「第3回目WS」

皆さまこんにちは、広報いちです。
街はすっかりクリスマスムードに包まれ、歩いているとワクワクしてくる今日この頃。
良い季節ですね!

寒さも本格的になってきた訳ですが、12月上旬に行われた「テトラポット」第3回ワークショップでは
そんな寒さが一気に吹き飛ぶ熱いバトルが繰り広げられていました!

まず始めは、前回行った「エアバレーボール」を再び。
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今回は2回目という事で、皆さんよりダイナミックに、伸び伸びと動けていたような気がします。

柴さんからの「より精度の高いものにしよう!」という掛け声のもと、
左右の動きに終始しがちなところを、前後にも目を向けて
より様々なコンビネーションでゲームを展開
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動きの幅が広くなった分、疲労度合も大きかったようですが(笑)。

そんな激しいエアバレーの後は一変、
「皆と仲良くなろうと思って」と柴さんが持って来られた
【ワードバスケット】なるゲームに挑みました!

これはトランプ版しりとり、とでも言うべきでしょうか。
カードにはひらがな一文字が書かれており、
場の中央に置かれた文字で始まり、手持ちのカードの文字で終わる言葉、
を考えながらカードを出していくゲーム。手持ちのカードがなくなれば勝ちです。
順番は決まっておらず、思いついた人からどんどん出してOK。

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スピード感よくポンポン展開...と思いきや、これが意外と難しい!
カードと睨めっこしながら考えこんでしまう場面も...。
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面白かったのは、はじめに個人戦、その後ペアになってゲームを行った結果、
"個人戦の方が強い人"と"ペアになると強い人"がいたところ。
日常生活でもこういうケースはありますよね。皆さんは、どちらのタイプでしょうか?

途中からは「もう少しワークショップらしくしよう!」という事で、
カードを出す場所とプレイヤーのいる場所を離し、
カードを出す時にはダッシュで走っていく...という肉体派ゲームへと変貌しました。
(このゲームアレンジは柴さんの発案ですが、こういうアレンジをパッと思いつくあたりが
演出家さんってすごいな、と思ってしまいました)

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当然ながら、他のチームに先にカードを出されてしまうと考えていた単語が出せなくなるので
思いついたら猛ダッシュ!我先にと決死の攻防が繰り広げられました。

そして今回の〆は、演劇のワークショップらしい立ち稽古。

役の数が「テトラポット」出演者の数と同じくらいの
三谷幸喜さんの戯曲「オケピ!」をもとに、その場でシーンをつくっていきました。
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柴さんが口頭で本を読みながら、「じゃあ今のところを○○さん」とキャストを指名。
その場でセリフを覚え、立ち位置を決め、徐々にシーンを進めていきます。

いつどこで呼ばれるか分からないので、待っている方達も常に集中。   

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「もっとフランクな喋り方で」「テンポよく」「小物持ってきましょうか」
などという柴さんの演出を随時吸収しながら、次第に役をつかんでいきます。

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お話の全体像が分からないままに瞬間瞬間で役をつかんでいくというのは、
なかなか難しそう...。

しかしながら、これから先の稽古を彷彿とさせる雰囲気に、
傍から見ていた私はワクワクしっぱなしでした!

いよいよ年明けには「テトラポット」のお稽古が始まります。
どんな物語が生まれていくのか、今からとても楽しみです!

北九州芸術劇場プロデュース公演について

2008年よりスタートした【北九州芸術劇場プロデュース公演シリーズ】とは
1.北九州を感じさせる脚本内容
2.第一線の演出家が、一ヶ月以上北九州に滞在して創作
3.出演者は北九州・福岡をはじめ地元の人材を中心にオーディションで選抜
4.スタッフも劇場や地域のメンバー中心の布陣
5.東京公演を実施し、北九州から全国へ良質の演劇を発信
という5つのコンセプトをもとに創られています。

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