1:愛と平和と藤本瑞樹 

2006年05月01日

最終回

はい。
というわけで2か月とちょっとに渡ってお送りしてきましたこのブログ、今回で最終回になります。
最終回だというのに原稿遅くなってしまってすみません。

とうとう終わってしまいましたねNGT。
トリを務めるはのこされ劇場≡の「つる」。
いちばん愛と平和な感じがしました。
のこ劇≡の打ち上げにお邪魔させてもらったのですが、そこで話してて「つる」は男女で求めたい結末が違うんだなあということがわかったり。

何度かのアフタートークとのこ劇≡打ち上げで話してて思ったのですが、今回「愛と平和」というテーマで創作するという作業は、「幸せ」のかたちに向かい合うというココロミだったように思います。
二番目の庭はそれをマンガのような「作り話」がもつ力と、「笑い」に託した。

日常の風景からそれを見つけてきたり民話から見つけてきたりと、アプローチは異なれど、僕らは漠然と「幸せ」ってなんなんだろうと考えてきたような気がします。

今は今の時点での幸せってなんとなくわかるなあ。
それはまあ劇団として、劇団にいるひとりの人間として、ってことなんですけど。
幸せのかたちを提供するとしたらこれだよなあっていう。
そしてそれは不思議なことに、今まで以上に多くの人に観てもらいたいっていう力を持つものになりました。

それぞれの公演をご覧になっての受け止めかた思いかたは様々でしょうが、きっとみんな幸せのかたちを提供してきたんじゃないかなと思います。

それもこれもおしまいです。
いやーでも実際ほんっと大変だった。
劇場スタッフをはじめとするいろいろな方々の愛に包まれて、いい公演ができました。
ありがとうございました。

来年のNGTがどうなってるのかはわかりませんが、二番目の庭はまだまだこれからも頑張りますので。

じゃあまた、どこかでお会いしましょう。

Posted by 藤本瑞樹 at 19:41

2006年04月24日

藤本瑞樹から見た明日のマコ

あー。
えー……と。
先週の「愛と平和と藤本瑞樹」は作者取材のため休載させていただきました。

NGTも庭とさかなさんが終わっていよいよのこされ劇場≡を残すのみとなりました。
さかなさん。
観てきましたよ「明日のマコ」。

「愛と平和」というテーマを与えられて、みんなどう悩んだんだろう、というのをいちばんに気にしながら観てました。
福岡・西鉄ホールでの公演もあるので内容については触れませんが、観てて、キューブリックの映画を観ているような気分になりました。
視覚的にも感覚的にも。
きっと来週の「つる」は黒澤明です。
想像ですが。
そして庭はウディ・アレンと言い張っておこう。

ちょうど数日前にウディ・アレンが自作について語る番組を見るともなく見ていたのですが、コロスに喋らせることによって、台詞が可笑しくなる、みたいなことを言っていて、マコはそれを思い出させました。
あの脚本に対する演出・鵜飼秋子の勝利、という感じ。

とにもかくにもいいもの観たなあと思いました。
来週はどんなのかなあ。

しかしみんな「愛と平和」って聞いてよく作品創れるよなあ。
すごいなあ。
どうやって上演作まで行き着いたんだろう。
来週のアフタートークで訊いてみることにしよう。

ということで。
来週ののこされ劇場≡の千秋楽終了後、代表三者のアフタートークがあります。
お楽しみに。

Posted by 藤本瑞樹 at 13:38

2006年04月10日

藤本瑞樹から見た「No Good Tales」

「公演前」の更新としては、これが最後になります。
(最終回というわけではありません。あと3回くらいあります)
公演前の最後ということなので、ちょっと長い話をひとつ。

ウチの本棚には、背表紙が日焼けして色あせた本が何冊もあります。
箱に入った辞書みたいなもの(家庭の医学っぽいのとか広辞苑とか)やらムック本やらマンガの本やら文庫やらむかしの雑誌やら。
その上には64色のクーピー(未使用)とかコンサートのパンフとか、とにかくもう「これどうすりゃいいの?」みたいなものも雑然と置いてあります。

そんな整理されてない本棚の中に、ある1冊のマンガの本があります。
タイトルは確か「No Good Tales」といったような気がします。
うろ覚えですけど、そんな感じの名前です。
まあ、いま本棚を見ればすぐにでも正確なタイトルはわかるんですけど。

