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シアラボ07レポート
3月19日月曜日 東由紀子

日誌担当3回目、役者&舞台美術担当の東 由紀子(ヒガシ ユキコ)です。
早いもので、もう今度の週末には公演本番です。
つい先日、個人的に大変な時期が終わり、純粋にシアラボに集中できるようになりました。
今振り返ればなんだか半年間があっという間で、一週間後には全てがひと段落しているという現実が信じられません。
特にこの約ひと月、仕事のあと当然のように博多から小倉に通うそのことが、既に日常の一部になっていたのですから。

思えばこの半年、私たちにはいたらないことも数え切れないくらいあったと思います。
でも北九州芸術劇場のスタッフの皆さんを始め、シアラボ2007に関わって下さっている皆さんに、私たちは一体どれだけ温かく包まれていたのだろう、と本当に今になって思うのです。
(えι?今さら気付くなんて遅いですか?)
素人を相手に、懇切丁寧に一から教えフォローして下さっていることももちろんですが、それだけではない懐の深さがあるというか。
『求めよさらば与えられん。もしくはさらに与えられん』な人たちなんです。
舞台美術の柴田さんも、一つ一つ受け止めて優しく教えてくれたし、役者でいうなら有門さんと泊さん。
自分の役へのアプローチに悩んでいた時の有門さんのアドバイスと、稽古中に泊さんがくれた『そのままの東さんでいい』という言葉は宝物です。
舞台監督の東さん(こちらは『アズマさん』です)の心配りにも救われました。
またどのパートも皆で頑張って創り上げているという事実。
そんなことにふと気付いてしまうと、この半年間という期間限定の室町モルモット団は、本当に一つの奇跡ですらあったのだと思えるのです。
いやいやいや、大ゲサということなかれ。
誰か一人が欠けてもこの場は成立しなかったのだし、少なくとも私にとっては、本当に得難い大切な宝物の経験の一つになっているんです。
シアラボ2007に飛び込むことを決めて約半年。
シアラボ以外でも本当に色々なことをしたし、色々な自分とも出会いました。
人との出会いを含め、本当に密度の濃い時間を過ごしています。
この時間が、これから私が生きていく上でも、何かを表現していく上でも、素敵で大事なものになることは間違いありません。
本番はまだまだこれからなので少し早めではありますが、この場をお借りして室町モルモット団の皆と、北九州芸術劇場の皆さんに心からの感謝と御礼を申し上げます。
本番もよろしくお願いします!

あーなんか終わったら寂しくなりそうでヤだな〜(苦笑)


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↑稽古終了後、小劇場ホワイエでのダメ出し

Posted by at 2007年03月21日