北九州芸術劇場 学芸ブログ

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2008年04月28日 10:00

シアラボ08レポート 4月24日(木)自主稽古 能美沙織

稽古場に入ると、素晴らしい台が!

舞台美術班と早く来れるメンバーで
作ってくれていたのです。

ありがとう!

今日は扉座の無邪鬼のビデオ鑑賞。
たくさん笑い、そして泣きました。

似ているところ、まったく違うところ、いろいろあり。
それがまた面白い。

テンポやコミカルに演じるところなど、勉強になりました。
先日、テレビ芝居にならないように、

との池田さんのお言葉がありました。

声の出し方や動きなど、

これが舞台の演技なんだ!と実感。

これを参考に、シアラボ版無邪鬼をつくっていこう!
とみんな決意を新たにしました。


その後、台を使って自分の動線を確認。

台本片手に、物語の最初から最後まで

各自動きをさらっていきます。

動きは激しいし、段差は多いしで、足をぶつける人が続出!
でもみんなサポーターをつけていたので、無事でした。

よかった~。

サポーターは大事やなぁと思いました。

こうして、具体的にどう動くのかがわかってきました。
一歩ずつ前進しています。

明日からまた、稽古がんばろう!

2008年04月24日 10:02

シアラボ08レポート 4月20日(日)稽古 高野由紀子

稽古前のほんのちょっとの運動でふともも360°筋肉痛。

…自分の体を意識し感じました。

自分の体なのにあんなにもいうことをきいてくれないのか…;鍛えねば;

稽古に入り…
おおまかに物語を起こしていく作業。

パンパン進めていく池田さんを見て"へそひも"を思いだしたりして。


出会った頃には想像も出来なかった”いま”を走ってます☆

2008年04月24日 10:01

シアラボ08レポート 4月21日(月)稽古 古賀陽子

今日は18:30~池田さん指導のもと
まずストレッチ!

そしてイエモンの曲に合わせて走りこみをしました。

ここまでで毎回汗だくなります…。

そして今日はマイムで長縄をやりしました

小学校のときやった大縄跳び。
一人ずつ跳んで、どんどん回っていきます。

マイムだから縄はないんだけど、
タイミングが合わないとついつい躊躇して止まってしまう。

あと、縄に10人全員入ってから20回飛ぶ!
跳びながら、

あれ?

今飛べてた?

私引っかかってるよね?

次はちゃんと跳ぶぞー

なんて考えながらとんでました。


大縄のマイムが終わった後、池田さんのお話がありした。

今みんなは、縄を跳んでる演技を見せようとてやってたわけじゃないよね。
タイミングが合わなかったら自然と止まるし

20回みんなで跳びたいと思うから、一生懸命に縄を見てきれいに跳ぼうとする。

演技を深く考えていけばいろいろな理論があるけど
基本はここなんだと。

池田さんの伝えたいことはすごくわかりました。
でも、それを自分がすぐ実行するにはどうしたらいいのか。


そしてもう一つ、池田さんが心情としていることがあるそうで

池田さんがバレエの舞台に立っているとき

小さい女の子がバレエの衣装の間を通っているのを見て

「なにしてるの?」

と声をかけると

女の子は腕をクロスしてスカートを持ち

「アフガン」

と、言ったそうです(笑)


女の子はきっとスカートが頬にあたるのが気持ちよくてやってただけだろうに

声を掛けられた時

『なんかして、ウケたい』

と思ったのでしょう。

そのウケたい。という気持ちと、発想力

池田さんは「嫉妬」した。
といってました。

私にはそれがすごーーーーーーく
よくわかりました。

演劇をやっていて
後輩たちが始めて私なしで舞台を作ったとき。

私ではできない発想、ウケてやる!って気持ち。

嫉妬した。

私の中にはまだまだ羞恥心がたくさん残っていて
それをかなぐり捨てないとできない。

池田さんに役について聞いたとき。
「その役の気ぐるみを着たつもりになって」

と言われて

なんだかちょっと軽くなった。

こんなにたくさんヒントはもらってる。

池田さんは
演出をつけられているって感じじゃなくて

自分たちで作ったんだって思えるようにしたいって言ってた。

稽古3日目
そうなるためには、まだまだ足りない。

2008年04月24日 10:00

シアラボ08レポート 4月22日(火)稽古 寺下麻美

まず始めはウォーミングアップから。喉を痛めない声を出すための呼吸の練習に、ちょっとだけスタッフの私も参加しました。
見てるのと実際するのとでは全然違って、すごく難しかったです。役者のみんなはすごいなぁ。

続いて昨日のおさらいをし、今回の箇所へと進みました。

クライマックスの緊迫した場面では、「このお話はファンタジーだから緊迫場面でも、もっと明るく!」と池田さんからアドバイス。

「そっかぁ」「なるほどぉ」と毎回シアラボでは普段使わない脳の箇所を刺激されます♪

楽しいおもちゃがいっぱい詰まった作品になることカクジツです!

