2008年12月04日

■11月22日(土) ワークショップ 進行/坂本公成&森裕子

あと1ヶ月で今年も終わり。師走です。
そして、今回で坂本さん&森さんのワークショップも終了なんです!!
楽しいことは時間が経つのも忘れて、あっという間に過ぎていっちゃいますが、
この楽しさを伝えるために、今回も頑張ってレポートさせて頂きます。

今日の参加者は23名。その内初参加の方4名です。

円になって足裏マッサージから始まりました。
初めての方は何をするの?・・・ええぇぇ??
とドキドキしているようでしたが、確かに普段の生活でこんなに人と密着して、
知らない人の足を、しかも足の裏!を触るなんてないですよね。
みんなで自己紹介を兼ねながら、耳たぶもマッサージ。肩もマッサージ。

そして、森さんから大事な3原則。
自分のカラダをきく
相手のカラダをきく
自分のカラダは自分で守る


ウォーミングアップのため、軽く歩きながら体の目覚めさせたい所を叩いて刺激。
お互いに挨拶をしたり。
みんなで固まりながら、小魚の群れのようにバラバラにならないように動いていきます。一人でぽつんと居たら他の魚に食べられてしまう〜。想像すると笑ってしまいます。
体が温まったところで、体に入っている力を抜く。
リラックスして、欠伸をして。
一瞬本当に眠っている人がいるかと錯覚してしまうぐらいの気持ちよさ。
見ている私も眠くなります。
毎回同じことを書いていますが、本当にリラックスしますね。
画像:11月22日(土)ワークショップ風景

ペアを組んで、相手に触れ合います。
余計な力が入っていないか、お互いに結果を話し合い、意見交換。
大事なことは相手に、自分の意思(会話)をしっかり伝えること。それはアピールしないと伝わらないですし、伝えようとしてもおどおどしていたら、何をしたいのかが伝わらない。これって、体の会話だけではなく、普段の生活の言葉の会話にもつながります。
ダンスって体を使うものだけれど、自分の思いを伝える手段でもあるんですね。
画像:11月22日(土)ワークショップ風景  画像:11月22日(土)ワークショップ風景
ペアの方を見ていると、女×女のペアだと優しく柔らかく、男×男だと荒々しくて力強く、男×女のペアだと力強さが加わりながらも柔らかな雰囲気があって、調和されている。
もちろん、ペアによってぜんぜん違いますよ。

坂本さん&森さんのワークショップはみなさんの笑顔が絶えずに進みます。

時間が3時間といつもより短かったから?
気づいたら予定時間になっていました。
今回で最後なんて・・・まだまだ続けたい!
参加者の方もまだまだやりたい!
坂本さん&森さんも、もうちょっと!
ということで延長決定。「やった〜」と皆さんの心の声が聞こえてきました。

☆リフト☆
初めて出てくる言葉です。
「重心をかんじる」今回のテーマであるこの「重心」が一番大切になってくるのですが、カウンターバランス(前回のWSへリンク)を思い出して下さい。
このバランス経験が活かされます。重心がどこにあるか分かっていないと難しい。
画像:11月22日(土)ワークショップ風景

これ↓やってみたかったんです。「みんなで椅子」。これも重心を感じる練習です。
画像:11月22日(土)ワークショップ風景  画像:11月22日(土)ワークショップ風景


さっそく、リフトに挑戦!!

見よ!!
世界最低のリフト(ネーミングは坂本さん)
画像:11月22日(土)ワークショップ風景
重心を常に感じることでバランスが取れます。

≪リフトになって、坂本さんが今までとは違い厳しくなりました≫
それは、リフトは本当に危険であるということ。
頭から落ちたりしたら本当に危険です。
自分の体は自分で守ること!
必ず手を頭の上に出すこと!
自分を守ることで相手を守っているという意識を持つこと!