今回の庭の公演のタイトルは、そのうろ覚えのタイトルからつけることにしました。

作者はちょっとここに書くのも恥ずかしい名前(ネーミングセンスがないのです)なので伏せますが、このマンガは僕を幸せにしてくれました。

このマンガに出会ったのは中学3年くらいのときだったと思います。
高校受験とかいうつまらないハードルがあって、つまんないなと思いながらも超えなきゃいけないジレンマに苛々していた時期です。
そういう時期っていうのはまあとにかく何か確かなものが欲しいと思うもので。
なんだかもう毎日が「絶対的に幸せな道があるんなら示してよ!」みたいな感じだったと思います。
……今思い返すと恥ずかしいな。
思春期っていうのは、往々にして恥ずかしいものです。

あれから僕らも大人になって、絶対的に幸せな道なんかないってことは、身にしみてわかってきました。
でもそのおかげでふとしたことでも幸せと思えるようになった気がします。
幸せは僕らをどんどんどんどん涙もろくしていきました。

そういうことをいちばん初めに教えてくれたのがこの「No Good Tales」(ってタイトルだと思う)というマンガでした。

中身は大したことのない、くだらない作り話の寄せ集めです。
短編集、といった感じでしょうか。
観たことがある方ならわかっていただけると思うのですが、庭の公演みたいな、あんな感じです。

そのマンガの「笑い」に関して言えば、それはもうまさしく僕のツボで、くだらないなあと思いながらもゲラゲラ笑っていました。
くだらないながらも漠然としたストーリーはあって、たまにじーんときたりしました。
それを読んでいる間、中3の藤本少年は「絶対的に幸せ」とか高校受験とか、そういうつまんないことを考えてはいなかったと思います。

そのマンガの最終話は、とても愛情のあるものでした。

読み終えたときに、なにかがわかった気がしました。
ああ、つまり、そういうことなんだなあ、と。
なんだか人生において大切なことを教わったような気がしました。

そのマンガを読んでいる間じゅう、中3の藤本少年は幸せでした。
そしてそのマンガは確かに、少なくとも僕にとっては、愛があふれていました。

つまりはそういうことです。

今度の庭の公演は、僕に人生を教えてくれた、「No Good Tales」(っていうタイトルだと思われるマンガ)へのオマージュです。
そこにはきっと愛も平和もなんでもあると信じています。


……。


なんてのもまあ全部、くだらない作り話なんですけどね。

庭の新作は正真正銘オリジナルです。
ひいひい言いながら頑張って書きました。

愛にあふれた新作とともに、今週末、劇場でお待ちしております。

Posted by 藤本瑞樹 at 12:22 | コメント (0)

2006年04月03日

藤本瑞樹から見た愛と平和

さて。
いよいよ庭も劇場に乗り込む日が近づいてきました。
稽古のほうも終盤戦。
これまでの日々を愛と平和の物語に収斂するべく、総仕上げに入ります。

「愛と平和」というテーマが与えられてから約3か月。
どういうものを描こうかと考えに考えました。

9・11のことを調べて書いてみようか、たまたま本屋で表紙が目に入ったジョン・レノンとオノ・ヨーコのことを書こうか、「愛(メグミ)と平和(ヒラカズ)」というタイトルで金色夜叉みたいのを書こうか(これは自分で没にしました)――。

結局考えに考えてわかったのは、「『愛と平和』と言われてもようわからん」ということでした。

平和な日常の中にいて争いを描くことは自分にとってあまりリアルじゃなかった。
そして、そんな中で愛について真剣に考えたときに、男女の恋愛よりも家族や友達、仲間同士で思いやる気持ちだったり、誰かの幸せを願ったりする気持ちのほうが実はすぐ身近にあって、その割に気付きにくくて、でもいつだって僕らを大きく包み込んでいるよなあと思ったのです。

そうして二番目の庭という劇団でそれを描こうと思ったときに、二番目の庭が描ける「愛と平和」というのはこれだな、と思ったのです。

そうやってこの「No Good Tales」はできました。

庭なりの「愛と平和」が結局なんなのか、というのは結局は実際にご来場いただいたお客様に判断していただくべきことだと思うのでここには書きません。

でも確実に、今我々が創り上げている「No Good Tales」というお話は、愛も平和もなんでもあります。

そして。
それを創り上げていく過程の中で僕らは、たくさんのスタッフやサポーターの方々の大きな愛に包まれていて、そうやって迫りくる本番の日を迎えるのです。
そのことだけは、今はっきりとわかります。

