シアターコラボ2008(H20年度)とは
2年前「半年間限定の劇団を作る」としてスタートしたシアターラボ企画ですが、今年は企画内容をマイナーチェンジ!「2週間限定の劇団を作る」として続行します。2週間という限られた時間の中で、各種技術講座で学び、役を演じ、リーディングという形式ながら、全員で1つの作品を作り上げます!

北九州芸術劇場 学芸ブログ

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2008年12月13日 18:00

今日も講座中です。

12月12日講座の2日目です。
仕込に必要な作業と講座が続きます。

画像:照明チーム
照明チームは俳優斑とスタッフ斑にわかれています。

俳優斑は照明に必要な電気の基礎講座です。

画像:照明チーム打ち合わせ
スタッフ斑は具体的は照明プランに取りかかりました。

画像:舞台チーム講義中
舞台チームは一緒に講座中です。舞台寸法に必要な〈寸〉〈尺〉〈間〉の講義です。

講義は愛情あふれたスパルタなので(?)先生なぜか棒(紙ですが)を持ってます。

画像:一尺法師
寸法の説明のために先生が用意した「一尺法師」一寸法師が10人分です。

十寸=一尺ですが一間は六尺になるそうです・・・十尺じゃないんだ。

画像:音響チーム講義中
音響チームは俳優斑とスタッフ斑にわかれています。俳優班基礎講座中です。

画像:楽しい講義
とても楽しい講座なのですが、私の写真では伝わりにくい・・・すみません。

画像:照明チームとコンセント
照明俳優斑はみんなでコンセントの仕組を見ています。

画像:コンセントの中
コンセントの中はこうなっているんですね。でも電気が通ってるので実際にばらしてみるのは危険だそうですよ!(感電します)

画像:照明プラン考え中
照明スタッフ斑はどこにライトを置けばどう照らされていくのか、それが演出意図に沿ったものになるのか。試行錯誤が続きます。

画像:編集室
こちらは編集室の音響スタッフチーム

画像:探し物はなんですか?
台本で確認した音の音源を実際に探しています。

画像:CDたち
編集室のCDです。600枚はあるだろうということです、圧倒されます。

画像:探しているCDはこの中にあります(多分)
1枚から2枚組でCDによっては140曲くらい入っているものもありました。

探さなければいけない音はまだまだあります。さて2人は無事に音を見つけることが出来るでしょうか?

画像:舞台チーム計算中
舞台チームは図面と実際の寸法を計算しています。

画像:手に持ってるのは三角スケールです。
明日の仕込までにはかっておかないと作業が出来ません。

画像:みんな一生懸命です。
時間ぎりぎりまで打ち合わせと作業を進めていました。

それぞれの問題を解決しないと仕込を始めることは出来ません。
明日からは仕込の様子をお伝えします。

2008年12月12日 18:00

あさっては仕込みです!

タイトルは舞台チーム講師の有門先生が言われていた言葉です。
始まった!と思ったシアターコラボですが、もう仕込みです。

その仕込みに向けて2日間に渡り、俳優チームもそれぞれのスタッフチームに参加し各講座が開かれました。

画像:舞台チームテスト
舞台チームいきなりテストです。

画像:音響チームテスト
と、思ったら音響チームもテストです。講師は杉山先生です。

画像:テスト用紙
どちらのテストも難しそうです。これは舞台チームのテスト用紙。

照明チームはそれぞれのブレーカーがどのコンセント・天井ライトに繋がっているかの確認をしています。
画像:照明チームミニライト
コンセントにミニライトを繋げて確認します。

画像:照明チームブレーカー班
ブレーカー班「このブレーカーはどうですか?」

画像:照明チーム確認班
確認班「まだ(ライトが)点いてます」

この作業をひとつひとつ行っていきます。

トランシーバーを使い慣れていないので、そこからが大変です。

確認が済むと今度はライトの説明です。
画像:照明講座
お話しているのが講師の乳原先生です。横にはサポートの大久保先生と岩田先生もいます。

画像:舞台チーム会議中
舞台チームは仕込みに向けて必要な物についても話し合いが行われています。

画像:音響講座
音響チームでは俳優チームからの参加者に基礎講座を行っています。

画像:音響チーム
スタッフとしての音響チーム2人は台本を見ながら今回のリーディングで使う「音」について確認をサポートの雑賀先生と一緒にしています。

画像:編集室
ここは「編集室」です、機材がすごいですね。

この各講座ではスタッフとしてはもちろん、俳優としても舞台を作るうえでは知っておくと良いことを土・日の仕込みに向けた準備も兼ねて教えて下さっています。
明日も仕込みに向けての準備と講座が行われます。

2008年12月11日 18:00

2日目です。

お待たせいたしました、シアターコラボ2日目です!