しかし、みなさんすごい。
画像:11月22日(土)ワークショップ風景  画像:11月22日(土)ワークショップ風景
ポジションの変化によって乗るリフトが変わります。


まだまだ続けたいのですが、ここで終了。
皆様お疲れ様でした。


最後にこっそり撮った画像をお見せします。
画像:11月22日(土)ワークショップ風景
坂本さん&森さんのCDです。すごい量!
この中からワークショップに合った曲を選んでかけてくれていました。
本当にありがとうございました。


あっという間に過ぎてしまったコンタクト・インプロヴィゼーション入門篇。
コンタクト・インプロって何だろう?
最初に思った疑問。
もしも今、「コンタクト・インプロって何?」って誰かに聞かれたら、
私は「体で伝える会話だよ」って答えます。

Posted by mt_master at 09:51

2008年11月06日

■写真コレクション【10月18日(土)のワークショップ】

ステージ通信Q」の取材クルー、吉井秀喜さん(カメラマン)が撮って下さいました。
私がいつも撮っている写真とは比べ物にならない・・・さすがです。

画像:10月18日(土)ワークショップ風景(撮影:吉井秀喜)

Posted by mt_master at 16:16

2008年10月29日

■10月19日(日) ワークショップ 進行/坂本公成&森裕子

昨日のワークショップのため少し筋肉痛・・・
そんな私の為にあるような「王様ゲーム」。
二人一組になり王様と僕に分かれ、王様の命令には絶対服従。
5分間マッサージをしてもらいました。心地よくて眠くなる。
眠くなる???8月24日の回も同じことを書いた気が。
コンタクト・イン・プロヴィゼーションって“体が気持ち良い”のです。坂本さんと森さんがいつも初めに言ってくださる3大原則。「自分のカラダをきく」ことで自分が今どんな状態なのかを把握でき、「相手のカラダをきく」ことで人の呼吸や状態が分かり、「自分のカラダを守ること」で無理をせずに自分のペースでできる。
無理をしないって普段でもなかなか難しいのですが、私はちょっと疲れたなぁって思ったら、すぐに休憩しています。座って他の方の動きを見ているのも楽しいですよ。

だから、まだ月1ダンス部に参加されていない方もぜひ1度参加してみてください。
運動を全くしていない私でも参加しているので大丈夫!心地よく汗をかきましょう♪
画像:10月19日(日)ワークショップ風景


午前の部は終了。
1時間の休憩を挟んで午後の部です。


画像:10月19日(日)ワークショップ風景円を作って真ん中に一人立ちます。真ん中の人は真っ直ぐな棒になったつもりで倒れ、それを周りの人が受け止めて反対に押し返すのです。真ん中の人は真っ直ぐなままなので、されるがまま。受け止めてくれないとそのまま倒れてしまうから、ドキドキしますし、周りの人を信頼していないと棒にはなれないのです。
しかしながら、昨日今日と一緒にワークショップをしてきた仲間。
信頼感アップをしてきているので皆様万全の体制で受け止めています。楽しい!

二人で重心を感じます。
手をつないで、両足を近づけて、逆三角形のような形を作ります。
画像:10月19日(日)ワークショップ風景
坂本さんと森さんでカウンターバランス。
カウンターバランスとはどちらが欠けてもできないもの。軸を二人一つに合わせることで成り立っており、片方でもいなくなると倒れてしまいます。ここで重要なのが一人ひとり力の加減(MAX)が違っているということ。だから相手に合わせて、相手のカラダをきかないとバランスを取ることが出来ません。

ささ、ここで坂本さんの名言「もたれ合うと支え合うは違う!もたれ合う人生は嫌だ!」
・・・確かに。

画像:10月19日(日)ワークショップ風景
出会った相手とコンタクト。
組む相手によって動きも違います。それぞれのペアが個性的。

今回も笑いが絶えない2日間。
ありがとうございました。

Posted by mt_master at 10:44

2008年10月28日

■10月18日(土) ビデオ作品鑑賞会

ワークショップのあとは、19:30からビデオ作品鑑賞会。
『SKIN/ephemera』
『収穫祭』シリーズ
『水の家』
『踊りに行くぜ!!』
どれも素敵なものばかり、蔵出し映像もありましたよ♪

でもでもやはり、百聞は一見に如かず!

モノクロームサーカスさんの作品を見られるのはこちら

■10月30日(木)・31日(金)公演間近!
2008福岡舞台芸術シリーズ
波に乗れ!ダンス波 Dance Wave Fukuoka 08
『アジア・コンテンポラリーダンス・ナウ!』はこちら

■11月15日(土)・16日(日)公演。日付も場所も福岡から近い!
『踊りに行くぜ!!vol.9 in 別府市中心市街地』はこちら

Posted by mt_master at 11:55

■10月18日(土) ワークショップ 進行/坂本公成&森裕子

すっかり秋の気配になりました。
2ヶ月ぶりのモノクロームサーカスさんのワークショップ
今回は新規メンバーが増え24名の方に参加して頂きました。
そして、取材クルー(公演情報誌『ステージ通信Q』)も参加しております。このワークショップの内容は『ステージ通信Q vol.23 2008冬号』にて掲載予定です。(発行12月末)ご期待ください!