全部舞台で返します。

次回はいよいよ公演直前!
くだらない作り話が世界を幸せにするお話。

Posted by 藤本瑞樹 at 12:27

2006年03月27日

藤本瑞樹から見たマンガ

今回の「No Good Tales」はマンガ雑誌の編集者やそれにまつわる人々のお話です。
稽古の最中に何度か、感銘を受けたマンガについて話すことがありました。

まずは定番「ドラえもん」。
欲しい道具は何かとか、ドラえもんの最終回と聞いて思い浮かぶお話はとか、とにかくみんなが共通して語れるところがこのマンガの立派なところ。
みんなドラえもんの感動したエピソードを多かれ少なかれひとつは持っていて、割と熱く語れるものでした。
で、そんな話をした後に読み返してみると、意外と淡々と描いてあって、言うほど泣けないよ、というのがほんとのところでした。

僕が個人的に名作と思っているのは「寄生獣」です。

変な生き物が人間の脳みそに寄生。
寄生された人間(パラサイト)は、普通の人間を次々と食い殺していきます。
それを主人公(訳あって右手だけ寄生されている)がバッサバッサと切り殺すという、なんだもう、こうやって書いたらただの殺しまくりの物語のようですね。
まあ間違ってはないんですが。
こりゃあね、全体を通して、「生命の目方なんて誰が決めるんだ?人間サマが決めていいもんなのか?そんなに偉いもんじゃないだろう人間だって」というテーマがあるのですよ。
思春期に読んでかなりの感銘を受けました。

河村は「週刊少年ジャンプ」という雑誌そのものが、彼女にとっての感銘を受けたマンガだったそうです。
あのころのジャンプでは、ヤムチャがしょっちゅう死んだり、花道と流川が最後にタッチしたり、ダイが大冒険したりしてましたもんね。
確かにジャンプは毎週毎週のワンダーランドでした。

今回最年長の田中さんが感銘を受けたマンガは、松本零士氏の作品等だそうですが、若い僕はそのタイトルのほとんどを覚えていません。

浅野かさねちゃんは最近マンガを読むようになったらしく、岡崎京子とか魚喃キリコとか南Q太とか(敬称略)、そういった方々の作品を読んではため息をついているそうです。

誰だってひとつくらいは好きなマンガなんてもんはあって、熱く語れたりするもんです。
そして感慨を持って「あのころ」を振り返ってみると、マンガが、そのときの生活のささやかな支えになってたりしたことに気付くんです。

人生においてそれほど大層なものじゃないけど、でも、大切な何かを、マンガから教わってたりするもんなんです。

Posted by 藤本瑞樹 at 12:21

2006年03月20日

藤本瑞樹がたぶん見る愛と平和

幸せは僕らを涙もろくする。

この原稿を書いているのは3月20日の午前0時。
日付的にはもう「明日」と呼んでいい日のはなし。

2006年3月21日のはなし。
この日は今回のNGTに関わってくださるとあるスタッフと、これまた庭がお世話になっている、とある方の結婚式なのです。

制作・藤本なんか、
「花嫁さんが登場した時点で泣きそう」
と言っています。
泣いた写真は後日僕の個人ブログにアップします。
お楽しみにー。

泣くんでしょうか。
うるっとくるんでしょうか。
きっとうるっとくると思うよ。
だってさ、幸せだもんね。

話はさかのぼること1か月くらい前。
女の子4人が小パーティーな感じで飲み会をしていた。

サプライズであるひとりのこのハッピーバースデーのお祝い。
「えー、うそー。きいてないよー」
そりゃそうだ。だってサプライズだもんな。

と、続けざまに婚約おめでとうのお祝い。
「えぇーー!私○○ちゃんの誕生日のお祝いするって聞いて来ただけなのにー!」
「私の誕生祝いじゃなくてあんたの婚約祝いやったんよー」
「えぇーうそー」
「やけ、まさか私が誕生日祝われるとか思ってなかったんよー」
「うわーうそー」

とまあこんな感じの光景。

よく見ると、お祝いされてる本人じゃなくて、お祝いしてるコがわんわんわんわん泣いている。
「えぐっ……おえでとぉぅえぐっ、ぅぐっ、おえでとおぉぉー、なんで泣くんやろ、えぐっ、おうっ、うへへへへ、えへへへえーん」

