May 17, 2007

終わり
[2:崩壊する日々]

劇団 二番目の庭 第11回公演 「崩壊」、無事終了しました。
ご来場いただいたみなさま、ほんとうにありがとうございました。
そして。

関わってくれたみんな、ほんとうにどうもありがとう。心から感謝します。

感想は様々でした。
「難しかった」という意見も多かったし、「今まででいちばん面白かった」と言ってくださった方もいました(ちなみにウチの親は「難しくてつまんなかった」とのことでした)。

思い出作りを繰り返しているわけではないけれども、この作品は、本当にこれから先の支えになるものになったと思います。
まあ暗い話ではありましたが。

「崩壊」は、これまで以上に藤本瑞樹自身のことを描いた作品なのではないか、と言われることもありましたが、そんなことはありません。
僕は死ぬほど苦しんで書いてはないもん。
「書き続けていくよーん」というような決意は少しは込めましたが、笑ってドキッとしてグッときておやっと思って90分経って「あー観たみた」と言って劇場を後にしていただけるようなエンターテインメントを創りたかっただけです。
その試みが成功だったのか失敗だったのかは、ご覧になった方々のご感想に委ねますが、今回は集まってくれたメンバーと共に、その試みを一切の妥協もせずに成し遂げることができました。

ほんとにいいカンパニーでした。

公的なブログをこんな締め方してしまってすみませんが、それでも、最後だから大目に見てくださいということで、書かせてください。

はやまん。
3年連続庭のNGTに出てくれてありがとう。最後コントじゃなくてごめん。
よっしー。
すごく好きな役者さんになりました。よっしーがこれから先出る舞台は、全て観に行きます(という気持ちはあります)。
織田くん。
参加してもらえてほんとによかったです。織田くんはもっと評価されるべき。
梅さん。
……また、ぜひ……。
河村。
河村だけ呼び捨てでごめん。河村の成長がそのまま庭の成長となってます。
今井くん。
最年少でよくがんばった。今井くんがいたからこそいいチームができたと思います。
野口さん。
すごく庭のひとっぽかったです。いいかげん具合にみんなが救われました。
キコさん。
打ち上げで聞いた「芋飲めばいい」「後悔すればいい」は忘れません。

そして、
太田さん。
すごく難しい作品だったと思いますが、引き算で挑んでくださってありがとうございました。
塚本さんと雑賀氏。
チーム26ペアで括ってすんません。揃っていい仕事してくれたと思います。
タツオさん。
カッコいい曲をありがとうございました。またぜひ頼んます。
奥武さん。
親離れしていく子供を見るような目で付いててくださってありがとうございました。
カンパニースタッフじゃないけど麻子さま。
特に小屋入り後のサポート、ありがとうございました。長期にわたりお世話になりました。

最後に。
舞台監督の森田さん。
粋な心遣いと素晴らしいスタッフワークで、カンパニーの土台をしっかりと作っていただき、ありがとうございました。現場の空気がよかったのは、森田さんのおかげでした。

すばらしいカンパニースタッフに恵まれ、ほんとによい公演でした。
それもこれも、本番が終わり、打ち上げが済めば、全部終わってしまいます。
たまに振り返ることもあるけど、とりあえずは、前に進んでいきます。

最後の最後がこんな感じの文章でごめんなさい。
最後まで読んでくださった方、ほんとうにありがとうございました。

また、どこかで、違う作品で。

終わり

Posted by 藤本瑞樹 at May 17, 2007 11:15 PM