2005年05月23日

[実践的劇団運営論 ―アーティストに必要なアートマネージメント的感覚―]

参加者の感想より

5月22日日曜日、小劇場にて特別講座の平田オリザ氏による講演会「実践的劇団運営論 ―アーティストに必要なアートマネージメント的感覚―」が開かれました。
実際に劇団に所属している方や舞台の制作に携わっている方、劇団には所属してないけど演劇に興味のある方など50名を超える方々が、平田さんのお話を聞きに集まりました。

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講演は、「劇団が大きくなるには、成功するには何が必要か?」という問いかけに始まり、平田氏ご自身の劇団「青年団」の足跡と照らし合わせながら、集団の現状に合わせた目標やそれを達成するための戦略の考え方などを明確に、笑いも交えてお話されていました。

終了後参加していただいたみなさんに書いていただいた感想の中からいくつかご紹介します。

【粕屋郡・10代】
とても勉強になりました。
具体的に話をしてくださったので、とても聞きやすく、今の自分たちの段階と照らし合わせて聞けてよかったです。
アートマネジメント講座というのはなかなかなくて、しかしとても大事なことだと思います。

【福岡市・30代】
時代、地域性、環境の違いなどあって、全てをそのまま今の福岡の私たちが持つ条件の中に生かすことができるかどうか、難しいとは思いました。
でも自分が抱えている問題点などがいくつも出てきたのは確かです。
これからゆっくり考えてみたいと思います。

【福岡市・20代】
演劇世界だけでなく、一般社会の中でも使えるお話だったのでおもしろかったです。
ぜひ長期的なワークショップを北九州で開いてください。
戦略をたてるにはどうしたらよいかなど、社会の中で通用するルールとしても、考えてみたいと思います。

【北九州市・50代】
今でも(劇団員に)バイトの方がいるというのは、やはり劇団はきびしいですね。
息子が大阪で演劇、バンドをやっていますが、どんな状況か、まぁ、まだ続いてるようなので、気のすむまでするしかないかと思っています。

【北九州市・40代】
とてもわかりやすい内容で、福祉的要素の事業などあらゆる経営のむずかしいものに反映できるものだと感じました。

Posted by 北九州芸術劇場(K) at 13:14