2011年2月アーカイブ

広報です。

北九州芸術劇場プロデュース「BEN」、さきほど無事に北九州公演の全日程が終了しました。

劇場に足を運んでいただいたみなさま、このブログを見てくださった方々本当にありがとうございます。
終演後のロビーを包んでいる温かい空気に、こちらまで感動してしまいました。

それでは届いたばかりの感想をご紹介します。

◎『何だか心いやされました。あたたかい心になれました。
  ホームドラマだけではなく、プロジェクトX的なものもあり、仕事もがんばろうと思いました』

◎『とても面白かったです。時間があっという間に過ぎました。今日は「BEN」を観るのは2回目でした。
  初日に観て、とても楽しかったので当日券を買いました。是非これからも北九州で楽しい舞台を創って下さい。
  東京でもたくさんの人によろこんでもらえると思うと、北九州市民としてとても嬉しいです。ありがとうございました。
  (30代・女性)』

◎『医療機関に勤める者です。
  「排せつは、人間の最後のとりでである。」
  私たちは良くそう言う言いまわしを使います。
  でも日常目の前で起きる出来事は、その言葉の重さを変な方向にねじ曲げてしまいます。
  「BEN」で排せつを人の半生に投影して下さってありがとうございました。スタッフに見せたい芝居でした。
  
(40代・男性)』

 ◎『予想をはるかに超えた面白さでした。ずっと笑って観ていましたが、じわじわと考えさせられる内容に素晴らしいと
  感動しました。
  あっという間でまだまだ見ていたい、楽しかったです。ありがとうございました。(50代・男性)』


1週間、様々な感想をいただきたくさんの方々よりいただきました。
本当にありがとうございます。

「BEN」の北九州公演が終了しましたが、まだ全日程が終了したわけではありません!
いよいよ、来週には東京公演が行われます!!

東京公演は3/4(金)~3/6(日)、池袋・あうるすぽっとにて行われます。

「BEN」は北九州生まれ、北九州育ちですが、他の地域のみなさまにも、楽しんだり共感したりしていただける作品になっていると思っています。
ぜひ劇場でこの「BEN」を観ていただき、北九州という街や街が生んだモノ達を知っていただけたら幸いです。


機会がありましたら、劇場へ足をお運びください。
心からお待ちしています。

感想をいただきました!(2/26)

広報です。

「BEN」もとうとう北九州公演は千秋楽!

この1週間リバーウォークの入口では「BEN」のポスターが貼られていましたがそれも見納めです。

リバーウォーク前「BEN」ポスター

さて、昨日土曜日は昼・夜2公演でした。
どちらの公演にもたくさんの方々に観に来てもらい、そしてたくさんの感想をいただきました。
ありがとうございます。

それでは土曜日2回分の感想を紹介します。

【13時開演の回】

◎『本当に笑わせてもらって、その上泣かせてもらっておもしろかったです。役者さんの演技も本当に良かった!
  (40代・女性)』

◎『この公演を見るまで、「便」を深く考えることなんてなかった。
  私の家のトイレは、全然キレイじゃないし、広くもない。
  でも、やっぱり落ち着けるし、いろんな事を考え、頭の中を整理する。そんな場所です』

◎『最後のシーンを見ている時に、皆さんが若かった頃のシーンを思い出して、すごく感動しました。
  この短時間の間に若い頃から年をとるまでの世界観を楽しむことができたのですごいと思いました。
  1人1人のキャラクターがとても好きでした。』

◎『強くて優しいエールのような作品でした(40代・女性)』

 

【18時開演の回】

◎『みなさんキャラ立ちしてて面白かったです。
  セミフィクションって感じで創作物、芝居の醍醐味を味わえました。
  余韻ひたひたでぐっすり眠れそうです。(20代・男性)』

◎『「トイレ」がテーマというのに、興味があったのですが、期待以上に楽しませていただきました!!
  排泄は自立の第一歩にも老いの始まりにも関わっている・・・あらためて認識、納得です。(20代・女性)』

◎『人間らしさをすごく感じました。色々な人と人間らしく、生きたいと感じることができました。
  さまざまな年齢の登場人物、さまざまな時代、すごく面白かったです』

◎『コメディーなのに、笑う所なのに、涙が一緒に出てしまいます。
  小劇場ならではの演者の汗や息づかいを感じながら観られた事は良かったです。
  どの演者も演じているのではなく、その時、その場所に居る人の様で笑えましたョ。(50代・女性)』

 

様々な感想をいただき本当にありがとうございます。

本日北九州公演千秋楽を迎える「BEN」は13時開演です。

当日券は12時より若干ですが、販売いたします。

北九州で観られる最後の機会をお見逃しなく!
みなさまのお越しを心よりお待ちしています。

感想をいただきました!(2/25)