画像:予定表
予定表などです。こういう紙を見ると劇団らしいと思うのは私だけでしょうか?

画像:俳優チーム
俳優チームは動きをつけながらの稽古です。

周りに並べられた椅子が・・・舞台?

1時間練習した後にに台本の最初から最後まで通して行う「通し」があります。

スタッフチームはそさらにの後に永山さんと打ち合わせがあるのでその為の準備です。

画像:照明チーム
画像:舞台チーム
画像:音響チーム

それぞれ皆さん熱心です。
しかしそんな熱心な空気の中、気になる物が・・・。

画像:謎の缶
?缶?

画像:手持ちスポットライト
正解は照明の先生方が作られた手作りのスポットライトです。

画像:明るいスポットライト
製作時間なんと20分。250Wの電球はとても眩しいです、眩しくてシャッターチャンスを逃したため写真ではそう明るく見えないのですが・・(すみません)

必要に応じてこういったライトを作ることがあり、そうした時には昨日の講座にも出てきた電気の知識が必要になってくるそうです。

画像:通し前
いよいよ「通し」です。スタッフの方はこの「通し」を見た後に永山さんとの打ち合わせがあるので真剣です。

画像:通し後
これは通し後。実際のお芝居の様子はもう少し本番が近くなってお届けします。

ポイントはやはり「音」です。

上の写真がどうしてこうなってるかは・・・は本番を見るとわかりますよ(きっと)

さて、スタッフチームの打ち合わせです。
画像:舞台チーム打ち合わせ
舞台チーム。舞台そのものや客席・小道具・衣装のお話をしています。

舞台の図面もあります。

画像:音響チーム打ち合わせ
こちらは音響チーム。「通し」を見た印象で思った「音」と永山さんの演出イメージにある「音」とを確認していきます。

画像:照明チーム打ち合わせ
最初に通しを見た感想を永山さんに話していたのが照明チームです。観客として見たイメージから演出の持つイメージの照明プランへのアプローチをするようです。

短い時間ですが、各チームそれぞれ熱心に話していたのがとても印象的でした。

明日・明後日は俳優チームもそれぞれスタッフチームに入って講座が行われます。
今日はここまで、お疲れ様でした、また明日!

と言いたいのですが。

・・・この2週間はみんなでひとつの劇団だ!劇団と言えば飲み会だ!

と、なぜか飲み会に突入です・・・。

とても盛り上がって楽しい時間でしたので、その様子を少しだけ。

載せても良い、載せなさいといわれてますので皆さんごめんなさい。

それでは改めまして、また明日!

画像:懇親会

2008年12月10日 18:00

12月9日シアターコラボ初日!

半年間限定の劇団」シアターラボが、「2週間限定の劇団」シアターコラボに生まれ変わりました!
マイナーチェンジと言ってますが、これは結構な変更だと思います。

だって、半年って24週間ですよ、日にちで・・・はやめときましょう。

ともかく、会場を稽古場へ移しリーディング公演へと変わりましたが20名の参加者と講師陣がひとつの劇団として半年間を2週間にぎゅっ!と濃縮して作品を作り上げます。
11月末にメンバー、配役も決まり今日からいよいよ稽古初日です!

まず最初に俳優チーム・スタッフチームに分かれて稽古・講座開始です。

画像:シアターコラボ1日目俳優チーム
まず俳優チームは台本の読み合わせです。

画像:シアターコラボ1日目俳優チーム
中央が脚本構成・演出の永山さんです。

画像:シアターコラボ1日目スタッフチーム
こちらはスタッフチームです。

画像:シアターコラボ1日目照明チーム
照明チームは電気の基礎知識(ワット・ボルト・アンペア)のお話から。

画像:シアターコラボ1日目音響チーム
音響チームは自己紹介から音についての話。

画像:シアターコラボ1日目舞台チーム
舞台チームは早速なにやら書きはじめました。

画像:シアターコラボ台本
そして今回の台本です。

岸田國士の短編を構成して作ったリーディング、「音」がひとつのポイントらしいのですが?

