2006年05月01日

最終回
[1:愛と平和と藤本瑞樹]

はい。
というわけで2か月とちょっとに渡ってお送りしてきましたこのブログ、今回で最終回になります。
最終回だというのに原稿遅くなってしまってすみません。

とうとう終わってしまいましたねNGT。
トリを務めるはのこされ劇場≡の「つる」。
いちばん愛と平和な感じがしました。
のこ劇≡の打ち上げにお邪魔させてもらったのですが、そこで話してて「つる」は男女で求めたい結末が違うんだなあということがわかったり。

何度かのアフタートークとのこ劇≡打ち上げで話してて思ったのですが、今回「愛と平和」というテーマで創作するという作業は、「幸せ」のかたちに向かい合うというココロミだったように思います。
二番目の庭はそれをマンガのような「作り話」がもつ力と、「笑い」に託した。

日常の風景からそれを見つけてきたり民話から見つけてきたりと、アプローチは異なれど、僕らは漠然と「幸せ」ってなんなんだろうと考えてきたような気がします。

今は今の時点での幸せってなんとなくわかるなあ。
それはまあ劇団として、劇団にいるひとりの人間として、ってことなんですけど。
幸せのかたちを提供するとしたらこれだよなあっていう。
そしてそれは不思議なことに、今まで以上に多くの人に観てもらいたいっていう力を持つものになりました。

それぞれの公演をご覧になっての受け止めかた思いかたは様々でしょうが、きっとみんな幸せのかたちを提供してきたんじゃないかなと思います。

それもこれもおしまいです。
いやーでも実際ほんっと大変だった。
劇場スタッフをはじめとするいろいろな方々の愛に包まれて、いい公演ができました。
ありがとうございました。

来年のNGTがどうなってるのかはわかりませんが、二番目の庭はまだまだこれからも頑張りますので。

じゃあまた、どこかでお会いしましょう。

Posted by 藤本瑞樹 at 2006年05月01日 19:41