April 14, 2007

本日のお相手は樋口一葉さん
[3:ブンゴーと散歩でも]

初めての女性のお相手ですね。
『たけくらべ』の口語訳を読みました。原文もはじめの何ページか読みましたが、どうも文語が読み慣れず眠気が襲ってくるので断念。すみません。
お話自体は美内すずえさんの『ガラスの仮面』で北島マヤが「美登利」を演じるシーンではじめて知りました。

「美登利」と「信如」の初恋。
うーん。わかるなあ。初恋は実らないから美しい。大人になる一歩手前の世代、男も女も関係なく遊んでいた子供が異性を意識し始めて、また自分のその感覚を自身で歯痒く思ったり。いやん。素敵。
現代の少女マンガにも通ずる美的感覚です。少女マンガ好きにはぐっと来る話です。せつなく美しい。

今は5千円札でお顔を拝見できる一葉さん。美人さんです。お名前も洒落てますね。
しかし、25歳で亡くなって作家生活はたったの14ヶ月って。早すぎます、惜しいです。
炎のような生涯ですね。

Posted by 鵜飼秋子 at April 14, 2007 01:37 AM