広報です。

「BEN」は金曜日の公演まで終了しました。

当日券も含めたくさんの方に観ていただき、本当にありがとうございます。

昨日もたくさんの方から感想をいただきました。
ご紹介します。


◎『最高のホームドラマエンターテイメントを見せてもらった。人生でいちばん大事なことを教えてもらった。(30代・男性)』

◎『すごくおもしろかったです!!友達にもですがそれ以上に両親にみてほしくなるそんな作品でした。(20代・男性)』

◎『心がピカピカになりました!!(10代・女性)』

◎『笑って、泣いてすごく良いストーリーでした。家族の一員になった様な。
  トイレに愛情みたいな愛着を感じました(笑)(30代・女性)』


このほかにも本当にたくさんの感想をいただいています。
終演後も「面白かった」「楽しかった」と声を掛けてくれる方もいて、キャスト・スタッフ一同とても嬉しく思っています。
ありがとうございます。

本日の公演は昼13時と夜18時の2公演です。
当日券は若干枚数ですが、それぞれ1時間前から販売します。

今日はお天気良く、お出かけ日和になっています。
機会がありましたら是非!どうぞ!!

みなさまのお越しを心よりお待ちしています。

感想をいただきました!(2/24)

広報です。

「BEN」北九州公演の中日を終了しました。
おかげさまで、連日たくさんの方に来場いただいてます。
本当にありがとうございます!!

昨日は昼・夜2公演でしたので、感想も2公演分紹介します。

【14時開演の回】

◎『とてもおもしろく、初めて演劇を観ましたが、あきる暇もなくずっと集中して見られました。
  予想外に感動して涙が出ました。びっくりでした。(40代・女性)』

◎『すばらしい人間味のある公演で感激しました。
  地域に密着したネタの取り上げも、親近感がもてた。(60代・男性)』

◎『「ベン」は世につれ、世は「ベン」につれ同世代の者として良い企画であった。(60代・女性)』

【19時開演の回】

◎『最初から最後までずっとひきこまれました。
  そして、我が家にウォシュレットが来た日の事を思い出して、家族でその日の話をしたいなと思いました。(20代・女性)』

◎『ごく普通の家庭、ごく普通の友達の話だからか、とても親しみやすく、話がスッと入ってきました。
  楽しかったです。』

◎『私はまだ働きはじめたばかりで、あと20年後くらいにまた見たら、もっと多くの事を感じるのかなーと思いました。
  トイレに入るたびに思い出すことでしょう!!(20代・女性)』


みなさまいつもありがとうございます。

夜の公演終了後には2回目のアフタートークが行われました。
短い時間でしたが、舞台同様、和やかで温かく、笑いの絶えないアフタートークでした。

本日は夜公演、19時開演です。
若干枚数ですが、当日券もご用意しています。

みなさまのお越しを心からお待ちしています。

感想をいただきました!(2/23)

広報です。

3日目の「BEN」も無事に終わりました。
みなさまご来場ありがとうございます。
では、3日目の感想を紹介します。

◎『トイレの話しというのにひかれておもしろいのかなと思って観劇を決めたのですが、
   最後とても素敵な終わりで泣いてしまいました。
   排せつは大切ですよね、私もトイレ大好きです(30代・女性)』

◎『たかが便所、されど便所。おもしろおかしく笑わせてもらいました。』

◎『トイレをテーマにしたお話しでここまでできるものかと驚きました。
     トイレをふだんあたりまえに使ってますがTOTOの方はとても苦労されたんですね。(20代・男性)』

◎『とてもよかった。面白かった。
     身近な内容で親しみが持てた。役者さんもみな上手だった。
     作者、演出家、さすが一流と思った。
     これからもこういう企画を望む。地方からの発信に拍手!(70代・女性)』

アンケート以外でも終演後に
「小道具ひとつひとつにも、当時の時代背景がわかるように工夫していてすばらしい!」
とお言葉をいただきました。

みなさま本当に、ありがとうございます。

キャスト・スタッフ一丸で創っている「BEN」。
本日は昼公演と夜公演。
夜公演終演後はアフタートークもあります。

いよいよ北九州公演の中日!ちょうど半分です!

みなさまのご来場お待ちしています。

感想をいただきました!(2/22)

広報です。

「BEN」も無事2日目の公演が終わりました、多くの方に来ていただいて嬉しい限りです。
本日も皆様の感想を一部ですがご紹介します。

◎『時代が私の育ってきた時間とリンクしていて、うんうんと納得しながら観入っていました。(60代・男性)』

◎『これからトイレに座るたびにこの演劇を思い出すだろうなぁと思います。(10代・女性)』

◎『ハートウォーミングな話で、家族や自分の知り合いにおすすめしたいお芝居でした(30代・男性)』

まだまだ多くの方々よりご感想をいただきました。
みなさま、ありがとうございます!!

