ちょっとタイトルの付け方に無理が出てきました。
こんにちは。藤本瑞樹です。
こないだ稽古中に「左右対称の画が欲しい」というようなことを言って、ふと意識したのですが、僕はどうもシンプルなものが好きなようです。
これまでの庭の舞台をご覧になったことがある方はイメージしていただけると思うのですが、庭のセットは割とシンプル。
壁があって出入り口があって箱があるだけ。
というのが多い。
今回もそちらよりになりそうです。
まあ今回はもうちょっとアレがありますけど。
アレがね。
明かりがつくと、箱がふたつ置いてあって、その前にふたりの人がいる。
ふたりは左右対称な姿で存在している。
会話を始めるが、やがて会話がふっと破綻してブレーク。
その瞬間に見ている側の緊張感がふっと緩まるのがわかります。
その一連を画として引いて見ていると、それはそれはシンプルで美しい。
なんでそういうシンプルなものに惹かれるんでしょう。
ちょっと真剣に考えてみました。
シンプルな舞台は、話ごとにいろいろな場面に変わります。
明かりひとつで、箱ひとつで、ひと一人いるだけで、どんな場面にだってなります。
マンガ雑誌の編集室、マンガの中、マンガ家の部屋――。
シンプルな舞台には、どこにだって行けるチカラがあるのです。
想像力で、どこだって。
Posted by 藤本瑞樹 at 2006年03月13日 18:48
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