???   始まりから何だか和気あいあいとしています。
前回が初回だったからなのか、緊張していたからなのか、前回に引き続き参加し慣れていた人がいてリードしてくれているからなのか、やはり坂本さん&森さんのワークショップだからなのか!!

コンタクトの不思議なところは、ペアを組んだ相手と仲良くなってしまうこと。
普段のコミュニケーションが何なのだろう?と思ってしまうぐらいすんなり相手を受け入れることができるのが本当に不思議。
自分のカラダ(状態・気持ち)を聴き、相手のカラダを聴き、自分と相手との境目がなくなる瞬間がある。不思議な感覚。
コンタクトは相手への思いやりとか気持ちがないと無理なので、ダンスって『愛』かも。
と、一人つぶやいておりました。
画像:10月18日(土)ワークショップ
前回参加したおかげだと思うのですが、体が自然に動けるようになっていました。
いつもいつも頭で考え過ぎて分からなくなるのですが、今回は考えるより先に動いてくれていたのです。少しずつ成長しているようで嬉しいです。

明日(19日)は「あなたなしでは生きていけない?!」
ワークショップを開催します。

Posted by mt_master at 11:47

2008年09月05日

■8月24日(日) ワークショップ 進行/坂本公成&森裕子

・自分のカラダをきくこと
・相手のカラダをきくこと
・自分のカラダを守ること
この3原則は絶対に守って欲しいと、昨日に引き続いて教えて頂きました。

写真:8月24日ワークショップ寝てる!
ではなく、人間マッサージロールです。
2人一組で片方の背中をゆっくり転がります。重たいのでは?と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、これがちょうど良い指圧になって気持ちいい。
始まりから眠くなりました・・・

この後は・・・
・マッサージロールを発展させて、人間巻き寿司を作ります。
・蟷螂・木・猫・トカゲ・ナメクジなどのまねをします。
・二人一組でリーダーと目を閉じて付いていく人に分かれ、リーダーの動きを感じつつ歩いてみます。

しかし!今回は言葉で説明するより、受講者の方の感想を掲載したいと思います。
いつも私の感想なので、他の受講者の方がこのワークショップでどんなことを感じたのか、みなさんも感じてみてください。
連続参加された方、新規で参加の方。
24日のワークショップが終わって書いていただいた12名の感想です。
(※写真はワークショップの写真です。コメントとは関係ありません。)

◇直接色んな方々の体に触れて、今までやったことのない動きをしたのでとても新鮮でした。私は踊りながらいろんなことを考えることがあまり無いので、戸惑うことがたくさんありましたが、とても楽しかったです。今後はワークショップなどで振付した作品実際に舞台で踊ってみたいなぁと思いました。

写真:8月24日ワークショップ◇今回自分のカラダのクセを一つ発見することが出来ました。誰にでもそういったクセはあるのでしょうが、それを自覚しているか否かの差は大きいと思います。今後も参加する予定ですので、次、どんな発見があるか楽しみです。

◇今回初めて他の人の体をしっかり触れて反応し合ったり、自分も反応したり、ということを体験してみたがとても新鮮だった。人によって体の感触も違うし、動きも違い、自分の反応の仕方も変わってくる。人と人との組み合わせによって無限のパターンがあるのだと思った。これを発展させると、とても興味深いダンスにつながるのかと思う。表現の可能性は広いと感じた。

◇今日も楽しかったです。ダンスはおろか、運動と縁の無い日常を日々送っているので、「あ〜自分の体はこんな風にも動くのか」とか「他の人の体、しかも動きを尊重しながら、自分も自由に動くのは難しい」とか思ってました。典型的なB型、一匹おおかみタイプなので、相手の反応みながら動いていくことは、難しくもあり「こーきたか!」と楽しい経験になりました。

写真:8月24日ワークショップ◇ワークショップでコンタクトは初めての経験で、全てが新鮮でした。触れることで得られる情報の多さを実感できて良かったです。今後の作品創作に活かせそうなエッセンスをたくさん吸収できた気がします。ありがとうございました。

◇講師が良かった。

◇びっくりしました。まだ体温が上がらないうちにぐにゃぐにゃになろうとしたけど、体がかたくて無理でした。裸足でパフォーマンスするのはとても気持ちの良い感触でした。先入観なしのぶっつけ本番でたぶん次回くらいから気合十分で臨めると思います。うつし鏡を磨いて次回もチャレンジします。ありがとうございました。

