月1ダンス部2008

北九州芸術劇場 学芸ブログ

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2009年03月01日 17:50

ダンス作品って何だろう?~応用編

ダンス作品って何だろう?一緒に踊りながら考えてみよう。
2009年3月1日(日)応用編

ワークショップが終わってから、みなさんに感想を書いていただきました。

◆人や物との関わり方が変わりそうです。
グループワークって、作品作りはもちろんですが、どうやって人と接していくのかの勉強になります。

◆準備運動は大切ですね。
今回も情報をいっぱいもらって帰ります。

◆皆で話し合ってフリを作って楽しかったです。じゅんじゅんさんのアドバイスでよりよくなって良かったです。皆さんの作品を見るのも楽しかったです。ありがとうございました。

◆今日は創作することの楽しさ、ある人のアイデアを別の人がやることによって、思わぬ効果が出るなどの驚きがありました。創作のヒントプラス、昨日もらったヒントも合わせて、面白いものが出来るようにチャレンジしてみたいと思いました。

◆言葉で詳しく作業の仕方についてアドバイスしてもらえて、いつも以上にクリエイションがはかどった気がします。時間の使い方とかも分かっているようで、なかなか出来ていないことを言葉で確認して頂けて、これもとても良かったです。次回も楽しみです。

◆ダンスはもちろんですが、「コミュニケーションをどう交わしていくのか」という部分にフォーカス出来ました。じゅんじゅんさんの言葉のひとつひとつにインスパイアされるものがあり、これからの仕事やパートナーシップにも生かしていける強い手応えを感じ、ありがたく感謝しています。

◆短い時間でも、作品を作り、みんなに見てもらい、じゅんじゅんさんに評論してもらうのは良い経験になりました。また、他の人の作品を見ても良い勉強になったと思います。

◆グループでの作業がなかなか難しかったです。間の動きの見せ場をきちんと考えずにただつなげただけでは面おもしろくないけど、いかに短時間でつかむか、もっと頭も体も柔軟になりたいです。

◆人の振りをまねてとり入れるのも、自分では思いつかなかったりするのでとても興味深いワークでした。グループ作業主張や受け入れのビミョーなかけ引きが難しかったりしますね。
とてもワクワクした一日でした。

◆毎日とても刺激を受けています。これまで体を使うことはたくさんしてきたけど、"自分でつくる"っていうことをしてこなかったので戸惑いが多いですが、楽しむことを心がけて進めていくと案外スムーズに事が運ぶなぁと感じました。次回も楽しみです。

◆昨日今日ととっても充実しました。グループワークの大変さはよく分かりました。というか・・・チームワークで喧々諤々やった方が良い物ができるんだと思っています。じゅんじゅんさんのファンですので毎年どんな形であれ北九州にいらして下さい。今回も巧みな話術で、心和み、ひきつけられました、ありがとうございました。必ず、見に、動きに、来ます。

◆昨日今日と、とても沢山の盛り沢山で付いて行くのに必死でした。11・12月の森・坂本先生のときと重なり合う部分もあり、体はこう動くためにこう動かないとなど、体を知ることは面白いと思いました。

◆前日のWS終了後に、何故スッキリしなかったのかを考えて今日に挑みました。「理がなにか」的なものはつかめていませんが、WS内で関わり、触れた方々に助けてもらった事は大きいと思います。「グループワークは学ぶことが多い」僕もそう思いました。3月も行きますね。

◆私のやっている舞踏は即興でやっていて振付なんかはないのですが、何か参考にならないかと思って参加しました。1つのモノから、いろいろと動きが広がって人によっていろんなものが出て来て楽しかった。楽しかったです。

◆今日は、ダンス経験豊富な人と、あまりない人の組み合わせでよく踊りました。正直私はあんまり踊れないので、組む人は大変だろうなと思いつつ頑張ってついていく感じでした。(特に百田さんがとてもがんばっていました。)最後のダンスの時のじゅんじゅんの「行け!」っていうかけ声はきっと自分に言ってくれたんだろうと勝手に思っています。ありがたいことなのです。私には応用に入ってから積極的に前に出ていく勇気が必要だなー(テンパって固まらないように)動けたらなーと思いつつ頑張りました。2日間ありがとうございました。

◆自分で1から振付をするとなったらとても考えられないようなことを、一定のヒントや約束事を決めることで出来ていくのがとても面白かったです。他人を見るととってもたくさんのヒントを見つけられるのでよかったです。覚えていられるうちに動きたい。

◆毎回毎回、新しい自分と出逢えるこのwsがとても好きです。このwsをしてくれている学芸の方にまず感謝です。本当にありがとうございました。来月もお世話になります。よろしくお願いします。
じゅんじゅんの一言一言がとてつもないスパイス!!味付けされた作品は、美味!
その中で、自分のダシをどんだけしみこませるコトができるか楽しみです!