昨日は公演終了後アフタートークがありました。

時間に限りがあるので、公演に携わる全員の声はお届け出来ませんでしたが、舞台の制作過程などが垣間見られる楽しい時間でした。

アフタートークは24日(木)19時の終演後にも行われます。
観たいんだけど、もうチケット売ってないよね・・・と思われているみなさま。
若干ですが、当日券があります。
公演の1時間前より小劇場受付にて販売しますの、興味のある方はぜひ!どうぞ。

感想をいただきました!(2/21)

広報です。

北九州芸術劇場プロデュース「BEN」がいよいよ幕を開けました!
観終わった方々が楽しそうに劇場を出られる姿を観る事が出来て嬉しいです。

そんなみなさまより感想をいただきました、ありがとうございます。
そのうちの一部を紹介します!。

◎『私たちの世代にドストライクなお芝居でした。
  帰ってからおいしいお酒が飲めそうです。(40代男性)』

◎『北九州のドラマを再認識できました。』

◎『心がほっこりする舞台、久しぶりに見た気がします。
  鈴木さんの作品はとてもいいですね。
  演出、キャストの方々もすごい心が動かされました。
  来て良かったです。(20代女性)』

◎『最後はちょっとほろっときました。
  もう一度見たいです。(20代女性)』

みなさま本当に、ありがとうございました!!

感想は明日以降もご紹介します。

「BEN」は前売券の販売が終了している回もありますが、各公演1時間前から当日券を販売しています。
お席には限りがありますが、まだ観てない方も、もう観た方もぜひ劇場にお越しください!

初日!

広報です。

1月30日より約3週間、稽古場ブログとしてお届してきた「BENブログ」

明日は初日、北九州芸術劇場プロデュース「BEN」が公演開始となります!

キャスト・スタッフ一同が創り上げてきたこの「BEN」。
いよいよお客様にお披露目されると思うと、今は遠足の前の日の子どものように・・・いえ、それ以上にドキドキワクワクしています!

会場は小劇場、リバ―ウォーク北九州6階です。

小劇場前です。
写真は小劇場前です。
「BEN」のポスターも貼られています。

さて、おかげさまで現在前売が終了している回がありますので、お知らせします。

22日(火) 19:00開演
23日(水) 14:00開演
24日(木) 14:00開演
26日(土) 13:00開演/18:00開演
27日(日) 13:00開演

以上の公演は前売券予定枚数を終了しています。

ただし、各回1時間前より当日券を販売いたします。
若干枚数ですが、この機会にぜひ!お越しください!

顔で笑って心は冷静、加賀田浩二です(笑)

こんにちは加賀田浩二です。

加賀田浩二さん(飛ぶ劇場)

僕はいつもニコニコしてます、稽古場ではかわいいとか言われてます(笑)



だけど人に言えない秘密があります。

携帯を機種変するじゃないですか、そしたら透明のフィルムみたいなのがディスプレイ画面とかに張ってますね?
あれ、あたくし自然に取れるまで絶対に外しません。
先日1年かけてやっとフィルムがとれました。
もはやフィルムの淵はフニャフニャです。
よく成長して巣立ったとわれながら親心が芽生えました。
ここだけの話、携帯を他人に触られるのが嫌いです、キレたりするくらい敏感です。

そんな僕ですが、稽古場ではそんな敏感な自分をまったく出さずに仏みたいなフトコロの深い加賀田を演じてます。
舞台上ではさらに深くギリシャ悲劇に出てくる神みたいになります(笑)

 


・・・・・・実はこの『自己紹介』は僕、有門正太郎の独断での印象で書いてまして。
ですから、加賀田君の本当のところが知りたい方は是非BENにご来場くださいませ。

カメレオン女優・萌

「もえちゃん」こと白石萌さんを紹介したいと思います。

彼女は、現役女子大生です。若いのにしっかり者の彼女。来年からは、キャリアウーマンになる彼女。
そんな彼女はカメレオン女優。

ある時は、ダンサー。ある時は、会社員。
ある時は、農民とそんないろんな役の中で私が一番大好きな役所は、(もえちゃんファン必見ですねー)
私が知るかぎりかつてないはじけっぷり、話の後半部分で登場するあの天然キャラですね。

牟田ちゃんという登場人物を見逃すな!!

とてもチャーミングで癒されますよー

ここで!萌ちゃんに突然インタビューのコーナー!

加賀田「どんな男性が好みですか?」

萌「一緒にいて気を使わなくていい人」

大人ー!!うおーつかみ所がないぜーさすがカメレオン女優!

白石萌さん

穴!ANA !あな!