◇意識が変わりました。相手の事も考えて優しく接することが発見でした。次回もコンテンポラリーに参加します。

写真:8月24日ワークショップ◇いろんなカラダとコンタクトできてとても楽しかったです。目を閉じると相手の状態がすごくイメージできるのが面白いと思います。そしてよりスピード感を感じます。また参加したいです。ありがとうございました。

◇体の声をきく事がこんなに楽しいとは思わなかった。とても参加してよかったです。

◇こんなに、誰かの身体に自分のいろんな身体で触れることはなかなかないことで、貴重な体験でした。一緒にワークをした人(ペアになった人)には親しみがわくのが印象的でした。こうしたすてきな機会を作ってくださった劇場のみな様、どうもありがとうございました。次回参加できるかはわかりませんが、どんな催し物があるのかこれからも楽しみにしております。お世話になりました。

◇よかった。

写真:8月24日ワークショップ
クールダウン中。お疲れ様でした。

Posted by mt_master at 10:06

■8月23日(土) ワークショップ 進行/坂本公成&森裕子

カラダできく/カラダではなす:コンタクト・イン・プロヴィゼーション入門編

コンタクト・インプロヴィゼーション」は人と人、あるいは人と物とのコンタクトを動きのきっかけとして即興で踊るダンスメソッドのことです。
今日は第一人者でもあるMonochrome Circus(モノクローム サーカス)の坂本公成さんと森裕子さんに来ていただきました。

写真:8月23日ワークショップ輪になって隣の人の足の裏を揉みつつ自分の呼ばれたい「あだな」を自己紹介して、みんなで何度もリピート。普段「○○さん」など苗字でしか呼ぶことが無いので、必然的に名前をインプット。一体感が出てきて、今日はこのメンバーで頑張ろう!と盛り上がってきました。(画像:左から森さん。坂本さん)

歩く。
海の中に溶けている塩のように、斑にならないよう稽古場の中を歩きます。意識しているはずなのにみんな同じ方向に歩いてしまったり、人の集まりが固まったり、それを意識しつつ空いた空間がないようにしていきます。あの空間が空いたからあそこに歩いて行くぞ!と思ったら他の方に先を越されて行けなかったり、あの人はこう歩いていくだろうと予想を立てて歩いていたら全く違う方向に行って、ぶつかりそうになってしまったり。周りを意識しつつ歩くのもなかなか大変。しかも、どんどん幅が狭くなってきました。
写真:8月23日ワークショップ
干からびそうです。

二人一組になってストレッチ。相手を信頼して身体を預けます。
人の身体って柔らかい。ウォーターベットのような感覚。しかも重たくない。
相手が力を入れてないから?自分と一体化しているから?・・・不思議。

写真:8月23日ワークショップ次は、一人が目を瞑って、もう一人がポーズを決めます。それを目を瞑っている人が手で触りながら同じポーズをとる「形態模写」をします。3回しか触ってはいけないので、同じポーズは至難の業です。難しいなぁと思っていたら、坂本さんから驚きの言葉が、
「カラダ全体で抱きついたらいい!!」
おぉ!みんな驚きと納得。
手のひらで1回触るより、全体で触ったら3回もあれば同じポーズが決まります。


お互いに目を瞑ったまま交互に相手に触れる。
恐る恐る手を触り、相手が肩に触れたら、私は背中を触れる。いつの間にか触れる部分が肘に変わり、足に変わり、頭に変わり、背中に変わり、触れられる触れ返すを続けて行きます。初めはここを触ろうと考えていたのに、どんどん早くスムーズに交互に交換して、何も考えなくても身体が反応していきます。
少しずつ動きながら相手を変え、2人が3人になり、4人になり、2人でぽつんといたら、人がいるところに移動して行く。目を瞑っているからどこにいるか分からない?と思うかもしれませんが、気配というか、感覚で分かるのです。


写真:8月23日ワークショップ

今日はこれにて終了。心地良く汗をかきました。

コンタクト・インプロヴィゼーション?
終わってから気付いたのですが、自己紹介の初めから「コンタクト」していました!
「インプロヴィゼーション」とは感覚なのか、何も考えないでも身体が相手に合わせ動くことなのか・・・これからのワークショップで探したいと思います。

Posted by mt_master at 09:30