◆今日参加して、ダンスの動きを共感することが出来たのが良かったです。日常生活の中に、ダンスのヒントがあるというのはなんとなく分かってはいたのですが、その動きをどうダンスにつなげるのか、少し分かった気がします。

◆1日目筋肉痛で今日やばかったです。でもダンスをし出したら特に痛いわけでもなく、スムーズというか良い感じ動ける。ダンスすげー人間すげーって思いました。3月も絶対行きたいです!

◆今日のワークショップに入る前にこれまでじゅんじゅんさんから提供された振付へのアイデアを整理して臨みました。何の感覚やモノへの質感、流れなどを大事にして。ペアでスキマを見つける、モノを使ってスキマを見つけるはゆっくりでも良いのでじっくりいろんな体の部位をつかって刺激していきました。グループワークの作品作り。まずは作品を再構成するのを目的に。そして、お互いのそのグループでの役割、(意見を引き出す、自分から出す)を見つけながら厚生出来たと思います。

◆今日の後半のグループワークをするまで、本当にテンションが上がらず、重い気持ちをぬぐいきれないままやっていました。でも、グループワークの振りの順番とかを話していくうちに、気付くと気持ちが上がってきていました。自分ではない中から自然と楽しいという気持ちが湧き上がって来ていました。授業の1回目が終わった時に、じゅんじゅんさんの「これも本番だから・・・。」という言葉を聞いて、甘えていた気持ちがあった事も気付きました。

講師プロフィール


乗越たかお
作家・ヤサぐれ舞踏評論家。海外でも翻訳され、ベストセラーとなった「コンテンポラリー・ダンス徹底ガイドHYPER」(作品社刊)は多くの大学でも採用され、世界最高のダンス・ライブラリ、NYリンカーンセンターをはじめ、パリのCentre National de la Danse(CND)にも収蔵されている。他に「ダンシング・オールライフ~中川三郎物語」「ドメイン~熊川哲也120日間のバトル」(ともに集英社)、「アリス~ブロードウェイを魅了した天才ダンサー川畑文子物語」(講談社)など著書多数。06年にニューヨークのジャパン・ソサエティからの招聘を受けて滞米研究。07年イタリアのダンス・フェスティバル『ジャポネ・ダンツァ』の日本側ディレクターを務める。現在は月刊「シアターガイド」、月刊「DDD」などで連載中。

中村恩恵
横浜生まれ。舞踊家。1991年から現代の舞踊界のリーダー的なカンパニー、ネザーランドダンスシアターで主要ダンサーとして踊ったのち、オランダをベースにフリーの舞踊家として活動。近年では自らの舞踊活動のかたわら、キリアン作品のコーチとしてパリオペラ座をはじめ、世界中のバレエカンパニーやバレエスクールで作品指導にあたる。07年、横浜に舞踊活動の拠点として、Dance Sangaを設立。

坂本公成
福岡県出身。大学で美学と人類学を学ぶ。’90年にMonochrome Circus結成。音楽家の野村誠や、山下残など複数のアーティストと活動を共にする。’96年「ダンスの出前」で有名な「収穫祭シリーズ」を開始。フランス、ドイツ、リトアニア、韓国、などでの、劇場、美術展から福祉施設、学校など、上演は国内外300回を越える。舞台作品でも、’00年の「リヨン・ビエンナーレ」で紹介されるなど、17ヵ国27都市で作品を上演。Monochrome Circusは昨年度から京都の老舗小劇場『アトリエ劇研』のフランチャイズ・カンパニーとして新たな活動を開始。一方、2008年で13周年を迎える「京都国際ダンスワークショップフェスティバル」のプログラム・ディレクター。京都芸術センター主催『Coaching Project』プロデューサーなどダンサー目線に立ったprojectから多くの若手ダンサーを育てている。

森裕子
日本一小さいコンテンポラリーダンサー。が、その小ささを感じさせない大きな空間と透明感のある動きが魅力。’93年にMATOMA France-Japonに参加以降、アヴィニヨン演劇祭など海外の大きな舞台に立ち続ける。’96年よりMonochrome Circusに参加。以降同カンパニーで振付・ダンスに活躍する。コンタクト・インプロヴィゼーションの指導者としても全国各地、海外でも活躍している。

じゅんじゅん
学生時代よりマイムをを始める。その後コンテンポラリーダンスでの活動も開始。ソロ作品を発表するほか、岩淵多喜子、伊藤キムらのダンス公演にも多数出演。パフォーマンスシアター水と油を創設メンバー。水と油のメンバーとして、結成の1995年から一時休止の2006年3月までに国内22都市海外9ヶ国22都市で公演を行う。生まれ持っての空間を捉える才能と、独自の身体の動きでダンスファンのみならず多くの観客を魅了してきている。2007年、横浜ダンスコレクションR横浜ソロ×デュオ<Competition>+にて『審査員賞』受賞。その他、世田谷パブリックシアター野村萬斎演出の『国盗人』やNHKドラマ『トップセールス』におけるダンスシーン振付・出演など演劇やテレビ等の分野にも活動の場をひろげる。ダンスラボ2007「迷路のつくりかた」(2007年9月北九州芸術劇場 企画・製作)振付・演出。