舞台技術講座◆

今日は1日を使って舞台技術を学びます。

講師、有門正太郎(北九州芸術劇場・舞台機構係)が、
舞台で必要な用語や製作に欠かせない尺貫法などを
きっちり分かりやすく解説します。

有門さんの声はとても素敵なのです。


まず初めに、「劇団とは?」ということから入っていきました。

劇団=舞台演劇を活動の主とする団体

「このシアターコラボ2010のように規模の小さい劇団では、
 俳優や舞台・音響・照明のスタッフの仕事だけでなく、
 複数の仕事を掛け持ちしないといけないんですよ」

そして、舞台で使用する基本的な用語を説明。
たとえば、
マチネ(仏):昼公演
ソワレ(仏):夜公演
などなど、他にもいっぱいありますが、
覚えておいて損はないことがいっぱいでした。

尺貫法を説明するときに使用した図。
 

一間法師=一尺法師×6=一寸法師×60

 

今度は、実際に公演で使用する客席用のひな壇の"馬足"を
ノコギリとなぐり(カナヅチ)を使って製作します!
[馬足:平台などに高さを付けるための足の役目をするものの総称]
[平台:舞台装置を組む時や演奏者が乗る台をつくるときに使う台]



使用する道具や備品の解説中。

早速、実践開始!!
 
4グループに分かれて作業。


 
トントン。


 
きちんと測って。

 
ギコギコ。


"馬足"をつくる際に角をきちんと直角にすることが
最も大切だそうです。
 
「直角」が最優先!

 
ビス(ねじ)で留めています。

ウィーン。

機械を使っているので簡単そうに見えますが、
木材と平行にビスを入れる、というのが難しいようで、
結構苦戦していました。

 

 

後藤さんも真剣。

 

"馬足"完成品。

 

順調に講座が、終わっていき、
本格的に公演へ向けた演劇作りになっていきます。

次回は、俳優講座の様子をレポートします。
どうぞお楽しみに!

 


おまけ☆

大人だけで夜の街へ。
後藤さんはいつもより3割増しハイテンションでした(笑)!


 

学芸事業とは?

北九州芸術劇場では、地域の人々とつながり、ともに育っとはていくために、学校や地域でのアウトリーチ(教育普及)活動や、作品の創造を支える専門家を育成する講座、舞台芸術を身近に体験してしてもらうワークショップなどの学芸事業を行っています。

2012年10月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

アーカイブ