March 14, 2007

思いのすべてをNGTへの情熱にして
[1:もしも蒲団がひけたなら、]

やあ。
のこされ劇場≡、市原です。
今回はNGTについて書いてみます。

まず、NGTってなんでしょう。
正式名称「Next Generation's Theater」です。
んじゃ、それってなんでしょう。
北九州芸術劇場が2005年より企画・製作し、実施。
若手クリエーターに「場」を用意し、若手カンパニーと共に作品を作り上げる演劇フェスティバル。
と、今年は認識しています。
そして、そのNGTは今年で最後。
のこされ劇場≡は初年度より、3回、参加させていただいでおります。

では、のこされ劇場≡にとって、NGTってなんでしょう。

初年度。
ライブハウス出身ののこされ劇場≡。
劇場で演劇をする、ということ自体が初めてでした。
「劇場を使用する」ということに、知らないことだらけでした。
それは、やりたいことをカタチにする方法を知らないということ。
そのことで、判断と製作に時間がかかる。
今までにないスケールで作品を完成させることができた反面。
たくさんのくやしい思いを「収穫」できました。

その収穫をカンパニーの成長につなげて挑んだ2年目。
しかし、ものづくりには欲がでるもので。
ここまで作れるようになった、と思えばもう少し先へ進みたくなる。
つまり、できることも増えれば、できないことも増える。というか。
そこでも、達成感と同じくらいのくやしい思い。
しかし、初年度とは比べ物にならないくらいの経験を得ることができたような気がします。

そして今年、3年目ののこされ劇場≡。
のこされ劇場≡の旗揚げが2003年。
北九州芸術劇場も、同じく2003年に誕生しました。
ぼくらの側にずっとあった、北九州芸術劇場。
たぶんこれからも。
そこに、いままでの集大成としてのこす作品。
でもね、これは結果でもあり、過程です。
つぎに伸びる線を見せる、大きな点です。
きれいにまとめたりしません。
これまで得て来た収穫を駆使して、そこからはみ出します。
そんな思いです。

ということで、「蒲団 -futon-」ですが。
現在、かなりのテンションで稽古しています。
ぶおーん。
おたのしみに。

公演の詳しい情報はこちら。
のこされ劇場≡ホームページ
(↑劇中に登場する架空の劇団「劇団プラスチップ」の稽古場日誌が見れます!!)
あるいは。
「蒲団 -futon-」特設ページ
(↑今年度はリバーウォークのモニターでアレしてもらないくらい「こわい」アレも、ここなら見れます。)

さあ。
もしも、当日、会場でみなさんにお会いすることができたら。
もしも蒲団がひけたなら、思いのすべてをアレにして君に伝えることだろう。
ということで、今日はここまで。
次回は、作品について書いてみましょう。

じゃ。

Posted by 市原幹也 at March 14, 2007 04:28 PM