みなさん!こんにちは!白石萌です。

今日はBENメンバー最年少の「あな」こと穴迫信一君をご紹介です!

あなは今年成人式だったのですが、式には参加せずBENのお稽古に励んでおりました!
若いんです!勢いに乗ってるんです!が、見た目は若くないんです!なぜでしょうか...。

あ、あなが稽古場にやって来ました。

声をかけてみましょう!

―今回はお兄さん、お姉さんばかりだけど、どんなかんじ?

あな「3回目の最年少ですが...楽しいです。」

あら?何のひねりもない答えでした!!

そんなあなですが、劇団立ち上げを目標に作・演出もこなす北九州で最もアクティブな若手役者なのです!!
私もあなの舞台に出演したことありますが、演出をするときのあなは目がとても鋭いのですよ!!

―どんな女の子が好き?

あな「三才児顔」

なかなかマニアックですな。ちなみにあなは女性キャストのさーやにメロメロです!

じゃあ、最後に意気込みを聞いてみましょう!!

あな「今後も北九州芸術劇場さんとお付き合いしていきたいので、ヘマをしないように頑張ります!」

おぉ~先のことも見据えた意気込みでした!

あながヘマをするのかしないのか皆さんの目で確かめに来てください!
初日まで一週間を切った北九州芸術劇場プロデュース「BEN」!!
劇場でお待ちしておりま~す!!

穴迫信一さん

ゆきんこ!

ども!
今回のBEN座組最年少の穴迫です!
今日もキャストの方を紹介します!

今日はこのかた!
ヒガシユキコさん1
ヒガシ ユキコさんです! 可愛い!

僕、実を言うとヒガシさんの事は前から知っていたのですが「なんだ!あの可憐な人は!」と一目惚れしていたのでした。

それが今回、共演できるということで同じ舞台に立てる喜びを励みに毎日頑張っております!

ヒガシさんは稽古場では芝居にたいしてストイックに1シーン1シーンを丁寧にこなしている印象があります。
合宿の際も料理班でリーダー的活躍をされていました!さすが!

逆にワークショップでの鬼ごっこの時は無邪気にはしゃいだりかわいい一面も兼ね備えております!
女性としても本当に魅力的な女優さんです!

それでは皆さんも色んなヒガシさんをお楽しみくださいませ~

ヒガシユキコさん2

ヒガシユキコさん3

ヒガシさんの魅力溢れるお芝居「BEN」をぜひよろしくお願いします!

演出・松村武さんインタビュー

広報です。

今回のスペシャル記事は演出の松村武さん(カムカムミニキーナ)のインタビューです。

去る2月6日、ちょうど稽古中日のころに、本作のことから演劇に対する思いまで、たくさんお話しいただきました。

松村武さんインタビュー1

■稽古の状況

ちょうど中日ですね。
今日までに2回、通し*をしています。
自分たちの劇団で作品を創る時は、本番1週間前くらいに最初の通しが出来るような感じで創っていく事が多いので、
いつものペースからすると早いです。
すでに全体の最終形みたいなものは見えてきて、それをいかに安定して出来るか、という段階まで来ています。
良い状態で創ったシーンをちゃんと再現し、稽古場で作った面白さをしっかり舞台上で表せるか、細かい部分を微調整
している状況です。

劇団では細かく演出を付けたり、同じシーンを延々繰り返したり、やってみせた方が早いと思えばそうする事もしますが、
「BEN」の俳優達にもほとんど同じような演出をしています。
「BEN」の俳優たちは、実力はあるけれどまだベテランの域ではありません。
演技の幅というか、一通りの事は得意だけども正反対の事はまだまだ、という人が多いと思います。
あと2週間かけて、今の時点からさらにもう一段面白く、熱や魂の入ったお芝居にしていきたいと思います。

* 通し=最初から最後まで、止めずに全体を通して行う稽古

■小劇場演劇に対する思い

小劇場での演劇は"演劇に純粋な人達が作っている"というイメージです。
これまで、そういう「小劇場精神」というのを一番大事にして、小劇場演劇にこだわって作品を創ってきています。
役者も演出家も、「この芝居を成功させよう!」という事に対して迷いが無い人達が集ってくると思っています。
そういった、他の何より『作品の質』を優先上位に置いて行動するって事が基本にある精神だと思って大事にしていますね。

松村武さんインタビュー2

 ■「BEN」の見どころ・面白さ

地域発信で、地域の役者が出演し、地域の会社を題材とし、演出家が滞在してガッツリ作品を創るということは、演劇の強み
である「局地性」の最たるものだと思っています。
映像の場合は作品を移動出来るし、複製もどんどん出来ます。そうやって広がって行くものだから、観る方・受け入れる方は
動かなくていい。
待っていれば良いわけです。
演劇は対照的に、ある決まった場所で行われるから、そこにみんなが向かって行かなければ観られません。
映画のように広がっていくものだと、できるだけ多くの人に喜んでもらうことを考える必要がでてきますが、局地的なモノである
演劇は、そうした事を必ずしも考えなくて良いのが利点だと思います。
今回の「BEN」は、そんな演劇の中でも特に局地的な作品だと思います。

