月1ダンス部2008

北九州芸術劇場 学芸ブログ

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2009年02月28日 17:46

ダンス作品って何だろう?~応用編

ダンス作品って何だろう?一緒に踊りながら考えてみよう。
進行/じゅんじゅん
2009年2月28日(土)応用編@北九州芸術劇場・稽古場

この後姿は?
画像:2月28日(土)ワークショップ風景

じゅんじゅん氏です。
いつも正面からの撮影を狙っているのですが、立ち止まっていられることがなかなかなくて、シャッターチャンスを逃しています。皆様すみません。

◆足で書道
足を筆に見立てて自由に描きます。
緩やかに描く、激しく描く、溜めて描く、点を描く。
午前中の全身を使った動きがここで活かされます。
今までやってきた、一つひとつの課題は違いますが、全てがつながっているんですね。
画像:2月28日(土)ワークショップ風景

◆振りを作る
画像:2月28日(土)ワークショップ風景8枚のポストカード。
この中から自分の好きなものを1枚選び、その絵からイメージした動きを作ります。『振り』とは、点(一動作)と点(一動作)の動きを結び、流れをつなぐことで、今回はその流れを自分で作り、覚え、踊らなければならず、大変。

さぁ!発表!

ここで残念なお知らせが・・・。
発表しているときんの写真を一人ずつ撮ったのですが、
1枚以外全てぶれていている為お見せできません(汗)すみません。。。
撮影の勉強をします。

けれど、今回の皆さんの振付は明日のワークショップへつながりますので、
明日の写真をお楽しみに。

じゅんじゅん氏が一人ひとりに感想を言って下さいます。
しかも全ての人を誉めてくれるのです。皆さん誉められるとちょっと嬉しそう。
しかしその間に「ここはこんな風にしてみたら?」というアドバイスも入ります。それは「この振りはダメ。違うのでは?」という否定的なものではなく、今の振りを活かし、もっと良く見せられるようにする為の的確なアドバイスです。それを受け、立ち位置や流れをほんの少し変化するだけで、一段と皆の動きが引き立つようになりました。
それは発表している本人が一番感じているように思えます。
だって、他の参加者(観客)の目が初めと違っているから。観客って正直ですよね。

ささ、明日のワークでは、この振付をますます発展させたグループ発表となります。

講師プロフィール


乗越たかお
作家・ヤサぐれ舞踏評論家。海外でも翻訳され、ベストセラーとなった「コンテンポラリー・ダンス徹底ガイドHYPER」(作品社刊)は多くの大学でも採用され、世界最高のダンス・ライブラリ、NYリンカーンセンターをはじめ、パリのCentre National de la Danse(CND)にも収蔵されている。他に「ダンシング・オールライフ~中川三郎物語」「ドメイン~熊川哲也120日間のバトル」(ともに集英社)、「アリス~ブロードウェイを魅了した天才ダンサー川畑文子物語」(講談社)など著書多数。06年にニューヨークのジャパン・ソサエティからの招聘を受けて滞米研究。07年イタリアのダンス・フェスティバル『ジャポネ・ダンツァ』の日本側ディレクターを務める。現在は月刊「シアターガイド」、月刊「DDD」などで連載中。

中村恩恵
横浜生まれ。舞踊家。1991年から現代の舞踊界のリーダー的なカンパニー、ネザーランドダンスシアターで主要ダンサーとして踊ったのち、オランダをベースにフリーの舞踊家として活動。近年では自らの舞踊活動のかたわら、キリアン作品のコーチとしてパリオペラ座をはじめ、世界中のバレエカンパニーやバレエスクールで作品指導にあたる。07年、横浜に舞踊活動の拠点として、Dance Sangaを設立。

坂本公成
福岡県出身。大学で美学と人類学を学ぶ。’90年にMonochrome Circus結成。音楽家の野村誠や、山下残など複数のアーティストと活動を共にする。’96年「ダンスの出前」で有名な「収穫祭シリーズ」を開始。フランス、ドイツ、リトアニア、韓国、などでの、劇場、美術展から福祉施設、学校など、上演は国内外300回を越える。舞台作品でも、’00年の「リヨン・ビエンナーレ」で紹介されるなど、17ヵ国27都市で作品を上演。Monochrome Circusは昨年度から京都の老舗小劇場『アトリエ劇研』のフランチャイズ・カンパニーとして新たな活動を開始。一方、2008年で13周年を迎える「京都国際ダンスワークショップフェスティバル」のプログラム・ディレクター。京都芸術センター主催『Coaching Project』プロデューサーなどダンサー目線に立ったprojectから多くの若手ダンサーを育てている。

森裕子
日本一小さいコンテンポラリーダンサー。が、その小ささを感じさせない大きな空間と透明感のある動きが魅力。’93年にMATOMA France-Japonに参加以降、アヴィニヨン演劇祭など海外の大きな舞台に立ち続ける。’96年よりMonochrome Circusに参加。以降同カンパニーで振付・ダンスに活躍する。コンタクト・インプロヴィゼーションの指導者としても全国各地、海外でも活躍している。

じゅんじゅん
学生時代よりマイムをを始める。その後コンテンポラリーダンスでの活動も開始。ソロ作品を発表するほか、岩淵多喜子、伊藤キムらのダンス公演にも多数出演。パフォーマンスシアター水と油を創設メンバー。水と油のメンバーとして、結成の1995年から一時休止の2006年3月までに国内22都市海外9ヶ国22都市で公演を行う。生まれ持っての空間を捉える才能と、独自の身体の動きでダンスファンのみならず多くの観客を魅了してきている。2007年、横浜ダンスコレクションR横浜ソロ×デュオ<Competition>+にて『審査員賞』受賞。その他、世田谷パブリックシアター野村萬斎演出の『国盗人』やNHKドラマ『トップセールス』におけるダンスシーン振付・出演など演劇やテレビ等の分野にも活動の場をひろげる。ダンスラボ2007「迷路のつくりかた」(2007年9月北九州芸術劇場 企画・製作)振付・演出。