文字にするとかなり変態みたいですけど、なんかこんな感じで嗚咽が止まらず泣いていました。
それをみてええいああ僕にももらい泣きしそうになりました。

そう。
なんでだろう。
なんでだろうね。
わかんないけどさ。
泣くんだよ。
すごく幸せだとさ。

幸せは僕らを涙もろくする。

あ、21日全然泣いてなくても、いや、まあ、それは、いやそういうことじゃなくて、げふん。

Posted by 藤本瑞樹 at 00:00

2006年03月13日

藤本瑞樹から見た舞台セット

ちょっとタイトルの付け方に無理が出てきました。
こんにちは。藤本瑞樹です。

こないだ稽古中に「左右対称の画が欲しい」というようなことを言って、ふと意識したのですが、僕はどうもシンプルなものが好きなようです。
これまでの庭の舞台をご覧になったことがある方はイメージしていただけると思うのですが、庭のセットは割とシンプル。
壁があって出入り口があって箱があるだけ。
というのが多い。

今回もそちらよりになりそうです。
まあ今回はもうちょっとアレがありますけど。
アレがね。

明かりがつくと、箱がふたつ置いてあって、その前にふたりの人がいる。
ふたりは左右対称な姿で存在している。
会話を始めるが、やがて会話がふっと破綻してブレーク。
その瞬間に見ている側の緊張感がふっと緩まるのがわかります。

その一連を画として引いて見ていると、それはそれはシンプルで美しい。

なんでそういうシンプルなものに惹かれるんでしょう。
ちょっと真剣に考えてみました。

シンプルな舞台は、話ごとにいろいろな場面に変わります。
明かりひとつで、箱ひとつで、ひと一人いるだけで、どんな場面にだってなります。
マンガ雑誌の編集室、マンガの中、マンガ家の部屋――。
シンプルな舞台には、どこにだって行けるチカラがあるのです。

想像力で、どこだって。

Posted by 藤本瑞樹 at 18:48

2006年03月06日

藤本瑞樹から見た庭の参加メンバー(後編)

前回に引き続き、今回はスタッフをご紹介。
協力を要請して参加してくれることになったスタッフや北九州芸術劇場のスタッフ。
いろいろなスタッフに支えられて今回の公演ができるのです。

今井貴之:舞台監督
庭初参加にして舞台監督に大抜擢。その責任感の強さから、こまめにてきぱきと動いてくれている。稽古参加回数が下手したら長尾さんより多いとの噂。

奥武宏起(北九州芸術劇場):舞台監督補佐
前から何かと縁のあった奥武氏。今回庭の舞台監督をサポートする形で参加。幸せとの噂。

太田勝之(from SAM):照明
これまでにも庭の公演で照明を依頼してきた太田氏。今回、外部スタッフとしてNGTに参加。歌がうまいとの噂。

大谷正幸(北九州芸術劇場):音響プラン
シンプルな割に録音等の作業が多い庭の音響プランを担当する、劇場スタッフ。「谷」という字が「へろへろで口を開いたヒゲの人」に見えるなあ。とあるサイト作りに四苦八苦していて、藤本に「作ってよ」って頼んだとの噂。

杉山聡(北九州芸術劇場):音響操作
そしてその音を本番で流す、音響操作担当の劇場スタッフ。忙しいときにわざわざメールくれたから、この人いいひとだな。自転車がレゴでできているとの噂。

藤本瑞樹:作・演出
台本を書き上げて、もうこっちのもんだという気になっている。庭がなければ四六時中働いている。何かあると「去年のNGTよりは早いよ!」が口癖になるとの噂。

藤本由紀子:制作
頼れる庭女房。いろいろな仕事をきちんとこなしてくれている。前はアレだったのに最近は絵がうまくなってきているとの噂。

国好みづき(北九州芸術劇場):制作サポート
実は今回のNGTに、劇場から制作の相談役として劇場スタッフがついてくれています。すでにいろいろなノウハウや助言を的確にくれてて大変助かってます。「みずきくん!」「みづきちゃん!」と呼び合いたいとの噂。

これらのメンバーで「No Good Tales」は創られていきます。
……忘れてるひといないよな?