今回、TOTOさんの話を芝居のモデルにしていますが、稽古場で地元の俳優たちが、
「昨日電車でTOTOの社員の方を見かけた」とか、
「社員の人の作業服はこうだったよ」といった話をしているんですね。
こういった話は普通の稽古場では無い事です。
また、北九州の昔の様子を知っている俳優が、
「紫川はどの辺からどろんこで、いつ頃からきれいになった」
といった話をしたりしています。
また、野菜を買ってくるシーンがあって、
「1970年当時は、どんな風にして野菜を買っていたんだろう」
という疑問をみんなで色々話したんですが、地元の飲み屋のおばちゃんから、
「この辺の人なら基本的に旦過市場で買う。良いお店なら新聞紙でくるんでくれる。」
という正解が出てきて、
「あー、やっぱりそうなんだ」
って事になったり。
そういう時間が芝居に反映されることが、まさに地元で地元の芝居をやる良さでは無いかな、と思います。

「村歌舞伎」と言って、地域で、地域の人たちだけで行われる歌舞伎がありますが、それは本来の歌舞伎以上に歌舞伎の濃さ
があったりします。
そういう濃さが今回の「BEN」にもあるのでは、と思います。
ものすごくピュアというか、原液みたいな......
薄めていない、原液の演劇みたいな感じがします。
普段複製されたモノだけを受け取っている方たちにとっては、出会えない濃厚さです。それが「BEN」の最大の見どころではない
でしょうか。

「BEN」の面白さについてたっぷりと語っていただいた松村さん。
そんな松村さんに、おまけとばかりに聞いちゃいました。

松村武さんインタビュー3


Q1:「BEN」では昭和~平成の時代の流れも一つのキーですが、松村さんが「時代が変わったなぁ...」
と実感した出来事はなんですか?

A:
うーん、意外と難しいですね......
あんまり安易なこと言いたくないしなぁ......(笑)
あ、「ワープロが無くなった事」っていうのはどうでしょう。
僕は当時ワープロで台本を書いていて、もちろんパソコンも持っていたけど、もったいないし、ワープロの方が使い慣れていたのでそのまま使っていたんです。
ところがある時からインクがお店から消え、感熱紙も買えなくなっていったんですね。
それで仕方なくコンピュータを使い始めたのですが、ワープロのデータってコンピュータに移行できないじゃないですか。
その時にすごくショックで。
しかもワープロの最後って、すごく急で、本当にあっという間にコンピュータになっちゃったんですよね。
それがとてもショックでした。

Q2:北九州芸術劇場にいらっしゃる方々に大人気の地元チェーンの「資さんうどん」。
松村さんも良く行かれているそうですが、好きなメニューは何ですか?

A:
あえて選ぶとしたら持ち帰りメニューの「からししいたけ」です。
お酒のおつまみにオススメです。
資さんうどんは店の雰囲気も面白くて、天ぷらやおでんもあってちょっと飲むのにも良いし、何よりうどんが格別に美味しいので気に入っています。


松村さんは、お忙しいところありがとうございました。
いよいよ本番まで7日です!
小劇場ならではのパワーと、地域の面白さがギュッと詰まった「BEN」。
どうぞお楽しみに!

レスキュー・ジョー

ついに回ってきました稽古場ブログ。
今日は、ヒガシユキコが上瀧征宏さんを紹介させて頂きます。

まずジョーこと上瀧さん(以下、ジョー)は、リーディングも含め、北九州芸術劇場プロデュース公演の常連さんという、
かなり手練の役者さんでございます。
今回、私とジョーが絡むのは一箇所だけなんですが、共同作業でそこを現在奮闘中。
や、ジョーの方が大変かな(笑)

ジョーは、元はレスキュー隊員ということで、かなりガタイのいいお兄さんです。
人当たりがよくて、芝居も面白い、頼りになるナイスガイといったところでしょうか。

実は本人のいない飲み会で、『ジョーは服を脱いだら、きっとスゴイに違いない』と、女性からも男性からも(!)期待されていることを、
本人は知っているのかいないのか(笑)

実物はぜひ『BEN』を観に来て頂いて、作品や他の役者陣等と共にご堪能頂ければと思います!

上瀧征宏さん2.jpg

普段は料理しません。マヨです。

皆さんこんにちは。上瀧です。

二月に入り、稽古場の熱もガンガンあがってきております。
というわけで、今回ご紹介するのは、いつも明るくて元気なマヨこと酒瀬川真世です!
一旦稽古場を離れて課外稽古?なんかもあったりして、キャストの皆で作品に濃度を加えるべく合宿にも行ってきました!


