「冬の森ダンス」~朝の森のなか編

アーティスト往来プログラム
「冬の森ダンス」~朝の森のなか編/進行:山田うん
2012年2月5日(日) @山田緑地

2月4日(土)から引き続き、
ダンサー・振付家で、Co.山田うん主宰の山田うんさんを迎えての
ダンスワークショップの様子をお届けします。

今日は、山田緑地の森の中で、芝生の上で
寒いけどあえて外に出て踊りました!

 

進行の山田うんさん(以下うん)

まずは、9:30からの「朝の森の中編」
森へ繰り出す前に、寒さで縮こまった身体を動かしてやわらかく。

うん
「冬の森で、朝のワークショップで、人が集まるのか非常に心配だったけど。
おもしろいところに目をつけてくださる人がいてよかったなと(笑)
2月とか寒いじゃなですか!」

 
伸ばしてー。
 
伸びてー、

 

うん「みんな、グリコって感じだね(笑)」

 
折り曲げて。

うん
「自分に持っているものから引っ張り出そうとするのではなく、
持っていないものからつくっていくという作業がダンス。
持ってないものいっぱいある!っていうところから実はたくさん生まれてくるものがある。
ので、なければないほど、すばらしいというか(笑)」


うん「身体に羽が生えたような感じで。適当に動いて!」

 


うん「今ある手足のほかにいろいろなところにある見えない手を想像して踊ろう!」

 

そして、参加者の方と混じって踊っているのは、

"かもにい"こと蒲原さん。
この後の森へ出かける時に案内をしてくれる山田緑地の森先案内人☆

うん
「今から森にいるんですけど、今年の森はどうですか?」

かもにい
「冬の森は、ぱっと見、静かなんですけど、春に向けていろんな動きが始まっています。
目に見えるものであれば、カエルが卵を産み始めていて、鳥は寒い中でも彼女を呼ぶために鳴いています。木の芽も春に向けてたくさん出てきているし、力をたくわえている状況です。」

 

身体も温まったところで冬の森へ!

早速、頑張っている命を発見。

 
コブシの芽は、ふさふさ。

 

池の中も探してみます。

みなさん童心にかえっていますね。
 
発見!蛙のタマゴ♪


 

かもにい
「木とツルは競い合いながら生きている。
どちらも太陽を求めているので、ツルに覆われると木が枯れてしまう事もある。」
 

裸足になっちゃえ!
 
「やわらかくて気持ちいい!」らしい。

 

そして、四つん這い。

何かを発見。
 
みんな興味深々。

 

そして、森の中でダンシング♪
 
ダンス!!360°、すべてが舞台!!

落ち葉のシャワー。
 
土のにおいを感じました。

森で自由に踊ってみる!
 
ちょっとあやしいかも・・!?

うん
「森と一緒にただそこにいるだけで、
自分から手を伸ばさなくても森が近づいてくる感じがした。
 ウォーミングアップで見えない手足を伸ばしていたからか、
自分の見えない手足がいろんなものをつかまえているような感じがして、
自分の手とは全然違う感覚の手が、あっちこっちにタッチしたような感じがした。
みんなで森を歩いて色んな発見が楽しくて、踊ることを忘れちゃった(笑)
でも形に出して踊らなくても、気持ちが身体が踊っていたような気がする。
気持ちや自分の考えや生き方が踊るということにつながるんだなと。
ただ歩いてるけど踊ってる、みたいな(笑)そんな時間だった。」


朝編は、少人数で和気あいあいと、アットホームな感じになりました。


昼編へつづく♪

 

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北九州芸術劇場では、地域の人々とつながり、ともに育っとはていくために、学校や地域でのアウトリーチ(教育普及)活動や、作品の創造を支える専門家を育成する講座、舞台芸術を身近に体験してしてもらうワークショップなどの学芸事業を行っています。

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