エンゲキで私イキイキ、地域イキイキvol.14

『街のお話、気軽にエンゲキ』 2日目

講師/柏木陽
会場/沢見市民センター

2010年1月24日(日)

ワークショップ「街のお話、気軽にエンゲキ」の2日目。
今日もまずは、ウォーミングアップからスタートです。

「幸せなら手をたたこう」を歌いながら、
みんなで円になって隣の人と一緒に手を叩きます。
歌の合間に場所を移動し、再度円を作って手を叩いて...
それをどんどん速くしていきます。

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「♪幸せなら手をたたこう」ポンッポンッ

今度はグループになります。

それぞれの名前の最初の1文字から連想される動詞と、それにあった動きを考えます。
例えば「まーくん」だったら「まわる」といった感じです。
グループごとに全員の動きを一緒にやってみます。 

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こちらは...「ヤッタ」さんの「やすむ」ポーズ

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こちらは何のポーズでしょう...?

 

一通り身体が温まった所で、
今日は「最近聞いて、記憶に残っている会話」を書き出してみます。
出勤のバスを待っている間や、スーパーのレジに並んでいる最中、病院の受付で待っている時など、時々、ふっと耳に入ってきた会話がいつまでも記憶に残っているようなことってありませんか?
そういう短くて些細な会話を思い出して書いてみましょう、とぎーのちゃん。

 

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うーん...

 

書き出した会話は、グループ内で発表します。

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えーと、どれどれ。

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短いですが、ちゃんと台本になっています

 

今度は、その会話を実際に演じてみます。

ルールはひとつ。
会話を聞いた人が、メンバーの中の誰に演じてもらうかを決めること。
つまり、会話を聞いた人は、俳優を決めるプロデューサーとしての役割を担うことになるのです。

それぞれの会話劇の配役が決まったら、
さっそくグループごとに練習です。

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私の台詞は...

 

そうこうしている内に、実際に動きをつけ始めるグループも出てきましたよ。

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何やら脇から指示が飛んでいますね

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真剣な表情でイスの配置を決めています

 

立ち位置をどうするのか、
イスなどの配置をどうするのか、
あーでもない、こーでもないと活発な議論が交わされています。
「まるで稽古場みたいだね」とぎーのちゃん。
演劇初心者の参加者の方たちも、
自然に芝居創りに入り込んでいる様子がうかがわれます。

 

最後は、それぞれの会話劇を順番に繋げ、
グループごとに発表します。

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動きもさまになっていますね

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こちらはとある夫婦の日常会話。新聞を読みながら適当に相槌をうって奥さんにおこられる旦那さん...みなさんの身近でも見かける光景だったりしませんか?

 

他にも、
ボーリングの稽古をしている二人の会話や、
小学校の教室での一コマ、
兄弟げんかのシーン、
絵画教室での会話、
偶然見かけたおかしな一瞬など、
さりげないけれど魅力的なシーンがたくさん繋がっていきました。

自分の住んでいる街について、じっくり考えてみる機会はなかなかないものですが、
生活空間を絵や言葉や身体を使ったエンゲキにしてみることで、
自分の住んでいる場所が愛しく思えてくる...
そんな不思議で温かな時間でした。

 

最後にみんな揃って記念撮影。
みなさんお疲れ様でした―。

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学芸事業とは?

北九州芸術劇場では、地域の人々とつながり、ともに育っとはていくために、学校や地域でのアウトリーチ(教育普及)活動や、作品の創造を支える専門家を育成する講座、舞台芸術を身近に体験してしてもらうワークショップなどの学芸事業を行っています。

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