 
酒瀬川真世さん

マヨに今回の稽古の感想を聞いてみました。

―今回の稽古の感想は?

マヨ
『今回の稽古は楽しいです。
今、共演者の皆とコミュニケーションを取れ出して、グッグッと詰めて行く作業ですかね。
私自身ベースは出来たので、これからヤンチャしていきます。
そんな私が楽しんでいる姿を観に来て下さい。』

稽古場では、皆の演技を観て、アドバイスをしてあげたり、今回の合宿では率先して、
場を盛り上げたりしていて、とても頼りになる存在です。

作品の中でも、その存在感は健在。

これからの稽古で益々磨きがかかっていくと思います。とても素敵な女優さんです。
初日まで、あと二週間を切りました!
稽古も最後の追い上げに入ってきた感じです。
観なきゃ損ですよ~。

乞うご期待!

ラジオ出演のお知らせ

広報です。

13日の日曜日、お昼と夜にそれぞれラジオ出演があります!

◎ NOAS FM FMなかつ
(78.9MHz 中津市・宇佐市・豊前市・吉冨町・新吉富村・大平村/その他サイマルラジオでインターネットでも聴取可能です)

13日(日) 12:10~「La Fiesta」内 芸術を香る

※出演者の折元沙亜耶さんが生放送でお話しします。

◎ cross fm(福岡78.7MHz 北九州77.0MHz 久留米86.5MHz 大牟田87.8MHz)

13日(日) 20:30~「北九魂-KITAKYU SPIRIT-」内 マイ・カルチャー・ナビ 

※演出の松村武さんが生放送でお話しします。

お時間ある方はぜひぜひチェックしてください!

こんにちは、小学せいです☆

ついにまわってきました、BENブログ。
わたくし酒瀬川と申します。

稽古は今週から通し稽古がメインになってきて、飲み&ご飯の回数も増えてきて
本番に向けてさらにさらに濃い時間を過ごしています。


今回わたくしは、「せい」こと井口誠司くんを紹介します。

...くん付けすることに激しく違和感。

彼は、博多弁で言うところの
「しゃーしー」ヤツですね。ヤツというか、こどもちゃんですね。
「若い」とか「幼い」とか「こどもっぽい」とかじゃなくて
「しゃーしー小学生」という感じ。

※しゃーしー[博多弁]...面倒くさい。うるさい。うざったい。  などの意
ぷふふー(笑)


稽古場でも飲み会でもイジ(め)られまくっています。
総ツッコミが入ったり面白いくらい無視されたり。
あんまりイジるとぎゃぎゃー言うからまたしゃーしー、という繰り返し。
だから、ある意味ものすごくみんなから可愛がられている存在だと思います。

私もほっとけばいいのに、ついつい大袈裟に無視したり注意したりしてしまい
ハタから見ると、すっかりなつかれているように見えるらしい。

プロデューサーの能祖さんから
「あれ?今日は舎弟(せい)は来ないの?」
なんて言われる始末。困ったもんだ。

福岡では
・踊りながら天神のど真ん中でティッシュ配りしてた人
・天神のど真ん中に自分のデカい広告をつけた改造自転車を停めてる人
ということで「知る人は知る」人なのだ。
知る人ぞ知る  とは言いたくないが。ぷふふー。

ゲームでテンションが上がると周りが見えなくなったり
芝居でテンパると思考が停止したりしてしまう小学生なので
くれぐれも本番までに怪我をしたりさせたりしないよう注意してほしいな、と。
今はそればかり気になっています。

あー、イジメ的な紹介を書こうとしてたのに
結局お姉ちゃん的なシメになっちまいました。
紹介を書くにあたり、みんな結構インタビューとかしてたみたいだけど
わたくし一切せいにインタビューしてません。

ま、しゃーしーヤツで、ある意味可愛がられているヤツということが
伝わればそれでいいかな、と。


カメラを向けたらこんなテンション。

井口誠司さん1 

 

井口誠司さん2

はぁー...しゃーしー。

とりさんごめんなさいです。

こんにちは今村映子さん、稽古場でのニックネームは'とり'さんの記事担当になりました井口誠司です。

今回の舞台、いろいろ絡みはあるのですが、僕自身が個人活動が多かったのもあり気がつかないことも多くあり、
からみにくいとは思いますが、あらためてどうぞよろしくお願いします。

そうそう、このあいだも、「とりさんがまたお手伝いしてる。。。」なんて思っていたら危うく出とちりそうになってしまいました。
気が付いたらみんなの為に動いて下さってるんです。
え?「気がつかないのも出トチるのもお前がわるい」って?
はい、その通りでございますがね...