2008年04月19日 10:00

シアラボ08レポート 4月19日稽古 能美沙織

いよいよ稽古初日!本番まで一ヵ月強。怒濤の毎日が始まりました。
稽古場には、立派な職人さん(劇場スタッフの方々)がズラリ。素晴らしい技術を以て、作品をガッチリ固めてくださいます。

あとは、役者がそれに追いつかないとな~。

まず、オープニングの練習。
スローモーションで動きます。

しかも、妖怪っぽく!

とても難しいです。足腰がしっかりしていないと、ドスン!と着地してしまいます。

自分の足腰の弱さを思いしらされた一日でした…。

足の裏を強くする運動、みんなの倍がんばらねばっ!

そして本編。
時間の限り、動きをつけていきます。

ファンタジーなので演技をデフォルメせねばなりません。

アドリブも入り、楽しみが増えました。

今日は○○さん、どのパターンで来てくれるのかなぁと。

でもネタ切れ注意。自分が最も危ないですが(汗)

さらにさらに!スタッフワークも同時進行していきます。

こんな感じで、しなければいけないことがたくさん出てきました。
リーディングのときのような忙しさです。

でも、あのときも「円陣」組んで集中して頑張れたから…さらに結び目が強くなった「円陣」で、本番に向けて頑張っていきましょうか!

2008年04月15日 10:00

シアラボ08レポート 舞台美術講座 4月12日 佐藤友美

舞台美術班と柴田さんは講座開始前に集合し、舞台図を方眼に落とし込みました。
<舞台美術班と柴田さんは講座開始前に集合し、舞台図を方眼に落とし込みました。>

桜ももう散ってしまい、若葉が青々と鮮やかに映えるようになりましたね。
4月ですね。

さて、今日の舞台美術講座は、前回作った模型を形にしていこうということで、
まずは、美術班が方眼紙におこしてくれた舞台図を確認。

そして、実際に図面に合わせて木材の切り出し。
その前に、トリマーや電動鉋を使って面取りです。

電動工具を使ったことがない私たちは危なっかしい手つきでゆるゆるはじめました。

美術班はその面取りした木材で早速枠組み。

それ以外のメンバーはひたすら面取り!

木材のガラが靴下にこびりつき、そのまま廊下とかを歩いて泥棒の足跡のようなものを残すメンバー続出(笑)

気付けばみんな電動工具にも慣れて、かなりスムースになってました。

なんとか、1パーツ枠組みが組み上がって、みんなで確認。
感想を一言で言うと、

でかっ!!!

こんなのが小劇場を埋めるのかと思うともうワクワクが止まりません☆

完成が楽しみです

2008年04月10日 10:00

シアラボ08レポート 舞台美術講座(2)4月8日(月) 篠原美貴

●17:00 <美術班打ち合わせ>
講師の柴田さん、美術班・チーフのたくやん・ゆっこ・ようちゃん、+ちょっとまざってみたよんさんとしの。

以上のメンバーで、昨日一人1枚書いたエレベーション(立面図)をもとに、4枚の平面図を作成。

平面図検討中
●18:30 <講座開始>

4枚の平面図の中から、2枚選んで模型を作ろうということだったが、話し合いの結果、中央の台4種類と背景2種類の模型を作り、組み替えて考えてみようということになる。

●19:00ごろ <模型作成開始>

3班に分かれて作業開始。スチレンボード、カッター、定規などを使い工作の時間。

1/100の平面図から1/30の立体模型を作るためには、まず、寸法の計算が必要。これが、割り切れないと紙に書いて計算。8ミリ、1,3ミリ、4,6ミリ・・・そんな単位でスチレンボードをカットしていく。

「これ切って」「はーい」「あと、これも作るから長さ測って」「これ出来たよー」「じゃ、私くっつける」

作業準備や、分担がとてもスムーズ。あれこれ声かけしあいながらテキパキと進めていく。

が、数人が突然歌い始めたり(クールファイブとか)、親父ギャグが飛び出したり、いろいろな話題が飛び交う。班ごとの作業だけど、ほかの班の話題にも入っていく。

でもちゃんと手も頭もフル回転。柴田さんが、「休憩時間とってないけど各自適当に休みながらやってね」と言われて気がつけば20:20分。休憩なしのノンストップ。楽しい時間はあっという間に過ぎていく。

