月1ダンス部とは
先端的な身体表現でありながら、多様性があり、幅広い人が楽しめるコンテンポラリーダンス。「月1ダンス部」では、毎月1回コンテンポラリーダンスの第一線で活躍している振付家・ダンサー・批評家を招き、ダンスを知る(レクチャー)、観る(ビデオ作品鑑賞会)、体感する(ワークショップ)プログラムを実施しています。

北九州芸術劇場 学芸ブログ

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2008年08月23日 16:58

「ゆるむ」「きく」

カラダできく/カラダではなす:コンタクト・インプロヴィゼーション入門編
進行/坂本公成&森裕子
2008年8月23日(土)@北九州芸術劇場・稽古場

コンタクト・インプロヴィゼーション」は人と人、あるいは人と物とのコンタクトを動きのきっかけとして即興で踊るダンスメソッドのことです。


今日は第一人者でもあるMonochrome Circus(モノクローム サーカス)の坂本公成さんと森裕子さんに来ていただきました。

写真:8月23日ワークショップ輪になって隣の人の足の裏を揉みつつ自分の呼ばれたい「あだな」を自己紹介して、みんなで何度もリピート。普段「○○さん」など苗字でしか呼ぶことが無いので、必然的に名前をインプット。一体感が出てきて、今日はこのメンバーで頑張ろう!と盛り上がってきました。

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2008年08月23日 12:28

進行/坂本公成&森裕子

sakamoto.jpg◆坂本公成(さかもと こうせい)
演出・振付家/ダンサー
福岡県出身。大学で美学と人類学を学ぶ。'90年にMonochrome Circus結成。音楽家の野村誠や、山下残など複数のアーティストと活動を共にする。'96年「ダンスの出前」で有名な「収穫祭シリーズ」を開始。フランス、ドイツ、リトアニア、韓国、などでの、劇場、美術展から福祉施設、学校など、上演は国内外300回を越える。舞台作品でも、'00年の「リヨン・ビエンナーレ」で紹介されるなど、17ヵ国27都市で作品を上演。Monochrome Circusは昨年度から京都の老舗小劇場『アトリエ劇研』のフランチャイズ・カンパニーとして新たな活動を開始。一方、2008年で13周年を迎える「京都国際ダンスワークショップフェスティバル」のプログラム・ディレクター。京都芸術センター主催『Coaching Project』プロデューサーなどダンサー目線に立ったprojectから多くの若手ダンサーを育てている。


mori.jpg◆森裕子(もり ゆうこ)
振付家・ダンサー
日本一小さいコンテンポラリーダンサー。が、その小ささを感じさせない大きな空間と透明感のある動きが魅力。'93年にMATOMA France-Japonに参加以降、アヴィニヨン演劇祭など海外の大きな舞台に立ち続ける。'96年よりMonochrome Circusに参加。以降同カンパニーで振付・ダンスに活躍する。コンタクト・インプロヴィゼーションの指導者としても全国各地、海外でも活躍している。

2008年08月02日 16:43

踊りの楽しみを味わう。

進行/中村恩恵
2008年8月2日(土)@大手町練習場

イリ・キリアン氏の振付『 Whereabout unknown』の一部を中村さんが踊ってくださいました。

1歩を踏み出す瞬間、その前からが舞台。
空気と一体化してそこにそっといるような、しかし風を切って情熱的で柔らかい。5分ぐらいの短い間、この空間だけ世界が変わりました。

0802-4.jpg

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2008年08月02日 16:31

踊りの楽しみを味わう。

進行/中村恩恵
2008年8月2日(土)ビデオ作品鑑賞会@大手町練習場

北九州で公演が行われたNoism07が踊る中村恩恵の作品"Waltz"を鑑賞します。作品の解説と共に、実際に作品内で行われていたワンシーンを体験してみます。

わっしょい百万夏まつり(8月2日~3日)が開催されており、小倉の街は人が多く、とても賑やか。

本日は大手町練習場にて中村さんの作品の鑑賞と解説を受けます。
"Waltz"は神話を基にした題材で、昔は完全だった人間が、男と女に分かれてお互い不完全なものになってしまう。そのことは、男と女、精神と肉体、光と闇、全体と個人、という全て対比できるものとして考えられ、その対比(男女)がワルツを踊ることによって完全な存在に戻る。