そして。
今回のこのNGTを陰から支えてくれている学芸係(北九州芸術劇場)という部署があります。
現在その最前線で動いてくれているのが、劇場の宮崎麻子さん。
ポーカーフェイスで(かどうか知らないけど)活躍中。
NGTのしっかりとした芯をつくってくれているのです。

スタッフの姿ってなかなか見えないからね。
こうやってご紹介させていただいたのでした。

他にもこのブログを用意・更新してくださっている栗原姉さんや、学芸の泊さん、新里さんと、ほんとにいろんな人に支えながらこの公演は創られています。

お礼はきちんと、舞台でします。

Posted by 藤本瑞樹 at 17:19

2006年02月27日

藤本瑞樹から見た庭の参加メンバー(前編)

大好評!

なのかどうなのかわかりませんが、やってまいりました早くも連載第2回。

劇団 二番目の庭「No Good Tales」の稽古も、連載同様順調に進んでおります。
キャストやスタッフ、劇場の方も合わせると、すでに総勢16名のメンバーが今回の公演に関わっています。
いろいろなひとの支えによって、今回の公演が創られていくのです。

そんなわけで今回と次回は、愛すべき庭の参加メンバーをご紹介します。

今回はキャストの6名を紹介!
庭は専属メンバーが少ないため、いつもいろんなところから面白そうな人を探してきます。

河村裕子
数少ない庭の初期メンバーのひとり。
もはや庭の看板女優。
今回の公演では巨乳になるとの噂。

浅野かさね(from 夢の工場)
やっとのことで庭に参加していただけることになりました。
盟友であるとともに尊敬する役者のひとりでもあった彼女。
今回の公演では性格のキツい女性を演じるとの噂。

石井芳美(from horamiriダンス研究所)
なんと今回の庭が初舞台!
今回の公演では右も左もわからない新人編集を演じるとの噂。

田中克美
歴代の庭参加者の中でも最年長(だと思う)の注目株!
今回の公演ではおっぱいマンガ家を演じるとの噂。

長尾美保
前回の演劇祭公演に引き続きの参加。
今回の公演では世間知らずのお嬢様を演じるとの噂。

葉山太司(from 飛ぶ劇場)
庭によく出てくれますけど実は飛ぶ劇場の役者さんです。
彼も盟友であるとともに尊敬する役者でもある人のひとりです。
今回の公演では魅惑のフェアリーを演じるとの噂。

今回の「No Good Tales」、奇妙で愛らしい登場人物をこの奇妙で愛らしい6人が演じます。
果たして噂どおりのキャスティングになっているのか?
巨乳やおっぱいマンガ家や魅惑のフェアリーなんて登場するのか?

それがどう「愛と平和」の物語につながってゆくのか?

乞うご期待。

次回は公演をがっつりと支えてくれる愛すべきスタッフをご紹介。

Posted by 藤本瑞樹 at 20:38

2006年02月20日

藤本瑞樹から見た鵜飼さんと市原さん

今年もやってまいりましたNext Generation's Theater(以下NGT)の季節。
2年目の今回は「各代表でブログを作ってみよう」ということで、こんなブログをご用意していただきました。
毎週月曜日を担当することになりました藤本瑞樹です。
NGT第1週目に公演を行う「劇団 二番目の庭」の代表でございます。

今回のNGTにはテーマがありまして、それが「愛と平和」。
このブログでも愛とか平和とかに則したことを書き綴っていくのが目標。
なのでなるべく品のない内容にならないように頑張ります。

この「愛と平和と藤本瑞樹」では、毎週愛すべきひとやものをご紹介する予定です。
第1回目の今回は、NGT参加劇団の各代表の方々について書こうと思います。

まずはさかな公団の鵜飼さん。

鵜飼秋子さん。
大学の先輩に当たります。
学部も同じなのに一度も学校でお会いしたことがありません。

うち(庭)の河村(♀)が鵜飼さんの熱狂的なファンで、鵜飼さん自身「ここまで言ってもらえると嬉しいよ」と言うほどの好きっぷり。
女子をも虜にしてしまう魅力が彼女にはあるのでしょう。

そしてのこされ劇場≡のイチハラさん。
市原幹也さん。
イチハラさんとは3年くらい前に合同公演を行ったことがあります。

いつもニヤニヤしててなにを考えているのかわからないイメージがあります。
策士です。
彼はしたたかです。
彼の創る舞台作品をご覧になった方の中には、舞台で起こるマジックにハマって、以来虜になったひともいることでしょう。
イチハラさんマジシャンになったらおもしろいと思うんだけどな。
千円を一万円にしたり。しそうだもん。

とまあこんな感じで書いていこうかなと思っております。
約2ヶ月の期間限定ブログですが、どうぞ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。

Posted by 藤本瑞樹 at 17:21