全員で手分けして模型作成中

●21:00 <片付け開始>
作業が終わった班から片付け開始。ある程度片付け終わり、模型を箱に入れて組み替えてみる。やはり、想像とは印象は異なり、改めて気がつくことが多い。

合計8パターンの舞台美術案が出来上がる。

これを写真に撮り、池田さんの意見も含めて今週の土曜日までに決定。次回は、工具を使って組み立て始める予定。

●21:30ごろ <終了後、片付け掃除、打ち合わせ>
音響班は、杉山さん(何時もの笑顔と何時ものスタイルで講座を見学されていました。)と打ち合わせ。今後のスケジュールや方針などを決めていたらしい。

美術班は、柴田さんと楽屋に移動して具体的な作業計画を立てたらしい。

制作班は、講座前と終了後に宮崎さんと打ち合わせ。面白いブログを作る計画とか、宣伝の打ち合わせをしていたらしい。高津さんも協力している(写真やメディアなど、宣伝のことに詳しい方なのです)・・・何が出来るんだ??

照明班は、自分なりの照明プランやイメージを話し合い。

小道具班は、デザイン画を描かなければならないらしい。

など、以上はあくまで、私が小耳に挟んだ情報ですが、考えること、動くことが急速に増えているのは確かです。それに伴って、さらにさらに、みんなの顔が輝いてきているのは気のせいではないはず!!!様々な化学反応を起こしながら流星は輝きを増し、さらにスピードを上げていきます。

2008年03月31日 10:00

シアラボ08レポート 3月22日(土)俳優講座(5) 高野由紀子

実際に動いて戯曲を読み合わせ
<実際に動いて戯曲を読み合わせ>

久々の俳優講座♪

遅刻しまして…稽古場に行くと

池田サン指導のもとストレッチが始まってたので入口で生着替えし突入。

私が今1番ハマッているのは足の指をグーパーすると足の裏が強くなり、より繊細な動きに対応できる。というやつ。

グーパグーパグーパ…

ひそかに家でやってたりして。

その後戯曲を使ってちょっとプレイ。

楽しくワクワクな時間が過ぎ…

配役発表の時間が!

それぞれ役がきまりまたまたちょっとプレイ。

これからが楽しみです。

スタッフ割も決まってシアラボ2008H2O流星えんじん本格始動です。

~その夜~
3月に泊さん、ヨンさん、ようさんのバースデーが重なり皆で祝うことに☆

幹事をしてくれた古賀サンチョイスのお店でワイワイ。

メンバーの仲も深まっていって調子は良好です♪

実際に動いて戯曲を読み合わせ

2008年03月21日 10:00

シアラボ08レポート 3月15日(土)舞台美術講座(2) 能美沙織

情宣写真のためメンバーにメイクを施す池田さん
<情宣写真のためメンバーにメイクを施す池田さん>

●写真撮影● 講座前にチラシ・宣伝用の写真撮影。池田さん曰く、イメージは「日本の経済を支える、ちょっとしょぼくれたサラリーマン…の扮装をしている、まだまだ世間知らずのぴかぴかの女の子たち。」 それを存分に表現すべく、各自気合いを入れて衣裳・小道具・メイク道具を持ち寄りました。衣裳は紳士用のスーツと革靴。見たところサラリーマン。しかしその中身は…!ド派手&キュートなメイクと髪型の女のコなんです。池田さんの手によって、メンバーは変身させられていきました。完成!その姿で、リバーウォーク近くの公園へ出発

です。すごいカッコした集団が歩いているわけですから、注目の的でした!最初は戸惑っていたけれど、途中から楽しくなってきて(^^)   さて、公園に到着。ジャングルジムを前に、みんな興奮気味です。(もはや子供化している?!)ペロペロキャンディ、ランドセル、ぬいぐるみ、風船…小道具によって、子供の世界が広がっていきます。無邪気にジャングルジムによじ登り、ポーズ!「人生あま~い!」パシャ!良い作品になりますように。

IMG_0448.jpg
<模型作り中>

●舞台美術講座●

池田さんも引き続き参加です。まず、前回の話し合いをもとに考えた装置について、全員プレゼンをしました。しかし、想像・理想をもとに描いてあるので、もっと現実的な計算・設計が必要です。そこで模型づくりです!装置を立体的に確かめることができます。柴田さんが過去に作られた模型(「あーさんと動物の話」「IRON」など)は、とても精巧です。…いやぁ、実際の模型づくりの難しいこと。土管は絵に描くのは簡単だけど、実際に作るのは難しい。紙を筒状にするだけ…といえばそれまでですが、サイズを考えて作らなければなりません。前回

と同じく、グループ毎に作業を進めていきます。話し合いながら、悩みながら。そうして箱の中に、各グループの世界が生まれていきます。最後にまた、プレゼンをしました。他のグループの模型を見ると、とても勉強になります。「無邪鬼」という同じ作品の装置を考えていても、個人やグループによって表現したいものが違う。そういう考え方もあったのか!と気づかされます。

その後、小劇場の舞台の広さを確認しました。この空間で作品を作っていくのだなぁと思うと、感慨深かったです。この広さと各グループのアイディアを踏まえ、もう一度図を描いてくる、という宿題が出されました。いよいよ「無邪鬼」の世界が具体化しつつあります。「エンジン」全開で頑張ります!