2週間、いったい何が起こるのか楽しみです。
これから少しずつではありますが、「お芝居がどうやって作られていくかをレポートしていきます。

お付き合いよろしくお願いします。

2008年11月19日 18:00

シアターコラボ2008リーディング公演 観覧者募集
「 接吻(kiss) 」ザ・岸田國士・ラジオ・ショー

画像:チラシ写真音・音・音
大学時代、とても壁のうすいアパートに住んでいました。時々隣の部屋から漏れ聞こえてくるキスの音や、それから先の吐息の音は、実際にそれを見る以上に、なんだか人間の悦びや哀しみを感じさせてくれたような気がします。今回は、約80年~60年前に書かれた岸田國士の戯曲に溢れるそんな「音」にこだわって作品をつくってみたいと思います。お楽しみに。(構成・演出 永山智行)


【シアターコラボについて】

2年前「半年間限定の劇団を作る」としてスタートしたシアターラボ企画ですが、今年は企画内容をマイナーチェンジ!「2週間限定の劇団を作る」として続行です。2週間という限られた時間の中で、各種技術講座で学び、役を演じ、リーディングという形式ながら、全員で1つの作品を作り上げます!しかも今年は稽古場が会場なのです。劇場空間ではない場所で、どこまで演劇的な空間を作り出すことが出来るのか? 参加者20名+演出:永山智行+講師陣が怒涛のように作り上げるコラボレーション企画です。上演される戯曲は岸田國士の幾つかの短編戯曲を演出:永山氏がコラージュし、新たな1つの台本として構成。リーディングとは言え1つの作品としての期待が膨らみます。そしてラボならではの実験的な匂いがプンプンします。小さな芽かも知れませんが、ココから生まれる新たな世界にご期待ください。(北九州芸術劇場学芸係ディレクター 泊篤志)

■公演日程
2008年12月21日(日)

〔1〕 13:00

〔2〕 16:00

※開場は開演の15分前

※両回ともアフタートーク有

■会場
北九州芸術劇場 創造工房(リバーウォーク北九州6階)

■作
岸田國士

■構成・演出
永山智行(こふく劇場)

■出演
シアターコラボ2008参加者

■チケット発売
申込制(各回50名/先着順/未就学児入場不可)

※申込方法は下記をご参照ください。

※この公演はチケットクラブ先行はありません。

■チケット料金
500円(要申込み/料金は当日会場でお支払いください)

■チケット申込
e-mail、FAX、はがきに〔1〕~〔5〕までを明記の上、下記までお申込ください。

〔1〕ご希望の回 〔2〕観覧希望人数 〔3〕住所 〔4〕代表者氏名 〔5〕電話番号(携帯可)

※お申込みは、1件につき2名までとなります。

※申込みは先着順となり、定員に達し次第申込みを締切らせていただきます。観覧可能な場合は申込み頂いた方から順次案内を郵送いたします。

■申込締切
12月12日(金)必着

※定員に達した場合は、締切り前に申込みを締切る事がありますのでご了承ください。

■申込み・お問合せ
〒803‐0812

北九州市小倉北区室町1丁目1-1-11 リバーウォーク北九州7階

北九州芸術劇場「シアターコラボ」係 (担当:宮崎・小嶋・泊)

TEL 093‐562‐2535

FAX 093‐562-2633

メールでの申込み・お問い合わせはこちら

■託児サービス(有料・要予約)
この公演では託児サービスを行っておりません。

2008年10月16日 18:00

シアターコラボ2008の参加者募集!