それにしても稽古場でも酒の席でも、なんでもいろいろと気づいて率先して動いて下さる。
あんまり出来るお姉さんがいるとあたしのようなおっちょこちょいの年少組としては・・・あちゃちゃなことが沢山なのでござりますよ。
 
ほんとに、お世話になっております。
いえ、いえ、少しでもお世話ができるようにがんばります。 
 
二月も半ばにさしかかり日に日に本番が近付いてまいります。
 
少しでも成長するよう勉強してまいりますので気付いたことがあったら何でも言ってください。
 
間が悪くてドジな僕ですがなるべく改善できるように努力いたしますので...あんまり嫌いにならないでくださいね・・・m(__)m
 
こっそりとったとりさんの写真♪♪♪

今村映子さん

ラジオに出演しました!

広報です。

先日cross fm 「TT LOUNGE北九州」に松村さんが出演されました。
cross fmのスタジオ生出演で、スタジオは外から見学も出来るのです。
という事で、写真を撮りました。
ガラスに色々写り込んでしまってますが、どうぞご覧ください。

松村さんcrossfm出演中

左が松村さん、右がこの番組のナビゲーターのTOGGYさんです。

演劇を始めたきっかけ、北九州の印象(おいしいお店がたくさんあると言っていただきました!)、そして「BEN」の事。
20分間とても楽しいお話を聴かせていただきました。

cross fmのみなさまありがとうございました。

松村さんは今週末にもcross fmに出演します!
今度は電話での生出演です。

cross fm (福岡78.7MHz 北九州77.0MHz 久留米86.5MHz 大牟田87.8MHz)
北九魂-KITAKYU SPIRIT- 2月13日(日)放送

20:30頃から約7分間の「マイ・カルチャー・ナビ」のコーナーです。お楽しみに!

『小林 類』さんいらっしゃいませ!

小倉の空からこんにちは!
外はまだまだ寒い日が続きますが、BEN稽古場は今日もアツいです!

さて、本日のBENブログは「るい」こと小林類くんを紹介しましょう。

小林類さん1

見た目の今どきっぽい雰囲気とはうらはらに、何だか小学生の頃にクラスに必ず1人は居たような、
そんな親しみやすさも兼ね備えた役者さんです。

ウォーミングアップを兼ねたシアターゲームでも常に上位に勝ち残る反射神経の良さと俊敏さを備え、
いつも笑顔で稽古場の空気を暖めてくれます。

小林類さん2

では、ちょっと話を聞いてみましょう。

―― ねー、ちょっと今大丈夫?

「あ、いいっすよ!」

―― 正直さ、今回の配役(主人公の坂崎勉)決まった時どう思った?

「そーっすねー、うーん。もちろん個人の責任とかも感じましたけどそれより、この作品は連携っていう
かチームワークが重要だと思ったのでそこを大事にしなくちゃって思いましたね」

―― プロデュース公演は2回目だっけ。

「3回目です」

―― じゃあ、もうだいぶ慣れたでしょ。

「いやいや、それに作家さんと演出家さんが違うのは初めてなんで」

―― そうか、それはまた感覚違うよね。
ちなみに今回の座組の中で、役者としてこの人やるなぁって思うのは?

「うーん・・・みんなですけど・・・挙げるならやっぱ純さん(谷村純一さん)ですかね。
普通に観客目線で面白いですし、役者としてもすごいなぁって思います」

―― 純ちゃんのアレ(ネタばれなので言えません)を至近距離で笑わない類くんも凄いと思うよ(笑)
話それるけど、役所広司さんに似てるって言われない?

「言われます!昔からけっこう言われるんですよ!はい、尊敬する役者さんの一人なので光栄です。」

―― コメディの名手だもの。今回のBENもがっつりコメディだしね。
じゃ、一番好きな俳優さんって誰?

「ポール・ニューマンです」

―― あ、そっち!?

「オレ、ハスラー2がすっごい好きで、そのポール・ニューマンが超かっこよくて!」

―― 2なんだね、ハスラーじゃなくて。

「はい!2です!!」

―― そっか渋いね。・・・話もどしまーす。

最後の質問にするね。もうしばらく稽古期間あるけど、類くんが目標としてる到達点までは今は何合目くらい?

「(ちょっと居ずまいを直し)まだ、3~4合目だと思ってます。まだまだですね・・・はい、まだまだです。」

―― 10合目まで達したとしても、今度は12合目を目指さなきゃいけないしね。

「はい!もちろん!!」


はい!類くんありがとうございました!

類くんが素直にまっすぐに作品に取り組む姿には、本当に頭が下がります(下げませんけど)

小林類さん3

毎日稽古をしていて、主人公の坂崎勉くんと類くんがだんだん同化していってるの見るにつけ、
置いて行かれないように頑張ろうとホントに思います。

以上、稽古場より今村がお送りしました!

