照明講座☆

12月2日と3日、2日間に渡って照明講座がありました。

講師は北九州芸術劇場・照明係の大久保望。
照明について、工学的な視点から日常でも使える知識まで
大胆かつ丁寧にお教えします!

物腰やわらかな大久保さん。


大久保さん曰く
「舞台照明の定義とは、

 舞台上におけるあらゆる光の効果

 だと思っています。」


 

セミナールームで座学中。

 

舞台照明の要素、照明工学、発光のしくみ、色温度などについて、
かなり難解なことをサラサラと説明。
[色温度:可視光線(目に見える光)の範囲内での光色の状態を表す数値]


工学や物理っぽいことが出てきたことで、
思っていたより場がダンマリになってしまってようで、

「こんなに"シーン"とするとは...(笑)」

と、大久保さん。

 


頭をフル稼働した?座学に後は、
稽古場へ移動し、デモンストレーションを見ました。
 
出演者の周りを明るく。
 
スポットライトの違いで見え方も違います。
 
下からだけ光を当てるとこんな感じ。

照明の当て方で全然雰囲気が違ってきます。

 

そして翌日の第2回目の講座では、
AとBの2チームに分かれて全員が照明プランを実践。

まずは、Aチーム
 

出演者は何人か、どう舞台に配置するか...など、会議中。
 
試行錯誤中。
 

コラボ2010の照明担当の大山さんがオペレーター実践中。
[オペレーター:照明の操作をする人]

 

時間は1時間と決まっているので、
みんなかなり大急ぎで作業を進めていましたが、
通しを出来ないままに、Bチームに披露しました。


大久保
「場面によって明りを変えていて良かった!」

 

 

そしてBチーム。
最初に演出の仕方を議論していました。
 

読み手は固定。
 

Bチームオペレータの田中さん。
 
試行錯誤中。


大久保
「紙芝居っぽくて斬新!」

 

どちらも時間内に照明作りを成し遂げました。
照明をどこに、どう当てると、どういう効果がみられるか、など
一人一人感じ方や考えも違うので、
プランをまとめることも大変なようでした。

意見を出し合って、議論して、
劇団らしくなってきたな~と思いました。


最後は、バラシです。
 

大きい機材もバラして、片づけ。


照明講座はこれでおしまい。
この講座を本公演に活かしていきましょう!

次回は、舞台技術講座の様子をレポートします。
どうぞお楽しみに!

学芸事業とは?

北九州芸術劇場では、地域の人々とつながり、ともに育っとはていくために、学校や地域でのアウトリーチ(教育普及)活動や、作品の創造を支える専門家を育成する講座、舞台芸術を身近に体験してしてもらうワークショップなどの学芸事業を行っています。

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