音響講座♪

11月30日と12月1日の2日間で音響講座がありました。

講師の杉山聡(北九州芸術劇場・音響係)が
音響が作品でどういう役割があって、どれだけ大切か、
ということを熱く語ります!


首マッサージ中?

 

演劇初心者の方もいるので、
まず最初に、演劇作りにはどんな役割があるかを、杉山さんが質問。

作家、俳優、演出、美術、衣装、舞台監督、舞台照明、音響、
受付、お客さん、プロデューサー...などなど、
いろいろな答えが出てきました。


杉山
「この中で誰が一番えらいと思う?」

「個人的には、作品作りに必要な人たちはみんな同等だと思っています」

 


音響の効果の記入例。

この記号や線で、どんな音響効果にするかが分かるようになっています。
が、これだけ見てもわかりませんね~。
ただ、これは世界共通らしく、音響をやっている人には
国を問わず通じるそうです。

 

そして、舞台音響家の仕事や音の伝わり方など
重要だけどちょっと難しいことをさらっと教わって、

 

杉山「なんとなく理解したらいいからね」

 


ということで、みなさんが音響について少し分かってきたところで
実際に音響で使用する音響調整卓(ミキサー)の解説。

1130_colabo-2010_3.JPG

みんな真剣。


 

音響調整卓(ミキサー)
操作する場所がいっぱいあります。


そして、実際に音響効果を実演。
"犬が吠える音"に「遠くから聞こえる」という効果をつけてくれました。

ただ音量を小さくするだけでは、遠くには感じはしないのです。
音響調整卓(ミキサー)で音を加工することで、遠くから聞こえるようにできます。
言葉でうまく伝えられないのですが...


音響効果の解説中。


この音響効果のデモンストレーションは、
結構ウケがよいらしいのですが、今回はイマイチだったので
杉山さんは、ちょっとご不満のようでした~。

個人的には、「ほほ~ぅ」と感心しきりでした。
演劇などを観ているときは、何気なく"音"を聞いていましたが、
いろいろな配慮がされて作品の一部になっているんだな~と。

 


2回目の講座では、全員が短い作品の音響を実践!

実際に音響の操作をするため、機材の説明を熱心に聞いています。
 
むむむ。


一通り説明を聞いたら即実践!
無事に全員終了しました。

人それぞれの感じ方があるので、
18とおりのオリジナル作品ができていました。
演出の後藤さんも、舞台技術講座講師の有門さんもやってました!

 

  

最後は、音響で使うコードの巻き方をマスター。
バラシ(公演後の片づけ)の際に必要な技術なのです。

みんなと一緒に後藤さんも巻き巻き。

 
出来た人は出来ない人へ。

 


最後に杉山さんから締めの一言。


「講師は"取扱説明書"です。
困った時、やりたいことに助言はできるけど、講師から何かすることはないからね。
19日まで、一緒に頑張りましょう!」

 


時間に限りがあるので、急ぎ足での講座でしたが、
音響講座はこれでおしまい。
今度は稽古と作業で実践です!


次回は、照明講座。
お楽しみに!

学芸事業とは?

北九州芸術劇場では、地域の人々とつながり、ともに育っとはていくために、学校や地域でのアウトリーチ(教育普及)活動や、作品の創造を支える専門家を育成する講座、舞台芸術を身近に体験してしてもらうワークショップなどの学芸事業を行っています。

2012年10月

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