エンゲキで私イキイキ、地域イキイキvol.12

『WATCHING! - のぞいてみよう、アナタとワタシの生活空間-』 2日目

講師/F's Company 福田修志
会場/塔野市民センター

2010年1月17日(日)

さて、長崎の劇団、F's Companyの福田さんと飯島さんによる今回のワークショップ

2日目は、
一日の生活スケジュールを円グラフに落とし込む作業からスタートです。

仕事をしたり、習い事をしたり、学校にいったりという、
ごく普通の一日を思い出しながらグラフにします。

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これが僕の一日のスケジュールです。

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えーと、夜寝る時間は...

 

グラフができたら、参加者ひとり一人が、「自分の一日」を発表します。

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習い事で充実した一日です

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お母さんの一日は、仕事に家庭に大忙しです

 

同じ地域に住んでいる人でも、その人の生活の細かい部分はなかなか見えないもの。
今回、グラフにすることで、お互いの違いや意外な共通点なども見え、
小さな発見がたくさん生まれました。

 

一日のスケジュールの発表が終わったら、
今度は身体を使って、実際にスケジュール通りに一日を再現してみます。

 

まずは市民センターの位置を決め、そこを起点に参加者の家の位置を決めます。

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うちはセンターから西の方角だから...

 

位置が決まったら、福田さんの「6時、7時...」という掛け声に合わせて、
一日のスケジュールを動きで再現します。

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もう起き出して顔を洗っている人がいます

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お、急にみなさん動きが激しくなりました

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お昼寝中の人たちのお隣では、ご夫婦が思い思いの時間を過ごしています

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車でどこかにむかっている人の後ろには、市民センターで仕事中の館長さんと、学校で勉強中の二人が...

 

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その後ろでは、ボーリングに出かける準備が始まりましたよ

 

一日のスケジュールを動きだけで再現するのは、
なかなか難しい部分もありましたが、
「自分が勉強をしている時、○○さんは水泳をしているんだなー」とか、
「毎朝聞こえてくるゴルフの打ちっぱなしの音は、もしかしたら○○さんなのかもしれないなー」等、
素朴な発見がたくさん詰まったワークショップとなりました。
生活を知ることで、その人のことが少し身近に感じられるようにもなったようです。

自分に生活があるように、一緒にワークショップに参加した人たちにもそれぞれの生活があり、
それがぜーんぶ集まって、私たちの街が作られている...
そう考えると、ありふれた街の風景も、ちょっぴり新鮮に見えるような気がします。

 

みなさん、お疲れ様でした!

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学芸事業とは?

北九州芸術劇場では、地域の人々とつながり、ともに育っとはていくために、学校や地域でのアウトリーチ(教育普及)活動や、作品の創造を支える専門家を育成する講座、舞台芸術を身近に体験してしてもらうワークショップなどの学芸事業を行っています。

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