ラジオ出演のお知らせ

おはようございます、広報です。

本日、cross fm に演出の松村武さんが出演されます。
スタジオでの生放送ですので、どうぞお楽しみに!

◎ cross fm(福岡78.7MHz 北九州77.0MHz 久留米86.5MHz 大牟田87.8MHz)

2月8日(火) 18:10~「TOGGY'S T.T.」内 T.T.LOUNGE北九州

その他のラジオ出演のお知らせです。

◎ カモンFM(76.4MHz 下関市内・北九州市門司区・小倉北区・山陽小野田市)

2月10日(木) 17:40~「ゴジラジ!」内 北九州街エンタ情報

※出演者の白石萌さんがお話ししています。

まだまだラジオ出演の予定があります。
近くなったらまたお知らせしますので、聴取可能地域の方はぜひ!お聞きください。

大牟田の妖精

どうもー。
小林類で~す。
今日は「パブさん」こと池田幸子さんを紹介させていただきます。
以下パブさんへのインタビューです。

「BEN」製作発表会見リポート


去る1月8日(土)に北九州芸術劇場プロデュース『BEN』の製作発表が行われました。
今回の作品の重要なモチーフは、ズバリ「トイレ」。
そんなこともあって、会見の名札は、トイレットペーパー...

BEN会見名札写真

さらに入場曲は、マイケル・ジャクソンの「BEN」...
という小ネタの連発です。

そんな製作発表にご出席いただいたのは、この4名のみなさんです。


「BEN」会見登壇者写真
写真右から
【TOTO株式会社・赤坂雅永氏/作・鈴木聡氏/演出・松村武氏/北九州芸術劇場プロデューサー能祖將夫】

仲島どぅえ~す

ブログ初体験
WS初体験
北九州芸術劇場プロデュース公演 初体験

初・初・初...の刺激的な毎日をおくっている 池田幸子が お届けしま~す

今回はナカジこと、仲島広隆さんをご紹介します。

テレビ放映のお知らせ

おはようございます、広報です。

先日もお知らせしていましたが、本日NHKにて「BEN」が紹介されます。

◎テレビ/NHK北九州放送局(主に福岡県北部地域)

2月4日(金) 11:45~12:00「きたきゅうたいむ」
同日     18:10~19:00「こんばんは北九州」(同内容・ニュースなどにより変更の可能性があります)

※稽古場での稽古風景などが紹介されます。

北九州放送局が受信出来る地域のみなさま、ぜひご覧ください!

「さーや」姫!

おはこんにちばんは仲島広隆です!
今回は「BEN」の姫こと折元沙亜也「さーや」姫!

折元沙亜耶さん 

テレビ・ラジオ出演のお知らせ

広報です。

ラジオやテレビで、「BEN」が紹介されることになりました。

◎テレビ/NHK北九州放送局(主に福岡県北部地域)

2月4日(金) 11:45~12:00「きたきゅうたいむ」(国会中継などで変更の可能性があります)
同日     18:10~19:00「こんばんは北九州」(同内容・ニュースなので変更の可能性があります)

※稽古場での稽古風景などが紹介されます。

 

◎ラジオ/cross fm(福岡78.7MHz 北九州77.0MHz 久留米86.5MHz 大牟田87.8MHz)

2月8日(火) 18:10~「TOGGY'S T.T.」内T.T.LOUNGE北九州

※演出の松村さんが生放送で出演します。

まだまだ出演予定がありますので、順次お知らせしていきます。
お楽しみ!

 

☆純やで☆

こんにちは、折元沙亜耶です。

本日は荒通し稽古でした。
「BEN」の物語の中に入っている時、観ている時、私はとてつもなく幸せを感じ、気付けば笑顔になっている今日この頃です。
登場人物全員がちょっと可笑しいんですけど、もの凄く愛おしいんですよ。

みやこでございま~す

「稽古場の○○さん」第二回目はみやこ(沖田みやこ)を紹介します。聞き手は私、ぢゅん(谷村純一)でお送りします。
では早速インタビュー開始です。

北九州芸術劇場プロデュース公演について

※2008年より始まった“北九州芸術劇場プロデュース公演シリーズ”とは
1.北九州を感じさせる内容
2.第一線の演出家が一ヶ月以上、北九州に滞在して創作
3.出演者は北九州、福岡をはじめ地元の人材中心にオーディションで選抜
4.スタッフは劇場や地域のメンバー中心の布陣
5.東京公演を実施し中央へも発信
という5つのコンセプトをもとに創られています。

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公演情報

北九州芸術劇場プロデュース「BEN」公演情報はこちら

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