0802-1.jpg

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2008年07月15日 14:32

踊りの楽しみを味わう。

進行/中村恩恵
2008年8月2日(土)@北九州芸術劇場・稽古場

ダンスを踊ったことのない私がワークショップに参加・・・できるのかな?
と不安を抱えつつも稽古場へ。まずは参加者全員で円になって一人ずつ自己紹介。

ストレッチをしつつ、少しずつ身体を動かし、身体を感じてみる。
『身体を感じる?』
身体のここの部分を使っているんだよ。と自分に意識させ、どんな風に動いているのか、どんな感覚なのかを感じてみること。

 

・・・少し想像してみてください・・・

「まず、仰向けに寝て、海辺の砂浜の上にいることを思い浮かべます。
そのまま砂浜の砂を右手ですくって高く上げ、上げたらその砂を少しずつ落とし、手が軽くなるのを感じながら、手も砂の上に下ろしてみて下さい」

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2008年07月15日 12:27

進行/中村恩恵

写真:中村恩恵横浜生まれ。舞踊家。1991年から現代の舞踊界のリーダー的なカンパニー、ネザーランドダンスシアターで主要ダンサーとして踊ったのち、オランダをベースにフリーの舞踊家として活動。近年では自らの舞踊活動のかたわら、キリアン作品のコーチとしてパリオペラ座をはじめ、世界中のバレエカンパニーやバレエスクールで作品指導にあたる。07年、横浜に舞踊活動の拠点として、Dance Sangaを設立。

2008年07月06日 10:46

日本と世界のダンスの魅力☆

秘蔵映像とヤサぐれトークでつづる
「コンテンポラリー・ダンス徹底ガイド」講座 in 北九州芸術劇場
講師/乗越たかお
2008年7月6日(日)@北九州芸術劇場・稽古場

第2回
「日本と世界の最新ダンス~ソロの魅力、群舞の威力」

2日目は、昨日に引き続いて受講された方がかなりいらっしゃいました。


↑講義の様子です。みなさんメモを取りつつ真剣に聞かれ、乗越氏の解説で笑い、楽しんでいただいているようです。昨日も今日も大体30名ぐらいの方に来ていただきました。昨日とは違うアロハで登場の乗越氏。
今日は日本のコンテンポラリー・ダンスの起源から講義が始まりました。

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2008年07月05日 12:25

講師/乗越たかお

写真:乗越たかお作家・ヤサぐれ舞踏評論家。海外でも翻訳され、ベストセラーとなった「コンテンポラリー・ダンス徹底ガイドHYPER」(作品社刊)は多くの大学でも採用され、世界最高のダンス・ライブラリ、NYリンカーンセンターをはじめ、パリのCentre National de la Danse(CND)にも収蔵されている。他に「ダンシング・オールライフ~中川三郎物語」「ドメイン~熊川哲也120日間のバトル」(ともに集英社)、「アリス~ブロードウェイを魅了した天才ダンサー川畑文子物語」(講談社)など著書多数。06年にニューヨークのジャパン・ソサエティからの招聘を受けて滞米研究。07年イタリアのダンス・フェスティバル『ジャポネ・ダンツァ』の日本側ディレクターを務める。現在は月刊「シアターガイド」、月刊「DDD」などで連載中。

2008年07月05日 10:24

月1 ダンス部始動!

秘蔵映像とヤサぐれトークでつづる
「コンテンポラリー・ダンス徹底ガイド」講座 in 北九州芸術劇場
講師/乗越たかお
2008年7月5日(土)@北九州芸術劇場・稽古場

第1回
「ダンス100年の歴史を100分弱で語り倒す~ダンスの意外なルーツを探る」

「月1ダンス部」創設の初日を飾っていただいたのが、ダンス評論家として有名な乗越たかお氏。大学の教科書でも使われている『コンテンポラリー・ダンス徹底ガイドHYPER』(作品社刊)を初め、月刊『シアターガイド』月刊『DDD』など連載されており、世界中のコンテンポラリー・ダンスを見て日本に紹介したり、日本のダンサー、カンパニーを世界に紹介するべく日夜飛び回っておられます。

乗越氏とはどんな人だろう?講師っていうから固い感じの方なのか?と思っていたら、アロハシャツに短パンというとってもラフな格好で颯爽と登場し、「ダンスとは、みんな感じているんだけど、言語化するにはまだ至っていないものを表現し、気づかせること。言語を介さない海外の一流の作品も100%楽しめる舞台芸術のことだ。」と、冒頭からアツイお言葉で講義が始まりました。
ダンス100年の歴史ということで、20世紀初頭から現代に至るまでのお話を当時の貴重な映像を見ながら乗越氏が解説されます。
お見せできないのが非常に残念なぐらいの映像満載!

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