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いよいよこの戯曲講座も残すところ、今回を除けばあと1回というところまできました。今まで謎の部分が多かった受講生のみなさんの戯曲も、そろそろその全容が見えてくる頃です。
冒頭で永山氏から受講生のみなさんの状況を察してか、「苦しい時期に来ていると思いますが、ここを乗り越えていきましょう!!!」という励ましの言葉がかけられました。以前から、作品を書く為の強いモチーフがあれば、仕上げるまでの辛い時期を乗り越えられると永山氏はおっしゃっていましたが、同じ状況を共有している講座の受講生それぞれの存在も励みになっているのでは…という雰囲気が講座内に出てきました。
↑回を重ねる毎に提出される課題も枚数が多くなりました。
まずは受講生たちがグループに分かれて互いの作品を読みあい、意見を出し合います。これまで2グループだったのが3人ずつの3グループになり、より深く意見交換ができたようです。1時間半程度これに時間を割きました。
↑互いの作品を読み合うことが次のステップに繋がっていくようです。
この後は永山氏から手短に各人へ質問や確認のコメントがありました。
・このテーマについての戯曲を今、書く必要があるのか?(その書きたいモチーフとは何か?)
・どこに重点を置いているのか?
・こだわっている登場人物は?
など、各人の作品に欠けている点を気付かせる指摘もしていきます。また、各人の作品の進み具合や今後の展開についても確認してアドバイスを送ります。
次に、ひとりひとり異なる課題が永山氏から出されました。
・既に出てきている登場人物に、もう1人新たな登場人物を加えたエピソードをスケッチする。
・登場人物のプロフィールを書く。
・今後のプロットを書く。
・登場人物の日記があるとしたら、ここ一週間の日記を書いてみる。
・登場人物のここ一週間の悩みについて箇条書きする。
・戯曲の構成案を3つ立てる。
など、それぞれの作品のこれからの展開のヒントとなるであろう課題が用意されました。約40分かけてA4用紙1枚を書き、仕上げた人から休憩に入りましたが、その書くスピードは人それぞれで、中には苦心している人もいたようです。
↑講座も6回目ともなると集中力も高まってます。
その後、今日の講座中に書いた課題を読みあい、それに対して永山氏からコメントとアドバイスがありました。各作品の結末に向けたステップとなるよう設定されただけあって、“こうあるべき”という指示ではなく、“こんなことも書けるのでは?”ということを感じさせるナビゲートのような雰囲気でした。コメントは各作品に向けたものではありましたが、他の人のものに向けたものであっても、それぞれメモを取りながら聞いている受講生の皆さんの様子には熱心さが感じられました。
次回までの課題はいよいよ作品の仕上げです。これまで謎だった部分は、謎のままで終わるのか?タイトルはまだ決定してない方もかなりいるのでそれも含めて、次回は楽しみな講座最終日となりそうです。