IMG_0455.jpg
<作った模型の説明をする>

2008年03月18日 10:00

シアラボ08レポート 3月8日(土)舞台美術講座(1) 大畑佳子

宿題の発表
<宿題の発表>

シアラボ日誌をお読みの皆様こんにちは。

大畑佳子といいます。

シアラボの講座も、音響、照明を経て、本日から舞台美術講座に突入しました。

各自用意するものとして言われていたのが「絵の具・色鉛筆・定規」など。

美術!という感じがします。

講師の柴田さんは関西の方なので、耳に心地のいい関西弁で講座は行われました。(方言が移ってしまう現象も頻発)
仕込みの時に何気なく聞き逃したり、分かったような気になっていた舞台用語も再確認。

大工さんに似ていると思ったけれど、大工さんは「バラシ」を念頭に作ったりはしませんものね。

上演戯曲の「無邪鬼」を読んで、各自がイメージしてきた「絵」を発表しあった後に、3班に分かれてグループワーク。
戯曲に具体的に書かれてある事柄に、ちょっとイメージが偏りがちな私達に、柴田さんは、「そこから離れてみること」を指摘。

私達の班は、おおまかに「どんなことを表現したい舞台にするか?」ということを話し合い、舞台を二重構造にするんだ!とか、そうゆうことに討論は白熱。

「舞台にはどんなものが欲しいか?」という具体的なモノについて白熱した班もあるようで、

私達の班の漠然としたイメージと足して2で割るくらいが丁度よいとの指摘を受けたり。

その後は「美術」の時間。
実際に紙に舞台のイメージを描いていきました。

柴田さんに相談したり、アドバイスを受けたり、立体的にかけなくてアウアウしたり、四苦八苦して、

そして各々描き上げました。

立面図を書く
<立面図を書く>

これらのイメージを、来週の講座では演出の池田さんに提示してみます。
この脚本からこんだけイメージが広がるのか!とびっくらするような舞台を目指したいです。

白模型の作り方を説明する柴田さん
<白模型の作り方を説明する柴田さん>

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講師プロフィール

俳優講座/演出
池田美樹(いけだ みき)

1963年生まれ、熊本市出身。劇団きらら代表。劇作家、演出家。 1985年、劇団旗揚げ以降TV・ラジオ・司会・イベント演出など多方面で活動中。2004年には上海国際小劇場演劇祭に招聘される。2005年、第40回「熊本県文化懇話会新人賞」受賞。現在は演劇を使ったワークショップ活動も展開。熊本大学非常勤講師、RKK学苑「アナウンス講座」講師など。ものつくりのときの信条は「美しいのに愛嬌もあり」。
照明講座
乳原一美(ちちはら かずよし)

東京都出身。1980年(株)アートステージライティンググループに入社、舞台照明家・沢田祐二氏に師事。1986年劇団四季に移籍、照明部課長。拠点公演・全国公演・海外公演をはじめ、全国各地のキャッツシアターや福岡シティ劇場・四季劇場等の舞台照明設備を設計。2000年四季を退団。2003年より「北九州芸術劇場」技術課照明係長。
舞台美術講座
柴田隆弘(しばた たかひろ)

1976年生まれ。兵庫県出身。1997年大阪芸術大学舞台芸術学科舞台美術コース卒業。在学中に南船北馬一団の旗揚げに参加。関西の小劇場を中心に活動中、美術プランから大道具製作まで関わることが多い。主な美術担当劇団、「スクエア」「劇団八時半」「飛ぶ劇場」「劇団世界一団」など。日本舞台美術家協会会員,第28回伊藤熹朔賞新人賞受賞。
音響講座
杉山 聡(すぎやま さとし)

1973年生まれ。東京都出身。専門学校を卒業後、20歳で音響会社(株)ステージオフィスに入社。以降9年間、国内外を問わず、「燐光群」や「伊藤キム+輝く未来」をはじめ演劇やコンテンポラリー・ダンスなど数多くの舞台に音響スタッフとして携わる。2003年4月より北九州芸術文化振興財団職員として北九州芸術劇場 音響係に配属。