■日程
2008年12月9日(火)~21日(日)

【 1週目 】
12/ 9(火)  18:30~21:30 稽古1

12/10(水) 18:30~21:30 稽古2

12/11(木) 18:30~21:30 照明・音響・舞台 各講座1

12/12(金) 18:30~21:30 照明・音響・舞台 各講座2

12/13(土) 14:00~21:00 仕込1

12/14(日) 14:00~21:00 仕込2

【 2週目 】
12/16(火) 18:30~21:30 仕込3

12/17(水) 18:30~21:30 稽古3

12/18(木) 18:30~21:30 稽古4

12/19(金) 18:30~21:30 稽古5

12/20(土) 14:00~21:00 稽古5(リハーサル)

12/21(日) 11:00~21:00 本番+バラシ

※リーディング本番は一般公開いたします。

■場所
北九州芸術劇場 創造工房(リバーウォーク北九州6F)

■応募方法
高校生以上でシアターコラボの企画対象に該当すると自分で思える人

※俳優希望・スタッフ希望、どちらも全日程参加できることが条件です。

※俳優希望・スタッフ希望を選択して、さらにどの部門を専門にやりたいかを選択してください。

 (俳優希望の方もスタッフワークに参加してもらうことになります)

■募集人数
20名(スタッフ:約10名、役者:約10名)

■選考
受講者はオーディション(面接とワークショップ)の上、決定いたします。

11月23日(日)19:00~21:00

■受講料
8,000円(講座初日にお支払いいただきます)

■応募締切
11月17日(月)必着

■応募締切
専用の応募用紙に必要事項を記入および写真添付の上、下記までお送りください。

(持参も可)

応募用紙はこちら〔PDF 59.9KB〕

■申し込み/お問合せ
〒803-0812

北九州市小倉北区室町1丁目1-1-11

リバーウォーク北九州7F

北九州芸術劇場 「シアターコラボ」係 (担当:宮崎・泊)

TEL 093-562-2535

FAX 093-562-2633

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講師プロフィール

杉山 聡(すぎやま さとし)
画像:杉山 聡
【 音楽講座 講師 】
1973年生まれ。東京都出身。専門学校を卒業後、20歳で音響会社(株)ステージオフィスに入社。以降9年間、国内外を問わず、「燐光群」や「伊藤キム+輝く未来」をはじめ演劇やコンテンポラリー・ダンスなど数多くの舞台に音響スタッフとして携わる。2003年4月より北九州芸術文化振興財団職員として北九州芸術劇場 音響係に配属。
有門正太郎(ありかど しょうたろう)
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【 舞台講座 講師 】
1975年生まれ。北九州市出身。飛ぶ劇場で役者として活動すると同時に舞台スタッフ(演出部、演出助手、舞台監督)としても活躍。また、富良野塾16期生として、'00年~'05年の富良野塾全国ツアーに役者兼スタッフとして参加。'05年、自らのプロジェクト「有門正太郎プレゼンツ」を立ち上げ、作・演出も担当。東筑紫学園高等学校 演劇コース非常勤講師を経て2008年4月より、北九州芸術劇場 舞台技術課に勤務
乳原一美(ちちはら かずよし)
画像:乳原一美
【 照明講座 講師 】
東京都出身。1980年(株)A・S・Gに入社、以降23年間舞台照明家・沢田祐二氏に師事。1986年劇団四季に移籍、照明部チーフ。2000年四季を退団。2003年北九州芸術劇場・舞台技術課照明係長。劇場自主制作公演等の照明デザインを担当する他に、ワークショップの講師やアドバイザーとして活動。2008年、北九州芸術劇場・テクニカルアドバイザー。
永山智行(ながやま ともゆき)
画像:永山智行
【 俳優講座 講師・演出 】
1967年、宮崎県都城市生まれ。劇作家・演出家。宮崎県の二つの公立文化施設(三股町立文化会館と門川町総合文化会館)を拠点に活動する劇団こふく劇場の代表。AAF戯曲賞(主催:財団法人愛知県文化振興事業団)受賞作『so bad year』のほか、劇作家協会新人戯曲賞最終候補作『空の月、胸の石』『北へ帰る』などの作品がある。劇作家としての代表作は東京国際芸術祭参加作品『昏睡』(2005/創作ネットワーク委員会+Ort-d.d)、『トリオ』(2005/劇団こふく劇場)、『隣の町』(2007/みやざき◎まあるい劇場)など。2006年10月に宮崎県立芸術劇場の演劇ディレクターに就任。