次の順番で続きを話します。
話の続きが気になるのはもちろんのこと、
エピソードの選び方、話し方、物語の運び方、随所に個性が表れるのも面白かったですし、
いろんな短編ドラマを早回しでみているような、そんな気分になりました。
舞台背景も何もない、人と、音楽と、物語と...
それだけの空間なのですが、
なんだか一つの舞台を見終わったような、そんなお稽古終わりでした。
柴さん、出演者の皆さん、お疲れさまでした!